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ヴロツワフのアパートを後にし、ベルリンへ

今日も一番早く起きたのはもちろん旅好きの息子。昨晩から色々と段取りを確認することも忘れない。

「ママ、明日は何時に出なあかんの?」
「何時に起きる?」

それに対して娘は気楽なもので起こすまでぐーぐー眠っていた。上と下でこうも性格が違うのだから面白いものだ。

朝ごはんもスイカは水が出るから食べなあかん、といいながら朝ごはんにスイカを食べていた。どこまでも律儀である。娘が目玉焼きを作って食べているのを見て、自分も食べたくなったのだろう。

「ママ、卵作ってな。パンも1枚焼いて。」

それらをペロッと食べたら、今度は折りたたみ式のベッドをせっせと片付け始めた。要領がいいのである。

たーっと出発の準備を終え、ふと階段を見ると一番大きなスーツケースを階段の途中まで下ろそうとしているではないか(エレベーターがなかった)。

「そんな大きな荷物は危ないから無理。そこに置いておいて!」

目を離すとろくなことがない。あー、びっくりした。

そんなわけで、だだーっと支度をして、11時前には車でベルリンを目指す。帰りのアウトバーンは状態がよく、かなりスムーズな移動になった。反対車線のガタガタ道もそのうち修繕されることだろう。

「12時半やな、そろそろご飯にしよう!なんか今、書いてあったで、ママ!」(←もちろん息子です)

レストランの標識も見落とさない徹底ぶり。彼のおかげでポーランド旅行最後のポーランド料理を食べる機会を得た。

英語の表示は全くなく、Zupaと書かれた箇所のスープを全て注文。チキンブイヨン、グラーシュ、そしてジュレック。

ブイヨンスープにはお馴染みの細いパスタがたくさん入っていた。

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そういえば、今回の旅行では、まだジュレックを飲んでいなかったのだ。ゆで卵とソーセージが入った割と濃厚なスープである。

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高速沿いのサービスエリアのスープなのに優しい味がして美味しい。とても寒い日だったのでスープが嬉しい。

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サービスエリアを出て少し走ると国境の表示板が。国境付近は空いていてガラガラだった。

ベルリンに近づくにつれて交通量も増えていく。やはり都会なのだ。街中に入るともちろんマスク姿は全く見られず、逆に違和感を覚える。息子を見ると、マスク姿だった。ヴロツワフで完全にマスクをする習慣がついたようだ。

居住区もリスクエリア指定なので、人混みの中を歩いたりすることがあればマスクをして歩くようにしたい。年内いっぱいは極力人混みを避ける生活になるだろう。

今回のポーランド旅行は17日からポーランドのリスクエリア指定なども始まり、まだイエローゾーンだったヴロツワフでの滞在だったため事なきを得たが、出発が遅れていれば色々と大変なことになっていたかもしれず。

早く自由に旅行できる日が来ることを願うばかりである。

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