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クラシックレーベルが作るCDの未来

先日、僕がやっている小売店(ネットショップ)のブログでCDという媒体についての記事を書きました。
https://ameblo.jp/wbpplus/entry-12473239643.html

録音を発表する媒体が確実にCDからストリーミングに流れている時代に、それでもCDを売るのはなぜかという話を書いて、そこでも触れたのですが、正直なところ、このまま「今まで通りのCD」を作っていては厳しい。

代わり映えのしないジュエルケース、ペラペラでテキストばかりのブックレット、そのくせ(枚数が出ないこともあり)定価は上がっていく。それだと小売店としては売りにくい、そしてリスナーとして買う理由がない、そんな要素しかありませんよね。

CDという物理媒体だからこそのアーティスティックな、物理的な表現としての媒体としてCDを捉え直しましょう、というようなことを書いたのですが、それはそれとして、じゃあどうするか、ってことを少し考えてみました。

買う側の立場になって考えると、基本的には「CDじゃないと得られない体験」というのが必要かなあと思います。それは手に取らないとわからないようなことでもいいし、よくある「CD購入者限定特典」でもいいと思います。

ストリーミングやダウンロードには対応しつつ、「CDだけの何かワクワクするもの」を付与する。そうしないと今よりもっと加速をつけて「CDが売れない」の度合いが上がってくるんじゃないでしょうか。

シンプルなところで言えばケースそのものやディスクそのものに何か仕掛けがあるとか、特典DVDや特設動画ページにアクセスするコードがついてるとかですね。特に動画は演奏会に誘導するという意味でも効果的じゃないかなと思います。アルバム再現演奏会を企画してチケット引換券みたいなのを入れておくのもいいかもしれません。

個人的にはCD制作の裏側を追ったドキュメンタリーとかが、DVDでもウェブ動画でもいいですけど、見たいなあと思いますね。

いずれにしても、何か「CDを買わないと体験できないこと」「ダウンロードやストリーミングでは体験できないこと」がメインで、それに記録媒体としてCDがついてくる、というような感覚に企画時点でシフトしないと、縮小するばかりかなあと思います。そしてその「何か」は、それをメインに据えて企画するからには、「役立つもの」よりも「楽しいもの」の方が、結果的に役に立つのじゃあないのかな、とかそんなことも考えています。

「弊社もそこは課題として考えたい」というレーベルの方もいらっしゃると思いますが、中の人だけだと新しいアイディアも出にくいかもしれません。そんなときはお声がけください。新しいクラシックCDの形、一緒に考えましょう。

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ONSAの屋号で個人事業主として吹奏楽や管楽器打楽器を中心に、情報サイト「Wind Band Press」、楽譜出版の「Golden Hearts Publications」、セレクトショップ「WBP Plus」などクラシック音楽関連の事業を行なっています。
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