リモートスタイル

「Remote Style」というサービスの終わりと始まり

はじめましての方も、前回のnoteを見てくださった方もこんにちは!株式会社キャスター「在宅派遣」の公式アカウント・在宅ちゃんです!

この度、在宅派遣と同じく株式会社キャスターが提供する「Remote Style」が8月末日をもって「在宅派遣」と統合することになりました。

ニュースリリースはこちら

今回は、RemoteStyle統合の背景と今後のお話を書き留めていきたいと思います!

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Remote Styleってどんなサービス?

Remote Styleはデザイナーやエンジニアに特化した仕事紹介サイトとして、2017年に株式会社キャスターよりリリースされたサービスです。

リモートで活動するハイスキルなデザイナー・エンジニアをプロダクトに必要な業務量だけ委託できることから、多くの企業様にご利用いただきました。

今回の統合の背景

今回、在宅派遣との統合に踏み切ったのは、大きく3つの背景があります。

1.「業務委託」という契約形態のもつ曖昧さを回避するため
2.リモート稼働者と企業のニーズが変化しているため
3.「在宅派遣」の急速な成長に伴い、サービスラインを拡充するため

それぞれのポイントについてお話ししていきます!

1.「業務委託」という契約形態のもつ曖昧さ

クライアントからエンジニアに対して、直接、業務遂行に関する指示等を行うことが想定されている場合、本来は、労働者派遣契約を締結しなければなりません。
しかし、それを回避するために業務委託契約を締結すること、それが、「偽装請負」です。
また、労働者派遣契約の締結を回避する目的はなかったとしても、その実態として、労働者派遣に該当していると判断されるような場合にも、「偽装請負」に該当してしまっていることになります。

引用元:https://sairu.co.jp/doernote/0077

偽装請負についての詳細は下記のスライドをご参照いただければと思いますが、端的に言えば、「契約上は請負契約にも関わらず、雇用契約と同じような状態で労働提供を強いている」ことを指します。つまり、労働時間の指定や業務の指示・命令についても雇用契約を結んでいない以上はNGとなります。

キャスター・RemoteStyleのチームではこのような自体が発生しないように、「業務に関する指揮命令はキャスターを介して行う」旨の書面通知をクライアントに行うなどリスク回避を行ってきました。

ただ、現実の問題として業務の時間や内容について稼働者に直接依頼したいという要望は、クライアントから発生してきます。これらの問題を解決するためには業務委託ではなく雇用契約または派遣契約を前提に、指揮命令関係を作ることが必要と判断しました。

これが「Remote Style」を統合した背景の一つです。リモートワーカーには適切な労働環境の提供を、利用企業にはリーガルリスクのない安心した人材提供を。これらを叶えるため、派遣契約を前提とした「在宅派遣」への統合に踏み切りました。

2.変化しつづけるリモート稼働者と企業のニーズ

リモートワークが徐々に浸透し働き方が多様化する中で、企業と稼働者のニーズが変化しつつあると、私たちは感じています。

少し前までは、若い世代を中心に「より高い自由度で働ける」ことが、リモートの最大の魅力でした。しかし近年では主婦・主夫層を中心に、自宅で働けることに加え「安定」へのニーズが強まりつつあります。

「Remote Style」を始めとする業務委託契約を前提としたサービスでは、下表にあるような制度は原則適用されません。

この記事この記事を参考に在宅派遣チームが独自にまとめました)

稼働者からのそのようなニーズが高まる中で、企業からしても長期に渡りパフォーマンスを出してもらうために社員と変わらない待遇(※)で、リモートスタッフを迎えたいという声が出てくるようになりました。

今回、RemoteStyleが在宅派遣に統合されることで、こうした要望の多くに応えられると考えています。

(※) すべての派遣社員が法定福利の適用対象というわけではありません。週の労働時間や使用見込み期間、会社規模などの条件により決定されます。

3.わずか1年半で急成長を遂げた「在宅 x 派遣」という新しい働き方

在宅派遣はおよそ1年半前にスタートした、キャスターの中でも新しいサービスです。

キャスターの理念にもある「リモートワークを当たり前にする」、「労働革命で、人をもっと自由に」というビジョン・ミッションのもと、この1年半で急速に成長を遂げました。(詳しくは前回記事↓をご参照)

これまで在宅派遣では、コールスタッフや事務スタッフを中心に人と企業の出会いの場を提供してきました。しかし、在宅派遣が目指す未来はそれらの職種に絞った話ではありません。

デザイナーやエンジニアを含めたあらゆる職種において「人」にフォーカスし「自社にマッチした人材を採用したい企業」と、「自分の領域に合った仕事」の出会いを創ることが在宅派遣の本質であると考えています。

今回の統合にあたり、RemoteStyleが得意としていた「クリエイター領域」も在宅派遣に加えることにより、さらなる成長とともにもっと多くのワーカー・企業にビジネスコネクションを提供できると信じています。

「雇用をアップデートする」想いを引き継いでリスタート

今では「在宅派遣」は独立した一つのサービスとなりましたが、在宅派遣マガジンのタイトルでもある「雇用をアップデートする」という想いは、「Remote Style」も「在宅派遣」も変わりません。

そのため、サービスの停止ではなく統合という形で新たに「在宅派遣」をリスタートしました。今まで「Remote Style」をご利用いただいたお客様にも、「指揮命令系統の実現」「人材幅の拡張」など、より進化した形でサービスを提供させて頂きます。

また、引き続き「リモートワーク」を前提とすることで、これまで接点を持つことができなかった全国のワーカーとの出会いを創出し、「採用の新しい概念」=「雇用をアップデートする」を作るお手伝いをさせて頂きたいと思います。

最後に、これまで「Remote Style」をご利用いただいたお客様に感謝申し上げます。今後は「在宅派遣」として引き続き変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします!

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いかがでしたか?このnoteを通じて「在宅派遣」に少しでも興味を持っていただけた方は、まずはお気軽にご連絡ください。👍👍

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