gold inlaid wedding ring
なくしてしまった結婚指環と同じように作ってほしい、とご相談がありました。38年前に作ってもらったお店は、すでになくなってしまったため、お引き受けして製作した、プラチナに金のラインが入った指環です。
ものにはあまり執着しないほうで、とお客様。お店もなくなって、なくなったものはしかたがない、とあきらめの気持ちも。代わりの指環を探そうとしたけれど、やっぱりごまかすようで嫌だぁ、と同じものをお作りすることになりました。
たくさんの時間を過ごし、味わい深くなったご主人の指環を参考にしながら、おそろい感が出るように。ひとすじの澄んだ金のラインがひそやかに輝き、これまでの夫婦で歩んだ道のりに光を当てるよう。これからも、一途で変わらない想いを熱く灯し、決意も新たとなる指環となりますように。
wedding ring:Pt、K24
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