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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【1月6日㈮~1月10日㈫】

渋谷シアター・イメージフォーラムで開催中のピエール・エテックス レトロスペクティブ”は、7日からの3連休も満席の回が出て大盛況となりました。一方、アップリンク吉祥寺にムーブオーバーして1日1回で続映中のアニエス・ヴァルダ監督『冬の旅』も満席が出る好調ぶり。見逃していたお客様がまだまだいらっしゃる気配で、嬉しい限りです。両番組とも来週末までの予定ですので、ぜひ劇場に足をお運び頂けましたら幸いです!また、9日の夜には、久しぶりに『ファンタスティック・プラネット』が池袋新文芸坐で上映されました。こちらにも連休最終日の21時開映にもかかわらず、多くのお客様がご来場下さいました。28日㈯にも、もう1回だけ上映がありますのでぜひ劇場HPをチェックしてみてください。

6日が仕事始めで翌日から3連休。正月ボケからなかなか抜けられずに、気が付けばもう松も明けて鏡開き。実を言えば、私はやっと昨日年賀状を書き終えました(もう年賀状じゃなくて、“寒中お見舞”ですよね)。“年賀状じまい”なんて言葉も出来たぐらいですから、昔に比べれば頂く枚数も出す枚数もグッと限られてはいますが、それでもそれなりの枚数。年末は大掃除やら何やらでバタバタしていて書き始めるタイミングを逸して、年明けは食っちゃ飲み食っちゃ飲みで怠惰に過ごし、毎年のことながら書き始めるのは仕事始めの日(「年末から、1日5枚ずつでもいいから書いておけば良かった…」と後悔するのも毎年のこと)。宛名から何から自筆にこだわって書いていると、もう「出すほうが失礼なのでは?」という、判読するのも困難な汚い字になってしまうのも恒例です。

2023年の弊社年賀状。ビジュアルは当然ピエール・エテックス!

今週のトップ画像の地味ぃ~な年賀状は何かというと、平成2年(1990年)版。前年10月に会社を設立して、ザジとして初めて出したものです。当時は劇場配給作も無く、Macを使いこなせる社員もいなかったので(って言うか、社員自体いなかったし。ここ10年以上、年賀状のデザインは社員Oがやってくれています)、近所の写真DPEショップに原稿を持ち込んで印刷してもらった記憶があります。初心に還るために、たまにこの年賀状を取り出して、じっと見たりしています(ウソです)。

さて。ザジフィルムズの設立、会社登記の日は1989年10月16日なので、今年の10月には、35期目に突入します。なので来年は“創立35周年イヤー”。前にも書きましたが、この15年は、5年毎の周年イヤーは自社の配給作品をイラスト化したオリジナルの壁掛けカレンダーを作って、日頃お世話になっている皆さんに配っています(ザジフィルムズ30年の歴史を綴った、“Histoire De Zazie Films‘’で、その辺りのことを以前書いています)。2ヶ月1枚で6作品をイラスト化してもらうので、イラストレーターの方には早めにオファーしなくてはなりません。ここ1、2年の間、「今度はどなたに頼もうかなぁ」とネットをさまよったりして“イラストレーター探し”をしていたのですが、宣伝スタッフから「この人のイラスト、素敵ですよね」と見せてもらった絵を見て一発で気に入ったので、その方にお願いしようと思っています。まだご本人と直接ご相談していないので、引き受けて頂けるかはこれからのお話なのですが。

年明け早々、来年のカレンダーの話などして鬼が大笑いな感じですが、年末なんてアッという間に来てしまうと思われますのでお許しを。気が早過ぎではありますが、これだけ前振りしたのですから、今年の暮れには“Une Semaine à Zazie Films‘’愛読者の方への抽選プレゼントも出来るよう、部数の見積もりにしっかり入れておきますね!

上に貼った今年の年賀状には、ザジの2023年LINE UPが書かれています。今年は35周年に向かってのステップアップの年と位置付けて(「そうなの?」という社員の声が聞こえてきました…。笑)、2月23日公開の『逆転のトライアングル』ギャガ配給)の宣伝から始まり、ゴールデンウィークには、来週情報解禁予定の、東アジア発のチャーミングな映画を、夏にはちょっと尖った南米発のアニメーションを、晩秋にはイタリアの巨匠による骨太な新作映画の公開を予定しています。冒頭に書かせて頂いた通り、旧作の上映はどの作品もご好評頂いて有難い限りなのですが、今年は新作映画も、より多くのお客様に観て頂けるよう宣伝頑張ります。

尚、引き続き旧作の上映に関しても、年賀状には記載していませんが、早ければ夏にはあの監督(思わせぶり炸裂!)の特集を、年末にはあの監督(誰よ?)の特集も計画中。名作、カルト作品のDVD、ブルーレイ化の仕事もコツコツ続ける所存です。改めまして、2023年もザジフィルムズをどうぞよろしくお願い申し上げます!

texte de Daisuke SHIMURA







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