見出し画像

小さな子供と在宅ワーク?本当にできると思って応募したら落ちた話し

■在宅ワークの求人のタイトルは嘘?

ママの未経験歓迎!私も初心者でした」
「お子さんとの面接歓迎!」
「業務時間自由 初めてのママも安心」
「お子さんのお昼寝の合間に稼げます」

など、胸にずっきゅーんとくるワードを目にしたことはありませんか?
そんなに理解がある時代になったんだ・・・と、素直に受け取った私は、
素直に応募しました。
数社落ちて、やっと理解するのです。

嘘だね。

結婚前の職歴や、子供がいない間のアルバイト歴で、社会人経験が最低限あるとみなされるのか、面接までは、わりとスムーズに進みます。
面接まで、レスポンスも早く、翌日に面接というご提案もありました。
お、上手くいきそう?期待しちゃいますよね。
面接もリモート、オンライン面接です。

ところが。

・子供は何歳ですか
まだ手がかかる時期ですよね
・子供は保育園に通っていますか(通っていない)
預け先はどうされますか

変わらない。
普通に働くのと、求められることが同じ。
時給が少し低い(900円)分、

「子供がいても出来る程度の業務があって、人を募集している」

と思った私は、図々しくも大変驚いたわけです。
だったら、求人に「小さなお子さんが自宅にいても在宅で働けます」と書かないでよと。
幸い、市町村の預け先に預ける想定も描けたため、預ける前提で面接を続けました。

■2次面接で社長から優しい言葉を頂くも落ちる

「お子さんがグズってどうしようもない時は、ちょっと時間をずらそうか?と言って、後から打ち合わせしたりもしますし」

「お子さん優先でいいですよ」

と、優しく言いながらも、結局のところ、「子供のいない環境で、何時間働くことができそうか」を確認していることが伝わってきました。
それでも、優しい言葉の方を優先したいと思って採用を期待したのは、求人の「子供が自宅にいても働けます」の言葉を素直に受け取って応募しているからです。

この他に、気になったことが1つありました。
面接で話しをしていると、どうやら応募した求人とは違うポジションで、お相手は面接を進めているようでした。
「どんなお仕事でしょうか」と、自分が想定している業務と認識が合っているか、面接で確認をしました。

「まあ、やらせてみて。だね。」一言でおしまい。

はい?

後に、これが「あるコンサル会社導入」のパターンだということが分かるのですが、それが分かるまでは、そうゆうものなの?んんん?となっていました。

1次面接に、1時間。
2次面接に、1時間。
1週間後に結果メールがきて、「残念ながら・・・」

あっさり落ちる。
こんなことが、数社続くと、すっかり自分に自信がなくなり、自分に需要なんてないんだな、面接で落ちるってことは期待外れだったのだな
なんて、落ち込む気分になったりしたものです。

■「子供と一緒に在宅ワーク」は嘘求人だ

「子供がいても出来る在宅ワークは嘘」だと設定しよう。
次女を預けられる時間を、しっかり1週間計算してみよう。
夫にも連携の協力を今一度、真剣にお願いしてみよう。
何よりも、次女が「楽しく」「情緒が安定した」預け先との連携を構築しよう。
こう仕切り直すことにしました。

そこから、


・市町村の預かり保育(週5日、9時~17時)経験あり
・市町村のベビーシッター(相談)経験あり
・市町村の福祉団体への加入ベビーシッター制度(相談)未経験
・隣町のスポット預かり(週5、9時~17時)1度経験あり
・キッズライン登録(相談)未経験


面談したり、預けられる曜日や時間帯を電話確認したり、
「子供を預けて確実に働ける曜日と時間」の定義を作りました。
応募の際に、先にこちらから伝えて示せるようにしておけば、面接でどの時間帯に何の業務をするか、もう少し明確な話しができると思ったのです。

■私の設定した在宅ワークのスケジュール


・平日5日のうち、週4~週5日
・1日3時間~5時間
・朝9時30分-夕方15時30分まで
・時給1,000円目標
・完全在宅リモート

子供の預け先を広く用意したことで、働ける日時が明確に固まりました。
福祉団体と、キッズラインは、どうしても休めない時用の保険。まだ、出番はありません。
子供の情緒を考えると、子供が慣れ親しんだ預け先で固めたい、できれば慣れ親しんだ預け先がある時だけの勤務が希望です。


コロナ禍で1年程、どこにも預けることがなかったため、緊張した気持ちもありました。幼稚園入園して、次女が園生活に落ち着いた頃に探したらいい。そんな考えもよぎりました。
落ちると働きたいという意欲が一時的に下がり、幼稚園落ち着いた頃・・・と理由を付けて、先送りしようとしがちにもなりました。

■あきらめかけるも続行した「在宅ワーク」探し

幼稚園が落ち着く頃、全国の幼稚園ママ達が同じタイミングで求人に応募するだろう。とんでもない倍率になると思ったのです。やはり、決めるなら今だとも。
幸い、夫もリモートで在宅する機会も増え、休み時間に交代で子供といることが出来たり、預け先への送迎を交代で行ったり、ご近所のベビーシッターさんが預かってくださったり、事なきを得て入園まで仕事をすることが出来ました。

よく、「子供がお昼寝をしている間に」というお仕事の求人を見かけますが、これは少々ハードルがあると感じています。
実際に、在宅ワークをしてみると、「これは、子供をワンオペでみながら
出来ない」と、はっきり分かります。
仕事なのです。真剣にやろうとすると、パソコン前で子供を膝にのせて映る求人写真のようには、いきません。
とても理想ではありますが。

期限に余裕のあるお仕事や、分単位で時給計算が叶うお仕事なら、相談の上、お昼寝中のお仕事も可能かもしれません。
最初から出来なくても、「お昼寝中に作業するので起きたら抜けますね」と言って通用する信頼関係が築けるように意識して働くことは出来ると思います。

■理想の在宅ワーク人生を手に入れるために


学校行事でお休みする時も同じ感覚で、お休みを頂く時に、ルーズな印象にならないように、普段から信頼関係の構築をして、業務が滞らないという意思表示を積極的に行うことが大切だなと実感しています。
例えば、会社や上司に媚びを売って、特別扱いしてもらおうとか、優しくしてもらおうとか、笑ってごまかしちゃおうとか、ちょっとさぼっちゃおうとか、リモートワークだとしても、社会人として全く通用しません。

完全別空間で仕事をするという、お互いの気配を感じない業務スタイルだからこそ、連絡や報告で仕事の気配を会社側へ感じさせる心がけは必須ですし、もし、媚びが通用して良好な関係性が一時的に成立しても、それは信頼関係とは呼べず、短命ですぐに居心地が悪くなると推察できます。
仕事上の人格を意識して、仕事で、信頼関係を構築しよう。



リモート側の情報が、お役に立ちましたら幸いです。