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【許さん】鳥に殺されそうになった話

塾講師をやっていた頃、私は鳥に殺されかけた。




まだ講師2年目の夏、先輩社員に誘われて居酒屋に行った。



てっ、手羽先うんまーーーーーーーー!!


鳥刺もうんまーーーーー!!






翌日




ピーゴロゴロゴロ…うぐぅ…




お腹がぶっこわれてる…




ま、まぁ授業はできるさ…





できねぇ…




なんか熱ある?めちゃくちゃしんどいんだけど…



私はその日の授業6コマを、すぐ座り込む腰の曲がったおじいちゃんのふりをし続け乗り切った。



ちなみにその時、数学の問題に答えてくれたある生徒を死ぬほど褒めちぎって時間を稼いだ。

たぶん、5分は褒めちぎった。

その生徒は、のちに名古屋大学で数学者を目指すことになったということを報告してくれた。あの5分間のおかげらしい…


なんか、なんと言えばいいか…ごめん。いや、良かった!!と彼女に告げた。




それはさておき、居酒屋に連れて行ってくれた先輩社員たちはヘッチャラのようだった。

私の体調不良が1週間以上続き、さすがにイラだったのか…



「しゃきっとしろ!」






「うへぇ…す、すいましぇん…」





さすがにおかしいと思って症状をもとにGoogle老師に尋ねたところ、





「カンピロバクター腸炎です」






おっ、おれはニワトリに負けたのか…





私はすぐに入院しなければいけなかった病気だった。




そのことを後日先輩社員に話したら、






「ふーん、大変だったんだね、ははっ」






「おま、このptjgtdsygt/##&j'だっはぁ!」



私は休ませてくれなかった先輩社員にキレたくなった気持ちをぐっとこらえ、いつか塾長になってその先輩社員をコケにしようと決めた。








コケコッコーだけに。






なんてな!








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