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20050213 LaQ(ラキュー)

 百貨店の書籍売り場の片隅に子供用の組み立てブロックが置いてあった。椅子と机とが用意してあって自由に遊べるようにしてある。既に一人の子供とその母親が座って何かを作っていた。一番末の娘$${^{*1}}$$も先にいた子供と一緒に座り込んで遊びだした。

 先にいた母子が立ち去った後、自分も椅子に座ってブロックをいじってみた。遊びだすとなかなか面白い。よく考えてある玩具だ。

 そのブロックは「LaQ(ラキュー)$${^{*2}}$$」という名前である。阿Q$${^{*3}}$$ではない。「Q」は球を意味し、球は形の根源であることから無限の形をつくることができるブロックということで名付けられた、と商品のチラシに書いてあった。「La」はラテン語系の冠詞だろう。何やらよく分からない名前の由来だが、商品自体は素晴らしい。

 七種類の部品で構成される$${^{*4}}$$。最近、こういった組み立てブロックは子供が口に入れて窒息する恐れがあるため、簡単に飲み込めないように部品が大型化$${^{*5}}$$していると思っていた。そんな流れを真っ向から否定するかの如く、部品が結構小さい。小さな飴ぐらいで、いくらでも口に入れて飲み込むことができる。逆に飲み込んでしまえば、あとは大便と一緒に出てくるだけなので小さい方がいいのかもしれない。

 部品が小さいと言うことは細かい形が作れるということなので大人も十分楽しめることになる。この「LaQ」が優れているのは平面$${^{*6}}$$でも立体$${^{*7}}$$でも何らかの表現ができる点である。更に「Mathematica」の見本$${^{*8}}$$で出てくるような幾何学的な立体図形$${^{*9}}$$が作れるところが気に入ってしまった。

 結構気に入ったが、買わなかった。でもそのうち買うかも知れない。

*1 20050115 バクバク
*2 Welcome To LaQ Home Page
*3 松岡正剛の千夜千冊 『阿Q正伝』魯迅
*4 What's LaQ
*5 LEGO.com Homepage
*6 ハナの作り方
*7 LaQ Gallery
*8 Mathematica Graphics Gallery
*9 LaQ芸術祭(2000)

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