ビジョン「INOHの目指すところ」

こんにちは。イノー株式会社の木村です。今回はビジョンについて書きます。どうか、最後までお付き合い頂けたら!とおもいます。

屋号の由来

イノー株式会社の"イノー"は漢字で"伊能""異能"のダブルミーニングです。アルファベット表記ではその音を表現して"INOH"です。INOUではなくINOHです。

伊能は、江戸時代に世界が驚く日本地図を作った伊能忠敬に因んでいます。彼は商人として成果を上げた後、50歳になってから測量を学ぶため、20歳年下の高橋至時(31)に弟子入りします。そこでいちから学び、55歳で測量の旅に出発。74歳まで日本地図の作成に取り組み、その完成を見ずに亡くなっています。この地図は、当時の欧米列強に日本の技術力を示し、侵略を思い留まらせたという説もあるほど質が高いものでした。

僕は彼の、着実に成果をあげるところ、年齢を言い訳にせず、学び師事するところに深く感銘を受けました。諦めないこと、結果を出すことを体現された方だと思って屋号に因ませて頂きました。

そしてもう一つ、異能は文字通り「異なる能力」です。僕の持論ですが、世の中のあらゆる人は、それぞれ全く異なる人生を歩んでいて、全く異なる時間の使い方をし、全く異なる組み合わせの人間関係の中にいます。そう考えた時に、それぞれが身につけてきたスキルは、それぞれの人生に最適化されたものです。それを、既存の単一の物差しで「A君はBさんよりも優れている」といった評価をすることはナンセンスだと思います。

世の中を変えるのは、そういった「既存の単一物差しで測れない能力を、全力で磨く人」だと思うからです。

既存の単一の物差しは、わかりやすくて良いです。しかし、それによって他のものを黙殺してしまうのはもったいないと思っています。社会のシステムにおいて、採用などの職能判定、インフルエンサーのフォロワー数、融資などの信用取引に、そういった指標が使われてしまうのは仕方がありませんが、今までにない複合的な視点で人の能力を評価する機会をもっと増やしたいという想いで異能という言葉を屋号に採用しています。

まとめると、「諦めずに結果を出そうとする人を、新しい視点で複合的に評価して、多くの人のチャンスを広げていく」というのが僕のビジョンです。

チャンスを広げるとは

僕が「チャンスを広げる」と表現しているのは、ライスワーク(生計を立てるための仕事)に多くの時間を支払わずに、個々人のスキルやセンスを磨き、収益に変えるということです。そう言った意味では、ユビキタスで低コストなインターネットが多くの人のチャンスを広げてきました。その中でも僕が好きなものは以下です。

Uber(などのギグワーカー)
特定のスキルやアセット(車と時間)があれば収入を得ることができる
YouTuber
個人でスポンサーを募ることなく、顧客の求めるコンテンツを作ることで、広告収入を得ることができる
SoundCloudなどのサブスクリプション音楽配信
CD販売やDLの手間を要さず、楽曲の再生数に応じて分配される収益を得ることができる
クラウドファンディング
魅力的な製品や企画、ビジョン共感を得られるものがあれば、その資金を募ることができる

技術の進化や市場のニーズ、アイデアによって成立したこれらのツールは世の中に新しいお金の流れを作り出し、既存の流通を上回るものもあります。

最近耳にすることが増えた、非中央集権化(Decentralization)やパッションエコノミーはこの流れを加速するものだと思っています。

つまり

イノー株式会社は、諦めずに結果を出そうとする人が、生活の心配をすることなく、自分のスキルやセンス(またはアセット)を収益に変えられる仕組みを作ることで世の中に貢献します。それによって、新しい価値を生み出す人が増え、同時に彼らの活躍の場が広がっていく世界を目指しています。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。コメントなど頂けたら、励みになります。厳しいご意見もお待ちしていますm(_ _)m

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