#186 アイス2017年版 その1(2017/07/27)
暑い日が続きますねぇ。(と言っていながら昨日今日はちょっとお天気が不調ですが。。。)
やっぱり夏といえばアイス。昨年もやりましたが、今年もやります。今日のざっくりはアイスです。
アイスの2016年の売上は4939億円
・アイスの総売上 ざっくり4900億円
5000億に届こうとしています。2015年が4647億円でしたので+6%増。ここ10年では33%ほど増加、ほぼ右肩上がりで増えています(2009年と2011年は若干減少しています。リーマンショックと東日本大震災の影響でしょうか)
メーカー別に2016年の売上を見てみると
1.ロッテアイス 846億円
2.江崎グリコ 610億円
3.森永乳業 550億円
4.ハーゲンダッツ 502億円
5.明治 483億円
6.赤城乳業 443億円
8.森永製菓 354億円
9.井村屋 156億円
10.サーティワン 151億円
11.オハヨー乳業 119億円
12.丸永製菓 102億円
13.フタバ食品 99億円
14.クラシエフーズ 61億円
となっています。経営統合が今年3月に破談になってしまいましたが、森永乳業と森永製菓を統合されていたとすると、合計売上は904億円となりロッテアイスを抜いてトップになっていたことになります。
ざっくり規模で分けてみると
・800億超レベル
ロッテアイス、(森永乳業+森永製菓)
・300-600億レベル
グリコ、森永乳業、ハーゲンダッツ、明治、赤城、森永製菓
・50億-150億レベル
サーティワン、オハヨー、丸永、フタバ、クラシエ(旧カネボウ)
という感じでしょうか。
この5年間での売上増加率TOP5は
1.井村屋(141%)
2.森永製菓(138%)
3.丸永製菓(132%)
4.ハーゲンダッツ(131%)
5.江崎グリコ(126%)
やっぱりトップはプレミアムアイスのハーゲンダッツなのかなぁと思っいきや、なんと純和風、あずきバーで有名な井村屋。(ちょっと意外でした)最近ではやわもちアイスがヒットしているようですね。
アイスの形態別に売上比率を見てみると
マルチパック 27%
紙カップ 17%
スティック 11%
プラカップ 10%
業務用 9%
コーン 7%
モナカ 6%
ホームタイプ 1%
その他 12%
となっています。スーパーなどで家庭用にかわれるマルチパックの売上が全体の1/4になっています。
2015年から2016年でもっとも売上を伸ばしたのはホームタイプ(36%増)だったのですが、次に伸ばしたのがスティックタイプ(20%増)。昨年のガリガリ君のヒットが影響しているのかもしれません。
月別に見ると7月と8月が年間販売額のざっくり15%。5月、6月、9月がざっくり10%。他の月は5〜7%ほどとなっています。
昨年も触れましたが冬のアイス消費が増加していて、5年間の増加率を月別に見てみると
1 月 +37%
2 月 +45%
3 月 +28%
4 月 +18%
5 月 +33%
6 月 +11%
7 月 +11%
8 月 +4%
9 月 ▲1%
10 月 +21%
11 月 +41%
12 月 +36%
11-2月の平均増加率は+40%となっています。冬場のパーティーやイベント(クリスマス、バレンタイン)でのアイスの需要が増えているとういことなんでしょうか。
参考までに各メーカーの主力ブランド・代表的商品は以下のとおりです。
ロッテアイス :爽、モナ王、雪見だいふく、レディボーデンなど
グリコ :ジャイアントコーン、パピコ、パナップなど
森永乳業 :ピノ、パルム、チェリオ、モウなど
ハーゲンダッツ :ハーゲンダッツ
サーティーワン :サーティーワン
赤城乳業 :ガリガリ君、赤城しぐれなど
明治 :エッセルスーパーカップ、グランなど
森永製菓 :ジャンボモナカ、サンデーカップ、ICE BOXなど
オハヨー乳業 :ジャージー牛乳ソフトなど
井村屋 :あずきバー、やわもちアイスなど
フタバ食品 :サクレ、ダンディ、里もなかなど
丸永製菓 :白くま、アイスまんじゅうなど
クラシエフーズ :ヨーロピアンシュガーコーン、豆乳アイスSoyなど
最近我が家のはやりは丸永の白くまデザート(カップタイプ)です。もしお近くで見かけたら試してみて下さい(おすすめはミルクセーキ)
では、いってらっしゃーい!
Source:
日本アイスクリーム協会 種類別販売物量・金額
https://www.icecream.or.jp/data/type.html
日本アイスクリーム協会 形態別販売物量・金額
https://www.icecream.or.jp/data/shape.html
アイスクリーム流通新聞 メーカー別販売高
http://icenews.webcrow.jp/images/hannbaidaka2012_2016.pdf
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?