見出し画像

卓球とアイス

今日も暑いベルリン。午前中はデータの整理やバックアップの準備をしたり。画面ばかり見ていて疲れたので、子供たちを誘って公園に卓球をしに行くことにした。

ドイツはサッカーも盛んだが、なぜか卓球も日常的に楽しむカジュアルなスポーツとして人気があるように思う。それは、学校や公園に卓球台が備え付けられていることが多いことからもよくわかる。

息子曰く、毎日休み時間になるとクラスメートと卓球をしているそうで、一緒にやってみると確かにうまかった。まだ何とか勝てるけれど、そのうち勝てなくなるな、という感じだ。一緒にやっていて面白いので、レベル的にちょうど同じくらいなのだろう。つい最近、クラスメートの保護者とやったときは全く歯が立たなかったので、もう少し上手くなっておこうと思っていたところなのだ。こういう気軽なスポーツが一緒にできると、社交にも役立つのでオススメだ。スモールトークより盛り上がるので、サッカーができると尚よし。まぁでも、そのサッカーで足を痛めることになったので、こちらはあまり気軽にできるスポーツとは言えないんだけれど。

アメリカに初めてホームステイで行った時は、バスケットボールがドイツのサッカーや卓球の代わりになった。中学、高校とバスケットをしていたおかげで現地ではすぐに友達ができた。スポーツを通してのコミュニケーションは、最初のきっかけ作りとしては、かなり手っ取り早いように思える。

SNSやオンラインゲームもコミュニケーションの手段ではあるが、やはりリアルになるとスポーツや趣味の世界が断然強い。

日陰がほとんどない場所だったので、5回くらい試合形式でやってから、アイスを食べに行くことにした。子供たちはパン屋さんでスラッシーという、かき氷に近い飲み物を買っていた。

ところで、アイス屋さんの前でこんな看板を見かけた。「犬用のアイス」と称して2ユーロ50セントで提供されていた。冗談なのか本気なのか首を傾げたが、ラクトースフリー、砂糖なしのヨーグルトをベースにしたアイス、という詳しい説明があったので本気なのだろう。

アイス屋さんの前に出ていた看板

公園にも近いアイス屋さんなので、犬の散歩をしている人にはちょうどいいんだろうか、よくわからない。

もうすぐ午後6時前だが、気温は29度。日向だと30度以上はあるに違いない。湿度が29%と低いので、さっきから水ばかり飲んでいる。また室内の気温も上がってぼうっとしてきたので、とうとう空調のスイッチを入れた。

娘が帰り際にポツリと「でも、みんなが日本に行けなくなっているわけでもないし、大丈夫やろ」と言っていたのが印象的だった。小学校6年生の時にも急に「まぁ、入れるやろ」とギムナジウムの願書を出す前に言っていたのをなぜか思い出した。いざという時にあたふたしないのは、とてもいいことだと思う。

サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!