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「沈黙の艦隊」まさかの映画化!

ここで皆様お待ちかね、映画ニュースのお時間です。

私は邦画の製作発表会見や、完成披露会見的なやつが好きです。

なんですかね。

あの、自信満々な感じ。

大々的な演出であればあるほど、面白い。

溢れ出る、「傑作が生まれてしまいました」風の意気揚々な立ち振る舞いとか。
製作途中の発表会見でも、「困難多かれど、手応え十分です」な全力投球してることが窺える表情とか。

企画発表の時点から
「これの映像化なんて無理だよ。絶対駄作になるな」
と思ってても、記者会見を見ると、
「これは、期待できる!映像化のハードルに対する解答を用意しているに違いない!じゃないと作るはずがない!」
と感じさせられ、いざ映画を見てみると、
「嘘つき!許さない!」。

幾度も騙されてきましたが、
この無限ループを、運命と受け入れて楽しんでこそ、真の映画ファンと言えるでしょう。

最終的な映画の良し悪しはもはや置いておいて、意気揚々と作品をプレゼンする姿ってのは、見ていて気持ちの良いものです。
まぁね・・・あの自信満々な発表会見はなんだったんだよ、て思うこと多々ではあるわけですが。

ここで肝心の映画ニュース!

びっくりですよね、、、「沈黙の艦隊」映画化ですって。。。

ご存知ない方のために、簡単なあらすじ。

「日米が極秘裏に建造した、原子力潜水艦シーバッド。
初航海の最中、シーバッド艦長”海江田四郎”は、突如として訓練を離脱、脱走。
シーバッド改め、独立戦闘国家「ヤマト」と宣言する。」

原作となる漫画に出会ったのは、小学6年生の頃だったろうか。

当時お肌ヨワヨワ人間だった私は、乾燥する冬は必ず手があかぎれを起こすので、皮膚科に通っていたのです。

評判は良いのですが、そこの皮膚科はおばあちゃん先生が1人で診ており、予約しても大変な時間待たされる。
1時間程度はざらである。

病院に車で送ってくれる母も、一緒に待ってはくれず、私を病院におろしたら、「じゃ終わったら呼んで」と、自宅に戻ってしまうのだった。
それくらい時間がかかる皮膚科なのである。

当時スマホもYouTubeもなく、なんとなくテレビのワイドショーを見るしかないが、小学生に興味のある話題なんかしないので、億劫だなぁ。乾燥に弱い自分の体質を恨めしく思ったりしていると、、、

本棚の隅っこに、ボロボロになった「沈黙の艦隊 第1巻」を発見。

暇つぶしがてら読んでみると、あらびっくりの面白さで、あの時ばっかりは、ばばあ先生、まだ俺のこと呼ぶんじゃないと願った。

その後皮膚科に積極的に通いながら、ある程度読み進めることになる。
がしかし、皮膚科は漫画を読むところでは当然なく、ウオノメを削られる子どもたちがうるさいことこの上ない。

父に懇願して、全巻揃えてもらい、夢中で読み進めたものです。

いまだに、「漫画3作選べ」と言われたら、入れたい作品。

「沈黙の艦隊」は話せば長くなるので、またの機会としても、そうですかー、これが映画化ですかー。

一隻の潜水艦が世界を敵に回して戦い、勝利しながらも傷つきながら、航海を進めていく。
その潜水艦VS世界というバトルもさることながら、この漫画持ち前の熱さで、「世界平和をどう実現するか」というテーマを扱ってたりもするのです。

非常に今日的なテーマでもあるけれど、チープな映像が出てきた瞬間に醒めてしまうような気もしており、これはとりあえず注目でしょう。

頼む。
「鋼の錬金術師」とか、「進撃の巨人」とか、「空母いぶき」みたいな、ダメ映画のラインナップに入らないように励んでくれ。
お願いですから。

ちなみ、「沈黙の艦隊」好きとしては潜水艦バトルものが好みだったりするのですが、「ハンターキラー 潜航せよ」という映画は、非常にタイトかつマッチョな作りで、エンタメとして楽しいです。
良かったらどうぞ。
「ハンターキラー」みて、「沈黙の艦隊」に備えましょう。

読み返して思ったのですが、皮膚科のくだり必要ないし、ここ削ればもっと「沈黙の艦隊」が語れるのですが、やめときます。


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