相手の話をそのまま聞かない

今日は、
「相手の話をそのまま聞かない」
というお話をします。

これを日頃から意識できると、
相手にとって本当に必要な、相手が本当に求めている情報を、
適切に提示できるようになるから、
ビジネスをしていく上でも、すごく信頼してもらえるようになります。

ではどうしたらそんなふうに信頼してもらえるようになるのかというと、
それは、相手の言葉を額面通りに聞かない、ってことなんです。

って言うと、
「え?相手の言うことはちゃんと聞かないといけないんじゃないの?」
と思われるかもしれません。

もちろん、相手の話はきちんと聞く必要があります。

でも、誰しもが自分の思い通りに言葉を操れるわけではありません。

というより、
自分が思っていることを、100%相手に伝わるように、
きちんと自分の言葉で喋ることができる人なんて、
ほとんどいません。

だから、
「この人が本当に聞きたいことはなんだろうか」
「この人が本当に伝えたいことはなんだろうか」
という視点を、常に持っておくことが大切になります。

例えば今日は、うちの奥さんに、
「ビジネスのことでなにか知りたいことある?」
って聞いてみました。

うちの奥さんは先日お仕事を辞めて、
これからどうしようかなー、と考え中のところ。

僕が仕事をしているのを横で見て、
「ほおほお、こういう働き方もあるのかー」
と、ちょっと興味を持っているような状態で。

気づけば自主的にインスタ引用なんかをはじめているようでした。

ということで、
「何か知りたいことはある?」
という質問になったわけですが。

すると、こんな答えが、

「お客さんの探し方って、どうやればいいんだろう?」

なるほど、探し方ね。

そこからこんな会話になりました。

僕「お客さんの探し方って、どういうこと?」
嫁「例えば、夫のやってるプロジェクトをインスタで紹介するとして、どうやって自分の投稿に興味を持ちそうな人にたどり着くようにすればいいのか。。。」

僕「あー、なるほど。たどり着くっていうのは、どういうこと?」
嫁「どうしたら投稿を見てもらえるか、ということ」

僕「うんうん。それはつまり、フォローをする、とか、そういうことではなくて?」
嫁「そうなんだけど、誰をフォローすればいいのかな、って」

僕「あー、そういうことか。それって、自分とターゲットを同じくしている人のフォロワーをフォローすればいいんだよ、って言えば、何となく伝わる?」
嫁「うん、わかるんだけど、その中でも誰をフォローすればいいの?」

僕「日本人で、ちゃんと動いていて、変なアカウントじゃないやつ、って言えば、実際にフォローできそう?」
嫁「ってことは、上から全部細かくチェックしていくのかな?」

僕「僕が実際にフォローしてるところ、見てみる?」
嫁「うん」

ぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽち

僕「こんな感じ。そこまで細かくは見てないよ」
嫁「あーーー、それでいいんだ!やってみようって思った!」

と、
こんな会話があったわけです。

ここで僕が伝えたいことは、
twitterとかインスタのフォロー方法の話ではありません。

会話の中で、
相手が言っていることの表面上だけを捉えて、勝手なコミュニケーションをしちゃいけないよ、ってことです。

奥さんは最初、
「お客さんの探し方」
と言いました。

そこで、
「あー、お客さんの探し方ね、こうやればいいんだよ」
って、勝手な決めつけでコミュニケーションを進めていくと、相手の求めているものは出せないんですよ、ということです。

つまり、結論としては、
相手の言葉を額面通りに聞けばいいってわけじゃない、ってことなんです。

これを日頃から意識できると、
相手にとって本当に必要な、相手が本当に求めている情報を、
適切に提示できるようになるから、
ビジネスをしていく上でも、すごく信頼してもらえるようになりますよ。

ビジネスと関係あってもなくても、
ぜひ普段の会話の中で、心がけてみてください。

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