G.O.A.L〜目標設定のための技術〜
今回のお話
2020年が始まり、新年の抱負や目標を立て始めた方も多いのではないでしょうか。
目標って何をどれだけ設定すれば良いのでしょうか。何のために目標を設定するのでしょうか。そもそも目標ってなんなのでしょうか。
今回は目標設定ということについて考えていきましょう。
目標とは
目標とは目指すべき状態・姿を達成するための必要な過程のことだと捉えています。
そのためあくまで目指すべき状態や姿がどれだけ鮮明にイメージ化あるいは言語化できているかで設定すべき項目が変わります。
そして決して達成することがゴールではありません。ややストレッチな目標設定を課すべきかなとは個人的には思っています。
100%の予算などビジネス上でもありませんよね。150%や200%を設定してはじめて昨対比120%などに落ち着くものですよね。
そのため過剰でもストレッチに目標設定することが必要不可欠だと考えます。
今回はGOALの頭文字を取って、目標設定をするために意識する4つの項目について考えていきます。
Grown(成長した先の姿を描く)
grownとは、成長したという意味の英語です。
この目標設定における文脈では、成長した先の姿と定義します。
なぜこれが大事かというと、目標とはで書いたようにあくまで達成した先にあるべき姿がなければ目標を達成したとしてもそれが本当に身につけたかったスキルなのかややりたかったことなのかと迷ってしまうからです。
ストレッチな目標を掲げる上でそれを達成するには恐らく多大な時間をかける必要があるはずです。
時間とは有限であり、最も価値のあるものの一つです。それを仮に無意味に割いてしまったとしたら本当に取り返しのつかないことになります。
器用貧乏などという言葉がありますが、まさにその状態に陥ってしまうのです。
そのために、先に達成した後に見る景色を鮮明に描くことが重要なのです。
目標達成のための目的は一体何なのでしょうか。
転職でしょうか。年収アップでしょうか。はたまた好きなことのためでしょうか。
自分の先の姿を今一度鮮明にイメージすることから始めてみましょう。
Oriented(ベクトルを揃える)
Grownの項にて未来の自分を鮮明に描くということを考えました。
Orientedとは指向性のというような意味ですが、ここではベクトルを揃えてあげると定義します。
なぜこれが重要かというと、未来の自分が鮮明に描けていたとしても目標すなわち行動することの方向性がズレていたり誤っていたりするとそこには辿り着かないからです。
すなわち、未来の自分の姿への経路(パス)を線で描き、そのマイルストーンである点を目標としてあげることなのです。
最適な経路が引かれているのであれば、その道をただ行くだけです。
そして、この考えがあると今自分はどの程度進んでいて、誤った方向に進んではいないかといったようにマップとしての意義も持ち合わせています。
ただ説明書ばかり読んでいてもゲームはクリアできないということを留意してください。
Agile(機敏な舵取りをする)
アジャイルという言葉は、IT業界では聞いたことがない人はいるでしょう。
機敏なという意味ですが、ここでは機敏な舵取りをすると定義します。
なぜこれが重要かというと、最適経路が引かれていても達成したい姿が変わった場合、最適経路は異なります。
しかし、ほとんどの人はサンクコスト(回収不可能な費用)を意識してこれまでの最適経路を行こうとします。
そうすると結果的にとうかその通りの結果が生まれ、決して望んだ未来かどうかは不明です。
そのため、最適経路が変わった場合や思いがけずストレッチすぎる目標を設定した場合は、変えてもいいのだという心持ちである必要があまります。
もちろん、できないのですぐ舵取りをしますということであればそれは堂々巡りの方向音痴になるでしょう。
自分の船が沈む前に舵をきりましょう。
Lean(前傾姿勢でゆけ)
リーンスタートアップは聞いたことはあるかと思います。その場では無駄なくというような意味で使われていますが、ここでは前傾姿勢でゆけと定義します。
その意味ですが、とにかく突っ走れということです。
目標設定してさあ始めようという時に足が止まってしまうことがあります。
これは、出来るのだろうかという不安や目標によっては様々なリスクがあるでしょう。
ただ、一番のリスクは目標設定などしておいて何もせずに無意味に時間を費やすことです。
世の中全てトレードオフの関係にあります。
そのトレードオフの関係において、その道に進むと決断したのであればすぐ動くべきです。
「覚悟」とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!
これは、ジョルノ・ジョバァーナの名セリフです。
暗闇の荒野に進むべき道を引いたあなたにはもう「切り開く」という選択肢しか残されていないはずなのです。
最後に
you must unlean what you have learned
意訳)これまで学んできたことから離れるのだ
Do,or do not!
意訳)やるかやらないかだ。
これは皆のジェダイマスターヨーダのお言葉です。(スターウォーズ5より)
新しいことを挑戦することにおいて、重要なのはこれまで学んできた、身につけたことから離れられるかなのです。
それは、これまでのスキルによる枷を外すことになります。ものすごくリスキーな様な気がしますが、実は全くノーリスクなのです。
よく新人が思わぬ成果をあげたりしますが、それは得てして知らないということに尽きる場面もあります。
目標を達成する上でこれまで学んできたこと、身につけてきたことから少し離れてみてやってみてはいかがでしょうか。
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