2021年夏　大作映画興業収入予想～７・８月編～　答え合わせ

お疲れ様です。
エンタメとそれにまつわるデータが大好きなoilです。

例年大作が揃う映画興行サマーシーズンが終了。
今回は以前上げた７・８月に公開映画の興行収入予想記事の答えあわせを行なっていきます。

予想記事はこちら↓

それでは、1作ずつ確認していきます。

ゴジラvsコング(2021/7/2公開)

予想：25億円
正解：18.8億円　△

大外れってほどじゃないけど、予想より更に寂しい数字に。
前作「キング・オブ・モンスターズ」が泣かず飛ばずだった時点で不安は感じてたけど、2014年のハリウッド版ゴジラから2016年の「シン・ゴジラ」で出来上がったゴジラフィーバーもそろそろ終焉かなあ。
特撮好きとしては寂しい限り。

ブラック・ウィドウ(2021/7/9公開)

予想：10億円
正解：8.6億円(-1.4億)　○

10億いくかいかないかって結構大きな違いですが、自分に甘くニアピン賞ってことで。笑
Disney＋の配信があることはもちろんなんですが、そもそも日本ではブラック・ウィドウの人気自体があんまり…これ言うと米倉涼子に失礼か(？)。
MCU自体「アベンジャーズ/エンドゲーム」で熱がひと段落した体感でしたが、それは世間的にも同じなのかな。

東京リベンジャーズ(2021/7/9公開)

予想：20億円
実際：43.1億円(+23.1億円)　×

大ごさーん！ってゴチだったら言われてるなこれ。
というわけで、現時点で「るろうに剣心 最終章 The Final」にほぼ並び実写邦画１位の座に迫るほどの大ヒット。
原作が今一番勢いのある漫画というのは勿論なんだけど、アンチの声を一切聞かないような完璧なキャスティングが成功の一番の要因なんじゃないだろうか。
北村匠海くんにとっては「君の膵臓を食べたい」を抜いて自己ベスト。
コロナに感染したら某共演者方のせいで主演映画があまりPRできなかったり色々あったけど、悪いこと続きを断ち切れて良かったね。

竜とそばかすの姫(2021/7/16公開)

予想：33億円
実際：60億円以上(+27億円以上)　×

大ごさーん！Part2。
蓋を開けてみれば夏の興行はこれと「東京リベンジャーズ」の２強体制だったわけで、この２作を大外ししている時点で予想もクソもないんですが。もう誰か叩いてくれ。

ただ、内容的にはここまで化けるやつか？とは未だに思っているんですけどね。
壮大で綺麗な映像と素晴らしい音楽っていう点では一般受けする要素は一番あったのかな。
大作の少なさもあって「東リベ」とこの作品に客足が集中した印象があります。
興行的には「未来のミライ」からかなり盛り返したし、細田監督は次々作ぐらいまでは安心して作れそう。

ジャングル・クルーズ(2021/7/30公開)

予想：12億円
実際：8.0億円(-4億円)　×

もうちょいいくかと思ったんですけど、特筆すべき点なしですねこれは。笑
元々ライト層が多い娯楽大作系ハリウッド映画はコロナで特にダメージを喰らうというのがよくわかる。

キネマの神様(2021/8/6公開)

予想：15億
正解：4.6億円(-10.4億円) ×

これも予想が大はずれでしたね。
観てないんでないように言及はできないですが、レビューを読んだ感じは内容もそこまで、と言ったところなのかな？
持ってる男・菅田将暉の神通力も及ばず。松竹は結構力入れてそうだったけど、ダメージ具合は如何程か。

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2021/8/6公開)

予想：33億円
正解：35.3億円　◯

若干上振れしましたが、ほぼ予想通りの数値に着地。
前作とブランクあるとシリーズものはかなりしんどいですよね。
むしろ、この状況で35億超えてきたことに驚きました。ワイスピは底力ある。コロナなかったら前作超えてたのかもね。
次作でおそらく完結ですが、その頃にはコロナ収束してたらいいなぁ。

かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル(2021/8/20公開)

予想：19億円
正解：10億円弱(-9〜10億) ×

元々前作から落とす読みではあったんですが、半分以下になるとは予想外でした。ここまで大幅に下がるとは。

この作品の実写自体が一回限りの飛び道具感があったのかな。1作目の出来があんまり良くなかったのも期待値を下げてしまったのかもしれない。

ということで、2021年夏興行を制したのは「竜とそばかすの姫」でした。60億以上は掛け値なしの大ヒットでしょう。

その他に健闘が目立ったのはやはり「東京リベンジャーズ」。
この分だと続編の製作は確定でしょう。千冬や場地といった人気キャラのキャスティングがどうなるかも注目です。

ただし、上記2作と「ワイルド・スピード」以外にはキツい夏興行でしたね。
年末年始にたくさんのヒット作が生まれることを祈る。