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自社記事のフォーマットを拝借して自己紹介してみた

昨日、自社noteでこんな記事が出た。

色んな経歴の人がいるな〜〜〜と思いながら読み終わって、そういえば自分はnoteで一度も経歴や自己紹介的なモノを書いていないことに気づいた。

せっかくだから、このフォーマットをパク...拝借して書いてしまおうと思う。

上記の記事は3人のエンジニアが登場するが、この記事に登場するのは自分だけなので、ボリューム増し気味で書いていきます。

以下、すべて自作自演です。


ゲームをつくりたくてプログラミングをはじめた - 石坂 優太さん

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2019年5月にnoteに入社。データ基盤チームに所属しリーダーを担当。

■経歴
2008年: パイオニア
2015年: ビズリーチ
2017年: リテールテック領域のスタートアップ
2019年: noteに入社

■これまでの主な開発経験
・自社カーナビ製品のUI開発
・UI開発ツールの開発
・採用PFのグロース企画、開発
・商用スペースマッチングサービスの企画、開発

■noteに入社するまでのキャリア

ーそもそもエンジニアになったキッカケはなんですか?

子供の頃はゲームが大好きで、ゲームしかやっていなかった人生(ゲームがワシを育てた)だったので、そのうち自分でゲームがつくりたくなりました。最初はRPGツクール(ゲームをつくるゲーム)などでつくっていたのですが「もっと自由度高くつくりたい!」と思うようになって。でもどうしたらつくれるのかがわからなかったから、ドット絵を描くなどしてお茶を濁していました。

しばらく経って中学二年生になったある日、自室に転がっていたファイナルファンタジーⅧの攻略本を開いて、メインプログラマー成田賢さんの談話が載っているページを読んでいたら、「C言語にアセンブラを組み合わせて高速化した」という記述を見つけました。なるほど、C言語というやつを覚えたらゲームがつくれるんだ!とわかったので、「将来プログラマーを仕事にするから、先行投資と思ってパソコンを買ってくれ」とうそぶいて母と交渉し、パソコンとVisual C++ 6.0(コンパイラ)を買ってもらって、プログラミングを始めました。合計40万円ぐらいの出費は痛かったと思いますが、決断してくれた母には感謝しています。

また、レンタルサーバーを借りてHTMLやCSSを書いてWebサイトをつくったりもしていました。当時まだディレクトリ型だったヤフーにも掲載されて、サイトを訪れるたくさんの人とチャットをしたりして、インターネットの面白さも経験しました。

プログラミングが思いのほか楽しかったのと、自分に向いているように感じたので、高校は情報処理科を選んで入学しました。当時は普通科目の授業が本当に苦痛でもうやりたくなかったので、高校を卒業したらエンジニアとして働こうと思っていたのですが、あまりいい就職先がなかったので就職に強そうなIT系の専門学校に進学しました。その後はソフトウェアエンジニアとしてパイオニアというメーカーに入社し、組み込みソフトウェアの開発をやっていました。

ーパイオニアではどんな仕事をしていましたか?

カーナビのUI(画面)開発を行う部署の配属になり、プロジェクトマネジメントや描画ライブラリの開発など、さまざまな仕事をしました。特にプロジェクトマネジメントの仕事が多く、数千行のエクセルガントチャートを目を細めて眺めたりしていました。カーナビのソフトウェア開発ではUI開発部分がもっとも大規模なプロジェクトになるのですが、UI開発だけでも数億円・数百人月規模になることもありました。

メーカーのソフトウェアエンジニアはプログラミングの経験がない人が配属されることも多く、プロジェクトマネジメントだけをやる人も多いのですが、自分は比較的コードを書いてきたほうだったので、アーキテクチャの検討やライブラリの開発なども任せてもらえました。他社と共同で次期開発PFの基礎検討や開発ツールをつくるなど貴重な経験もさせてもらいました。

当時のカーナビは基本的に「出荷したらもうソフトは書き換えられない」という制約があったので、特に品質やテストに対する取り組みのレベルが高く、その経験は今も活きていると思います。

ーそこからWeb開発の企業に転職したのはなぜですか?

おおきくふたつあるのですが、ひとつは単純に飽きてしまいそうだったからです。当時、会社の中では比較的若手だったのですが、幅広く仕事をやらせてもらっていたので、これ以上仕事の幅を広げるには数年の待ち時間があるだろうなと思っていました。長く続いている会社なので、システム的にそうなっていました。数年間も同じことをやり続けていたらおそらく飽きてしまうでしょうし、学びの曲線が下がると考えたら、とても長い時間のロスに感じてしまいました。

もうひとつは、単純にWebの世界のほうがソフトウェアの力を活かせるなと感じたからです。メーカーではハードウェアが花形なところがありますが、Webの世界はソフトウェアが主役で、ソフトウェアをインターネット越しに提供する事業だからこそクイックに世の中のニーズに対応できます。当時開発していたカーナビは、開発に2年、検証に2年、トータル4年後に発売されるようなタイムスパンだったのですが、世の中のスピード感についていけず競争力がないと感じていました。

ー組み込み開発からWeb開発に転向して戸惑いはなかったですか?

最初は戸惑いました。組み込み開発とWebの開発フレームワークはだいぶ違うので、画面のどの部分とコードのどの部分がつながっているのかがわからなかったんですね。転職前に自分で小さなWebアプリの開発はしていましたが、本番のコードベースは規模が違って、迷子になりました。当初はひたすらコードを読んだり手を動かしたりして、Webの勘所をつかむことに注力していました。

慣れるのにはそんなに時間がかからなくて、一年ぐらい経った頃には企画にも関わるようになりました。当時のチームの顧客課題設定に違和感があったので、自分でプロダクトを触ったりデータを分析したりして本当に解くべき課題はなにかを考え、マネージャーに企画を提案してチームを立ち上げて推進したりもしました。機械学習や検索基盤まわりの技術もこの時学びました。このプロジェクトはかなり大きな成果が出せていい思い出です。

手段レイヤーが何かにはこだわらない性格なので、その後もエンジニアをやりながらマーケティングの仕事をやったり、プロダクトマネージャーをやったり、組織まわりのことをやったり、エンジニアの肩書がない時期もあったりして、その時々で一番重要そうな課題を一番いい方法で解くことを考えて仕事をしていたら、だんだんなんでも屋化していきました。いまではエンジニアが本業なのかそれ以外が本業なのかよくわかりません。

■noteに入社した理由は?

ー noteに入社したキッカケは、なんだったのでしょうか?

マイルールとしてキャリアを2年単位で考えるようにしていて、ちょうど前職に入社して2年経ったタイミングで一番おもしろそうだったのがnoteでした。当時プロダクトマネージャーをやっていたのもあって、情報収集の一環として色々なスタートアップやサービスの状況は日常的にウォッチしていたのですが、当時伸びているサービスとしてnoteには注目していました。

ーnoteのどのあたりがおもしろそうでしたか?

一番大きかったのは、ミッションへの共感です。趣味柄、自分の周囲にはさまざまなジャンルのクリエイターがたくさんいて、その人たちが創作を続ける助けになるような仕事がしたいというのが軸にありました。特に、つくることよりも届けることに課題が大きいと感じていました。noteはそのためのサービスでもありますし、ミッションを実現するために必要なだけのアセットも備えた会社だと思いました。過去の経験から、こういう領域は想いやスキルだけでは成功することが難しくて、業界に深く根ざしたアセットを備えていることも重要だと思っていました。

また、もうひとつ興味をひいたのは「なんで成長できているのかイマイチわかりにくかった」という点です。理屈の部分は頭ではわかっていたのですが、それを実行できるというのはどういう組織なんだろう、と思っていました。当時プロダクトマネージャーをしていた自分にとってとても興味深く、飛び込んでみたら大きな学びがありそうだと思いました。

■noteの魅力

ー 入社してよかった点などはありますか?

まず、単純にnoteというプロダクトのチャレンジが面白いです。大きくいうと新しい創作のエコシステムをつくるという仕事なこともあって、例えば特定業務改善系SaaSや、特定マーケット特化型のサービスを開発・販売するようなこととは全く違う視点や教養が求められると感じます。バランス感覚も非常に重要なので、総合格闘家気質の自分にとってはとてもおもしろいチャレンジです。全然飽きる気がしません。

もうひとつわかりやすいところでは、「ユーザーにどんな価値を提供するか」という意思決定面において、モヤっとすることがないです。これまでの自分のキャリアでは顧客課題の設定に納得がいかないこともよくあって、エンジニアとして開発をするうえでそれをネックに感じることも多くありました。いくら開発をがんばったところで、筋の悪い課題を解いていては成果につながらないからです。noteでは明らかにおかしいと思える意思決定はなくて、これはCEOの加藤さんやCXOの深津さんの見識の広さ・深さとリーダーシップに支えられていると感じます。今後は、意思決定のレベルや速度を保ったままどうやってスケールしていくかが鍵になると思います。

あとは、波長が合う人が多いです。元来オタク気質というか、なにかを始めると普通以上にのめり込んでしまうようなところがあるんですが、noteには似た気質の人が多くて、なんというか落ち着きます。

■noteに来てほしいひと、向いているひと

ー noteに入社してほしいエンジニア像はありますか?

これは急成長中のスタートアップ全般に言えることかもですが、課題がない状態より課題が多い状態が好きな方には向いていると思います。急成長しているプロダクト・組織では、課題はどんどん増えていきますし、課題が溢れていない瞬間というのは開発の側面からみても組織の側面からみてもありえません。全部を解いている時間もないので、重要な課題を選びとってひたすら解いていきます。なにを解くべきかはその時々で変化するので、経験のないことに取り組む必要が生じる時もあります。それをおもしろがれる方は力を発揮しやすいと思います。

あとは、なによりnoteというエコシステムをつくるチャレンジをおもしろいと思える方と仕事をしたいです。どんなエコシステムがあると、ミッションである"だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。"に近づけるのか、それはどういう技術によって可能になるのか、そういうことを考えてワクワクできる方と働けたらと思います!

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