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勝手に、Supership社の求人原稿を改善してみた

大変おせっかいながら、第5回目となった「勝手に○○な会社の求人原稿を改善してみた」シリーズ。求人原稿と向き合い続ける中で見えてきた共通点やノウハウをもとに、今回はSupership社の求人を改善していきます!

キャスターでは、「CasterRecruiting」という中小企業やベンチャー、スタートアップに特化して採用業務をまるっと一気通貫で請け負うサービスをやっています。その中にある「原稿チーム」は約50社の原稿を一手に引き受け、自然応募数の増加をミッションにひたすら求人原稿の改善・運用を重ねています。


Supership社はKDDIグループ企業として、ライフレシピのハウツーサイト「nanapi」を運営する株式会社nanapi、株式会社スケールアウト、株式会社ビットセラーが合併して生まれ、注目を集めました。2017年にはアップベイダー株式会社、株式会社Socketの2社も加わっています。


さっそく、求人原稿を勝手にチェック!

勝手にチェックしたのは、Wantedlyで掲載中の広告運用コンサルタントの求人原稿。


まずは現状確認。PV、応募数は・・・?


2016年2月25日に求人が公開され、 現在までのPVが1344、エントリー数は24名です(2018年8月31日時点)。2年6ヵ月で24名の応募ということは、、、単純計算すると月1名も応募がきていないということになります…(汗)!PVに対する応募率は1%を超えているので良いですが、PVをまだまだ上げていけるでしょう。


社名を隠しても、どこの会社の求人か分かるか?

今回の原稿改善のポイントは、魅力因子の発見アピールポイントの整理です。当たり前のように思えるかもしれませんが、これができている求人はとても少数だと感じています。「成長中のベンチャーです」「裁量があります」はどこの企業も言っているので、ターゲットに振り向いてもらえません。

理想は、求人原稿内の社名を隠しても、どこの会社の求人か分かること。因数分解して、自社しか言えないことをどれだけ伝えられるかがポイントだと言えます。では、どうやってやるのか。

<魅力因子の発見>
下記の問いに答えていくと、おおよそ魅力因子が見つけられると思います。
■自社の事業上の強みは?(競合他社との差別化ポイント)
■募集する仕事の魅力は?
■職場環境・働き方・社風の特徴は?
■上記3つの根拠や具体的事例は?

▽▽▽

<アピールポイントの整理>
上記の中から何をどう伝えるか、決めていきます。ここでのポイントは、読み手にどう思ってほしいかによって、なにを・どのように伝えるか決めていくこと。つまり、ターゲットによって、盛り込むアピールポイントを変えていきます。(これは、前回の「勝手に、スタートトゥデイテクノロジーズ社の求人原稿を改善してみた」に書いています)


それでは具体的な改善点をみていきます!


「なにをやっているのか」

ここに書いてあるのは「設立の背景」「事業内容」。少しボリュームが多いですが、内容はとても充実していました◎!改善するとしても、「設立の背景」「■広告事業 」をもう少しシンプルにし、700文字程度にボリュームダウンする程度だと感じました。

<良いと思った理由>
■同社は複数社が合併してできているので、「設立の背景」が自社の魅力にもなり、企業理解も深めてらもらえる。
■事業内容を5つに分け、記号を用いて分かりやすく書かれている。


「なぜやるのか」

「なにをやっているのか」はボリュームたっぷりだったのに対して、こちらはとてもあっさりとしています。

当社は、「すべてが相互につながる『よりよい世界』を実現する」ために、インターネット上のあらゆるデータをつなげることで、ユーザー様にとってより使いやすいサービスを提供したいと考えています。
ユーザー様のご期待に応える新たなサービスを提供していきます。

上記を読んだだけでは、同社が抱いている想いがなかなか伝わってきませんが、本当はもっと伝えるべき想い・考えがあるのではないかと感じてなりません。ということで、オフィシャルサイトなどの情報をもとに、同社の想いを勝手に代弁してみました。
               ▼▼▼

■【社名に込めた想い】「Super(卓越した)」×「Ship(精神)」
中途半端な妥協はせず、常に最善を尽くす。Supershipの社名には、このような想いが込められています。
仕事をする上で制限や障害があるのは当たり前です。重要なのは、それらを言い訳にせず、プロ意識を常に持って正面から向き合うことではないでしょうか。そんな会社、メンバーであることを大切にしています。

■データとテクノロジーで世の中の解像度をあげる
ここ数年でインターネットはPCからスマートフォンやタブレット端末に大きくシフトし、常に高性能でモビリティーの高い情報端末を持ち歩くようになりました。そして今後は、すべての「モノ」がインターネットにつながるIoE(Internet of Everything)のフェーズに突入し、世の中のデータは爆発的に増えていきます。
同時に、私たちの力が最大限引き出される時代に突入します。当社の強みである「正確かつ膨大な量のデータ」「確かなテクノロジー」「データマーケティングのノウハウ」を武器に、より便利で快適な明るい未来を創っていくことができると考えています。

私たちは、ビジョンである「すべてが相互につながる『よりよい世界』を実現する」ために、インターネット上のあらゆるデータをつなげることで、ユーザー様にとってより使いやすいサービスを提供していきます。


「どうやっているのか」

こちらもボリュームが少なくあっさりした内容になっています。「どうやっているのか」は根拠となる事柄や具体例を書きやすい項目なので、読んだ方が職場の様子をイメージできるくらい、具体的に書いていきましょう。

■社員の年齢層・男女比・職種の割合・前職例
■社内イベントの例
■自社らしい取り組みや社内制度
■会議やプロジェクトの進め方の例
■働き方の例 など


「こんなことやります」

ここでのポイントは、単に仕事の概要を伝えるのではなく、いかに「その仕事面白そう!」と思ってもらえるかです。過剰に魅力付けをする必要はありませんが、その仕事の意義や自社ならではの仕事の魅力を明確に伝える必要があります
また冒頭3行は、検索一覧で表示される重要な部分。タイトル・職種・社名を見て、「お、ちょっと面白そうだけど実際なにやるんだ?」と思った人がここをチラッと読む。なので、原稿をクリックする or しないの分かれ道になるとも言えます。

極端な例ですが、、、

「求人広告の営業のお仕事です。テレアポ・訪問・アフターフォローという流れで業務を進めます。」
「企業の人材採用を支援するために、求人広告の企画・提案をします。当社のユーザーは若手優秀層が多く、さらに成功報酬での採用支援のため、単に応募を募るだけでなく採用成功まで支援しやすいことが強みです。」

上記2つでは、後者の方が「この会社ならではの働く魅力」が伝わるのではないでしょうか?


写真について

TOP写真はとても素敵で文句なしです!原稿中の写真についてもキレイなものばかりですが、6枚中4枚が人が映っていません。働いているメンバーの顔が見えることで、職場の雰囲気も掴みやすくなります。

■「なぜやるのか」の写真を、「なにをやっているのか」に移動
■「なぜやるのか」には、メンバーが複数名写っている写真を
(現在の写真は遠目の写真が多いので、顔が認識できるようなアップめのお写真の方がバランスが良くなると思います)


「メンバー」の表示

しっかり4名の方が表示されているのですが、プロフィールが簡素な方が多いです。4~5行で「こんな人と働けるんだ」とワクワクするプロフィールを作成しましょう。


本日の勝手に改善はここまで!少しでもお役に立てれば幸いです。
Supershipさん、勝手に失礼いたしましたm(__)m!


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★過去の原稿改善はコチラ → 「ぐんぐん採用ができるようになるnote」


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