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20070712 中国の花

 二十代の中国人の女性と話す機会があった。この女性は中国国内のみで一年半程度かけて日本語を習得したらしい。にもかかわらず日本人と殆ど変わらないぐらい日本語が堪能である。

 話している内に麻雀$${^{*1}}$$の話になった。中国では麻雀が禁止されていたと思っていたが、現在は問題はないらしい。麻雀が禁止されていたのは文化大革命の頃だけ$${^{*2}}$$のようだ。彼女は上海に住んでいて、時々やると言う。麻雀は地方によって違うらしい。彼女によると四川の麻雀は違うという。

 日本でも地方によってルールが大きく変わる。東北地方などは「完全先付け$${^{*3}}$$」が当たり前らしい。四国では三人麻雀$${^{*4}}$$が盛んなので麻雀荘には三人用の麻雀卓が置いてあるという。中国のルールがどれだけ違うのか聞かなかったが、そもそも日本と中国では基本が違うと言うことを聞いたことがある。振り聴がない$${^{*5}}$$らしい。香港の麻雀映画を観ると「$${^{*6}}$$」に捨て牌をきちんと並べていない。これでは振り聴$${^{*7}}$$の判別が付かない。

 「中国の麻雀は花が沢山あるんでしょう」と聞いたら「あるある」と答えてきた。花とは「花牌$${^{*8}}$$」のことである。春夏秋冬梅蘭菊竹$${^{*9}}$$と書かれた牌が手に入ると得点が増えることになっている。「花」で通じたことに感動した。「花」という日本語からすぐに「花牌」のことだと察しが付いたのだろう。

 今度また合ったら麻雀に誘おう。

*1 20060222 香港製麻雀牌
*2 麻雀博物館 宝物閲覧
*3 先付け
*4 BASHIBASHIサンマを打ってみよう!―麻雀倶楽部―
*5 現代中国の麻雀
*6 20000202 青空麻雀
*7 振り聴
*8 take14.jpg
*9 mahjong_hk.jpg

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