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【どんな意味かわかりますか?】よく聞くコンサル業界用語5選〜思考編〜

こんにちは、ZEIN株式会社です!

前回の基礎編では、基礎的なコンサル業界用語を紹介しました。
今回は【思考編】ということで、基礎的な思考法を5つピックアップいたしましたので、ぜひ最後までご覧ください!

▼コンサル業界用語【基礎編】はこちら

1.ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは論理的思考の意味で、情報を整理し、矛盾なく筋の通った結論を導くための思考法です。ロジカルシンキングをすることで、その筋道を辿れば誰が考えても同じ結論に至ることができ、分かりやすく、説得力のあるものにできます。
クライアントの課題を適切に解決へ導くことが求められるコンサルタントにとって必要な思考法です。

ロジカルシンキングができると、物事の因果関係の明確化や交渉力、プレゼンテーション力のUPにつながります。そのため、教育研修でロジカルシンキングトレーニングを取り入れている企業もあり、研修会社などがそのための講座やプログラムを提供していたり、ロジカルシンキング習得に関する書籍が販売されたりしています。

このようにビジネスシーン、特にコンサル業界では必ず求められるスキルです。

2.仮説思考

仮説思考とは、課題解決において情報収集よりも、仮説の検証→修正を繰り返し素早く最適解を導くことを重視する思考法です。

限られた情報を基に仮説を立てて検証し、結果に応じてその後修正という動作を繰り返します。 言い換えれば、「走りながら解決する」ということです。 Bestなソリューションを練るのに時間をかけるのではなく、Betterなソリューションをいち早く実行に移して、仮説の検証→修正を繰り返していくことで、効率的かつ迅速に問題の解決または解決策の提示を図ります。

仮説思考は経営戦略の策定や経営判断にもしばしば用いられます。得ることのできる限られた情報の中から可能な限り多くの仮説を導き出し、その中で確からしいものを取捨選択して検証を進めることで意思決定の速度を向上できるというメリットがあります。

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3.ゼロベース思考

ゼロベース思考とは、過去の成功体験や経験、しがらみに囚われることなく、すべてを白紙の状態で一から思考することです。柔軟に物事を考えることができ、革新的でクリティカルなアイデアが出やすくなります。

一般に目標を設定する際、過去から現在への推移の延長上から未来を推論する「トレンド思考」が用いられることが多いです。これは、過去をベースに改善や改良を積み重ねて問題解決をしようという経験的手法です。
しかし、経営環境の変化が激しい時代では従来の常識や枠組みが将来に通用する可能性は低く、過去にこだわることで思考や選択肢の幅が狭まり、有効な経営戦略の策定が困難になってしまいます。
そこで先入観を一切捨て、「そもそも本来あるべき姿」や「一番望ましい姿」についてゼロから方向性を模索しようというのがゼロベース思考です。

「従来の仕組みを改革するとき」、「新商品を開発するとき」など、柔軟な考えが求められる場面でこの思考法を使うことが望ましいとされています。

4.クリティカルシンキング

クリティカルシンキングとは、批判的思考という意味で、ある事象や情報を鵜呑みにするのではなく、懐疑的な態度で臨み、客観視して考察することによって最適解を導こうとする思考法です。
事象や物事の前提条件・要素・論理などをクリティカルシンキングで見直し考え抜くことで、より良い結論を導き出すことができます。

ロジカル・シンキングは「物事を筋道立てて、要素に分解して考えること」であり、クリティカル・シンキングは「本当にその前提が正しいのか検証したうえで本質を見極めること」です。
両者は全く別の考え方ということではなく、クリティカルに考えてロジカルに説明するというように、2つをうまく使いこなすことで、核心を突いた問題解決策に到達することができます。
常に状況に合わせた最適解を素早く導くことが求められるコンサルタントにとって必要となる思考法です。

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5.ロジックツリー

ロジックツリーとは、ある問題を解決するため、関連事象を樹形図に展開することでその原因や解決方法を探る手法です。これは、事象の論理的分析法のひとつです。問題の「枝葉」と「根」を明確にすることで、解決手段を具体化していく際にも用いられます。

ロジックツリーを展開する際には、同一階層における分類基準をすべて揃え、なおかつその上位概念をMECE(完全な全体集合)に分解することが必要となります。

ロジックツリーを作成するときに重要な点は「上位概念」(より大きな枠組み)からスタートするということです。たとえば「飛行機」、「電車」、「船」といった階層の上位概念にあたるのは「移動手段」や「交通機関」などでありますが、またさらに「陸路」、「空路」、「海路」といった項目に分けてから各項目の下位階層に飛行機や電車を配置すべき場合もあります。問題解決のためにモレや重複が発生しないよう、こうした階層構造をしっかり網羅しておく必要があります。

いかがでしたか?聞き慣れない用語はありましたか?
コンサル業界では、紹介したような思考法が必要になる場面が多いです。思考力を身につけるには、日常生活から意識して、思考訓練をしていくことが重要です!コンサル業界に興味がある方は、就活前に思考力を身につけておくことをお勧めします!
今回は思考法に関するコンサル業界用語を紹介しましたが、次回以降も各テーマごとに紹介していきますのでお待ちください!

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