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茶碗蒸し美味すぎ説

雪でひたひたの京都、いつもより早く家を出て遠回りで通勤する。
昨日も今朝もみんなが大変、いつもと違う電車を乗り継ぐ、ぜーんぶ遅れてるし人はぎゅうぎゅう、イライラしている人がたくさん、負の空気が充満、なんだか泣きそうになって耳元のラジオに集中する、やはりお笑いは世界を救う。
ふだん1時間の道のりが2時間もかかり、職場の人たちによくきたね、と声をかけてもらい少し安心して、しかしながらくたびれ果てて、伝染してビリビリした気持ちで数字と激闘ののち、完敗。
職場のお姉さんと、今年の祝日はすくない、という話をする。
カレンダーを見て数える、やっぱりすくない、と言ってふたりとも黙る。

お昼間に友人から連絡、開くと雪だるまの写真、なんとかわいらしくやさしく穏やかですてきなひとなんや、わたしにはそんなことはできない、こうなりたい人生だった、と思う。
帰宅途中に新居にへろへろで立ち寄る、給湯器工事、これで風呂が使える。
工事のおじさんがいい人で頼れる、こうなりたくもあった人生、とも思う。

昨日置いて帰った原付で恐る恐る帰る、まだ凍っているところがところどころありつるつる、こけないようにバリバリ低速で走る、変な汗、雪は困る。
家に帰ると鉱石の本が届いており、思っていたより絵は少ないが素敵である、ドイツ語がまったくわからないのでなんのこっちゃ、ではあるが眺めてしばしうっとりする。

姉から連絡。
興味ないかもだけど、デパートでオードリーのポップアップやってたよ、と言われ、え、春日と若林?めっちゃ興味あるオールナイトニッポンいつも聞いてるよ、行きたい、と言うと、お菓子の、と言われる。
これがお笑い狂と洋菓子狂の違いである。

冷え切った体に茶碗蒸しがおいしすぎてふたつもたべた、もとい、飲んだ。
茶碗蒸しをひとりでふたつもたべる人生になるなんて思いもしなかったよ。

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