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自分の行動が文化を作り上げる

今回のお話

企業文化という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
その組織の一個人がある事象に対してどういった意思決定をし行動するのか。その行動の基準や指針の方向性を確固たるものにするのが企業文化だと思っています。

今回はこの本書を読んでいるところですが、第1章を読み終わった中で得た気づきなどについて書いていこうと思います。

行動指針と文化

悪貨は良貨を駆逐するという言葉があります。混じり気のある貨幣を使用した結果、貨幣価値の暴落を招いたことからよくない行いを放置しておくことで良い行いもまた汚染されていくというような意味を指します。

企業文化というものを考えた際に、なぜどの企業も似通ったものはあれどいずれも文化というものを持っています。〇〇らしさなど大企業も製品作りにおいて言ったりするが、企業文化とはなんでしょうか。

企業文化というのは、その個人が所属する組織において行動する上での背景や意思決定の指針として使用する思考の総体であると考えます。

そしてそれは、一個人の行動が企業文化をそう確固たらしめるということです。

落ちているゴミを拾う人もいれば、見過ごす人もいます。大多数の人がゴミを拾えば、オフィスをきれいに保つのがその組織においての一つの行動指針となります。

ゴミを拾うごときかと思いますが、それはよく見かけることですよね。我が社はユーザーファーストでお客様を大事にするとオフィスにポスターを張っていても実際に目の前では部長がお客様からのお問い合わせを一週間も放置していたなんてことはよくあることです。

企業文化も含めて組織の中にいる個人の行動指針を決定づけるのは個々人の行動の結果次第であるのです。

著者自身もただの耳障りの良い言葉は文化にならない。リーダーが手本になることで文化はつくられると語っています。

企業におけるリーダーとは、すなわち経営者であります。
経営者自信がこういう組織でありたいと思うのであればそう行動しないと意味がないのです。よく背中を見せるなんて言葉があります。なかなか非効率的に思われがちですが、職人の世界においても技術のみならず自分たちの誇りなども行動を通して伝えているのかもしれません。

ではリーダーではない平社員としてはどうしていけば良いのかということを考えます。その答えは同じく行動で示せということになるでしょう。

組織の制度などに不平不満しか言わない人は多くいます。
その中で行動に移し変えて行った人はどのくらいいるでしょうか。
ほとんどいないかと思います。

そう言った人のことを口だけの人と揶揄されることがあります。
実際に手を動かし、自分たちで文化を作り上げるのだという気持ちを持つ必要もあるかと思います。

最後に

まだ少しだけ読んだだけですが、学びや気づきが多い書籍となっています。
自分自身は経営者でもなんでもないですが、株式会社自分というのを考えた際には、自分が自分の経営者と認識することが可能です。

自分にとっての文化とはそれすなわち自分の信条となるわけです。
いかに利他的で成長志向が高いと思っていてもそれを行動に表さなければ砂上の楼閣であります。

ただこれはやりたいことを見つけようという話とは全く別の話です。自分がどうありたいかというところから逆算的に行動していくという話です。
やったことがやりたいことになる。人が苦しくて自分には全く苦痛に感じないことに価値があるのかもしれません。

個人の時代と言われる中でただ単に発信能力が上がったのは過去から発信し続けている人だけです。目の前の高い成功例ばかりに夢見て足元の一歩を踏み出さない人間にはなってはいけないと強く思います。

Who you areというのはそう言った意味でも的を得たタイトルだと思います。さらに読み進めて面白いことや気づきがあればまた記事にしようと思います。

面白いのでぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、また。

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