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バンダイナムコHD決算~仮面ライダー編~

バンダイナムコHD決算が出た

そこで今回は仮面ライダーの売り上げに注目して書いていこうと思う

徒然と書くため支離滅裂な部分が存在することになるが多めに見てほしい

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まずグループ全体と国内トイホビーの売り上げを比較しよう

289億円と243億円ということで大きな差はない

中国市場での活路を見出そうとしているがあまり定着していないようだ

次に問題の国内トイホビーの売り上げを去年と比較する

285億から243億だ

約15%の売り上げの減少が見られる

これを大きいと捉えるか小さいと捉えるかは人によって違うだろうが

私は大きいと考える

2016年、妖怪ウォッチが一大人気(私は妖怪ショックと呼んでいる)となったドライブは売り上げが落ちたものの、一年後のゴーストで立ち直しそれからジオウまでほぼ安定して増え続けていた

ゼロワンで少し落ちたが、ジオウは平成ライダー20周年補正を受けたブーストがかかっているため仕方ないと考えるとまず問題なく成長してきた分野であろう

ここでセイバーの売り上げが落ちたことには大きな意味がある

コロナの影響では?と言われるが、セイバーよりも少し前に開始したウルトラマンZは非常に成功したためその言い訳は聞かない

コロナの影響だけではないことは玩具業界紙にも記載してあった

妖怪ショックのように鬼滅ショックもあったのではないか?と言われるが

もちろんそれはあるだろう

DX日輪刀は、10月末に出て年間売り上げ2位を誇った化け物ホビーである

GW前に出たしのぶ版も問題なく売れていたことからその説明で片付けてもいいかもしれない

しのぶ版についてはこちら

しかし私は、もっと本質的な玩具自体に注目したい

基本ギミックとしては、ベルトにワンダーライドブックと呼ばれる本型の連動アイテムを最大3冊セットし、剣を引き抜くと本が開き変身完了となる

三冊の本がバッと開くのは見ものではある

私的にはそれだけと言わざるを得ない

実はあまり拡張性がないのだ

もちろんいろいろな創意工夫を凝らしたアイテムはたくさん出ている

このように

これらのアイテムは楽しいがここでは基本的なワンダーライドブックのことを述べている

ここで明かされる売り上げはクリスマス商戦を受けた結果のためこれらの特殊なアイテムはあまり多く出ていないからだ

基本原理としては、セイバー、ブレイズ、エスパーダを形成する本と相性の良い本があった場合は専用の変身音が、そうでない場合はある程度共通の変身音がなる

二冊の場合

〇抜刀!二冊の本を重ねし時 聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー![ブック個別音声x2] 二つの属性を備えし刃が研ぎ澄まされる!

三冊の場合

〇抜刀!三冊の本が重なりし時 聖なる剣に力がみなぎる!ワンダーライダー![ブック個別音声x3 or ブック個別音声+〇二冊!] 三属性の力を宿した強靭な刃がここに降臨!

どうだろうか

大きく代わり映えしないのではないだろうあk?

オーズとかの音声と比べたら十分派手だお前はバンダイに飼い慣れすぎているという意見も理解できる

しかしオーズは各フォームチェンジのパーツが想像できたため(番組内で明確な描写がされていたため)問題なかったのだと思う

しかしセイバーは変身しただけ感が強く各パーツの強みが明確に映し出されていたことは少なかった

明確にわかるのは上記3ライダーではストームイーグルくらいではなかろうか

こぶた3兄弟やジャッ君と土豆の木でギリギリだろう


特にひどいのは大将軍桃一郎などの本編に出てきてないライドブックだ

書ききれないので細かい音声の違いは調べて欲しいが

問題なのは個別認識がほぼない点だ

剣にリードさせても「とある物語」で全て共通なのだ

この時点で集める気力がなくなる

個別認識がないので上記のような変身音に対応したフォームの読み上げもないのでひとしきりあつめたらそれ以上集めたところで更なる音が出てくることがないのだ

というわけで意外と拡張性があるように見せかけてそれほどないというのが私の結論だ

これならばジクウドライバーのライドウォッチのようにアイテムから個別で変身音が出るようにし、3冊が順番に音を出すような仕様にすれば良かったのではないかと思う

回路が複雑すぎるかもしれないが

また、ライダーの登場のしすぎにも問題があった

例年あまり大きく売れないクリスマス前の武器枠を動かすための作戦だったのだろう

これは前作

今年は武器自体で変身することで武器枠も仮面ライダーにしたのだろう

ガンダムも新たなガンダムであれば売れるように、ライダーも新たなライダーであれば売れるからだ

だがこれの登場により今までのクリスマス前のキツい反則がよりキツいものとなった

新たなの登場人物の登場は既存の人物の掘り下げができなくなることを意味しているからだ

特にセイバーはキャラを掘り下げるより戦っているシーンが多く、その戦いでキャラが掘り下げられるわけでもなかったからだ

このような微妙な雰囲気は、話の内容を理解できな子供でももかんじ取れるものである

常にみんな怒ってる感じだったからな、さもありなん

年明け以降は分かりやすくはなったものの、シリーズ立ち上げ時の失敗を取り戻すのは難しい

長くなるので本記事ではこれだけにとどめておくがまた別に追記するかもしれない

このような理由によりあまり芳しくなかったセイバーは、イオン系列ではシリーズ終盤かのように投げ売られ、エックスソードマン以降の入荷数減少につながっている

これを解消したい人はぜひセイバー関連の商品を買ってあげて欲しい

それでは

P.S.

仮面ライダーの売り上げはトイと書いてあるため子供向け商品だけと思っている人がいるがこれはハイターゲット向け商品やアパレルなども含んでいる

大人向け商品では転売などの話は聞くが不人気だったという話はないため純粋にセイバー関連の人気がなかったことがわかる

また、ハイターゲット層の女性も無視できないほど存在することがわかってきたため、今後はその点にも力を入れていくと思われる

これは母親人気というわけではない

おもちゃのジェンダーレス化やエイジフリーは今後の少子化問題の売り上げ低下阻止への要因となるかは見守っていきたい




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