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日記1

怪我かよ、と思うほどの脚の筋肉痛を感じながらコレを書いている。
2日前、福島復興サイクルロードレースシリーズのそうまエンデューロ100分耐久レースにチームメイト2人と出場。

妻は当然のように毎度レースに付き合ってくれる。 毎度、別に付いてこなくていいよ、とは言うものの応援にきてくれるのは実は嬉しい。
正直、一人で行く方が断然ラクなのだけれども、3人の子供を連れて大変な思いをしながら来てくれる。
もはや当たり前になってしまっていたが、こうやって書いてみるとその有り難さに気づく。
普段はあーだこーだ煩い妻だが、レース前には食事を気にしてくれたり、練習時間をくれたり、色々と気にかけてくれている。
思い起こせばレース日も子供の面倒や、こまごまとした準備など負担してくれて助かっている。
たまに出るレースを、子供達にとっても楽しいものとしようとしてくれている。
本当に感謝。
子供達はレース観戦というよりも、小旅行を楽しんでくれているわけだが、それでもありがたい。


今回はチームメイト2人と走った。
ヤンチャ兄妹の相手を延々として頂いた。
レース後も子供たちは、「パパのお友達があの時こんな事言った」とか「お友達のやってたアレやってー」とか具体的に嬉々として話してくる。
子供達の小旅行をより楽しい思い出にしてくれました。 本当にありがとうございました。

レース前までの状態

特に不特定多数に向けた日記ではないので、自己紹介や専門用語等の説明は省略。
僕は特に計画的なトレーニングというものに重きを置いていない。
やるなら徹底的にやりたいからである。
が、現実的にはできないので、乗れる時に乗っているだけである。

レース週は月末という事で仕事に追われ、天気にも恵まれず、レース前日CTLは39。
さすがに低い。けどまぁ仕方ない。
仕事と天気を言い訳にして練習できてないんだから、それが実力。

レース

スタートは前方に位置。
パレードランを終え、一気にスピードが上がる。
集団落車を恐れ、落ち着くまでなるべく前を陣取る。
先頭集団はガッチリ体型が多く、みんな早そうに見える。
序盤、一人飛び出したが誰も追わずに様子見。
なかなかキレイにローテされない先頭集団。
折り返しのUターンがきつすぎるのでなるべく前を陣取る。
このUターンの加速がキツかった。
ほぼゼロから40キロオーバーへの加速はコンマ5秒でも遅れると何倍もの時間を高強度で踏む事になる。
一度集団後方でUターンに入った時にふとパワーを見ると、980wとかの数字が見えたので相当無駄をしていたようだ。

75分ほど経過した所で、なぜか終わる時間を勘違いしており、ラストと思って先頭に出る。
ゴールが見えてそろそろアゲてくるかとチラチラ後ろを見るが誰も来ない。
結果、漢の一本引き状態を長々と披露してしまい、折り返し地点で残り時間アナウンスを聞いて愕然。
この一本引きで脚が攣り始める。
ここからゴールまで10km。
両脚が8割攣っている。これはスプリントしたらコケるレベルだな…
と思っているうちに集団がゴールスプリント開始。
痛い痛すぎる。
踏めない状態だけど、そこそこスピード乗せる事ができてなんとか数人追い抜いてゴール。
ゴールで脚を止めた瞬間に太ももからふくらはぎまで完全に攣る。
こんなに攣ったのは人生初。

攣ってなかったら、というのはタラレバで野暮だが、やはり少し悔しい。
原因は練習不足、補給不足、ゴール時間勘違い、、、
うーん、まぁ色んなミスを含めての実力だから仕方ない。ともあれクラス3位で表彰台は登れたのは素直に嬉しい。


帰り道の高速道路、夕日が沈んでいく福島の景色を横目で見ながら妻と色々な話をする。
ケータイにお祝いのメッセージが何件も届く。

津波被害をモロに受けた地域だったが、実際に立つと、言われないと判らないほどキレイになっていた。
言うまでもないが本当に凄い。
開会式で市長は、レースもいいがこの松川浦の景色を楽しんで欲しいと仰っていた。
たまたま自分の趣味で出たレースで復興の一助になれるとは思わないが、お土産には幾ら使っても良いと思えた。
素晴らしい景色の中を家族の応援を受け、仲間と一緒に走れたのは本当に幸せであった。


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