僕の毎日はドラマのようではないけど。

社会人を主人公にしたテレビドラマは非常に多い。

彼は会社を立ち上げたり、イベントを企画したりする中で恋をしたり悩みとぶつかったりする。

一方で、同じ社会人である僕の生活はそうではない。
そんな大きいことはしないし、時々脳死で働いていることもある。
毎日がひたすら辛い時はあっても、そこに恋愛や悩みはあまり絡んでこない。
「ああ、転職してぇ」と思うことはあるけど、それを実行に移すほど悩む時間さえない。土日や定時外に働くことも多い。

この毎日は、きっとドラマのように面白いものではないと思う。
仮に僕の役を横浜流星がやったとしても、ただイケメンなだけで何も起きない僕の人生はドラマにはなり得ないだろう。

イケメンが脳死で仕事してるところなんてイケメン好きしかみたくないはず。
しかも、実際の僕と横浜流星の共通点は目の数ぐらいしかない。端的にいうと、イケメンじゃないのだ。
脳死でブスが働いているところなんて、僕の親でも見たくないと思う。

まあでも、こんな人生もそこまで悪くない。
同僚とは仲が良いし、土日には趣味もある。
人から見てそこまで面白いわけじゃないかもしれないけど、僕の毎日は比較的充実していると思う。

もちろん、他者から見てドラマチックだと思う人生が羨ましいこともある。

でも、本当の人生の価値は自分自身が価値を見出せるかどうかで決まるんじゃないだろうか。