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20020105 雪道での出来事(2)

 高山から帰る前日、持っていったチェーン$${^{*1}}$$を装着した。雪が降り続いていたからである。自動車$${^{*2}}$$は前輪駆動なので前輪にチェーンを装着した。

 久しぶりにチェーンを装着したので雪道の走行練習をしてみた。行きの時の様に$${^{*1}}$$滑ることなく、どんな下り坂でもブレーキがよく利く。しかし少し気になることもあった。ほんの少しであるが自分が操舵している方向と自動車が進んでいる方向が違うのである。雪道を普通のタイヤ$${^{*3}}$$で走っていて滑り出すと操舵とは関係ない方向に進み出すことがよくある。これと同じ感覚がほんの少しだが、あった。チェーンを着けているのだから大きく滑ることはないだろうと思ってそれ程気にはしなかった。

 明くる日、行きと同じく国道41号線$${^{*4}}$$を使った。チェーンを装着した安心感からか軽快に雪道を走っていた。左に曲がった緩い下り坂で突然自動車が回転した。雪の山にぶつかって停車した。対向車がいなかったので衝突は免れたのであった。

 前日の練習では全く問題がなかったはずだが、突然回転した。違うのは練習の時は私一人が乗員であったが、帰る日は一家五人が乗っていた。しかもトランクには荷物が満載されていた。恐らく、この重量の増加の所為でハンドルを少し切った時に均衡が崩れ回転したのだと思われる。

 それから暫く平坦と思われるところを走っていた。前方車が減速をしたので自分も減速をしようと思い軽くブレーキをかけた。するとまた後ろの方から車体が回転してしまった。対向車がいたのであるが、運良く止まってくれたので衝突は免れた。

 今回の雪道の走行で得られた教訓は何か。チェ-ンを着けていても過信せず、極力フットブレーキを使わずエンジンブレーキだけで十分車間距離調整出来る速度で走行するのが肝要であるということである。

*1 20020104 雪道での出来事
*2 corona.jpg
*3 乗用車用タイヤカタログ
*4 管内図|岐阜国道事務所|国土交通省 中部地方整備局

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