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あんかけのおはなし

誰が辞めると言ったんだい?
書きたいから毎日書くんだよっ!
ぐわはははははーー!

(書けない日もあります、きっと)

というわけで、
どうもこんにちは、こんばんは。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

お待たせいたしました。
今日はあんかけの話をしたいと思います。
よろしくお願いします。

幼少期、
家の近所に小さな中華料理店ができました。
それまでたいした中華料理など食べたことがなく、それは初めてに近い体験でした。
当時、私が好んで食べていたのは
まあラーメンとかチャーハンとか、
普通にそんな感じでした。
それくらいしか知らなかったですしね。
でも大人は五目そばあんかけ焼きそばなど色々と食べていました。
少々興味はあったので少し貰って食べてみたら、
まあ普通に美味しいねってくらいで、
自分で好んで注文するほどではありませんでした。

数年後、
何らかの理由でその近所の中華料理店は店をたたむことになってしまうのですが、
とにかくイメージとしては
"大人はあんかけが好きなんだな、
自分にはよくわからん…"

といった感じでした。

育ち盛りの10代が過ぎ、
やはり育ち盛りの20代にさしかかった自分は、
まあとにかくいつだってお腹が空いているような状態で日々を駆け抜けていきます。

そうなるとやはり
どこへ行ってもとにかく大盛り!
(この癖のようなものは未だに直りません)
そしてとにかく炭水化物!
ご飯がおかわり自由なお店や
麺の量が大盛りまで同価格みたいな店に
好んで行くようになります。

家では焼きそばに白飯や
ナポリタンに白飯など、
野菜よりも肉よりもとにかく炭水化物にしか目がいかない生活でした。
それでもずっとお腹空いてるみたいな状態なのでお店などでたまに目に入る"あんかけ"もののメニューなんて論外でしたね。

そして訪れる、育ち盛りの30代。
いつまで育ち盛りやってんだろう、
と思いますが、今もですw

この頃になると年齢的なものも相まって
ちょっと良いものとか食べたがりますよね。
それまではお酒もたまに、
飲みに行った時にだけ飲む、
みたいな感じだったのが
日々色々と飲みたい気持ちになってきます。
ちょっと良い焼肉とか行って
ほろ酔いでご満悦みたいな。

でもカップラーメンとかは全然やめられない。
なんというか逆に雑多な状態ですね。
大人ぶりたいけど基本あんま変わらんし、
唐揚げ弁当(特)最高!みたいな。
なんか全然あんかけ関係ない感じになってきてますが暫しお待ちくださいw
ただの回顧録だな、これは。

ある時、
スーパーでお弁当を買おうとしてると、
自分的に引っかかるものが全然ないことがありました。なんなら幕の内弁当ラス1!
みたいな閉店間際。
少し悩んでみるものの、
お腹は減っているし他へ行く気力もありません。
半額シールも貼ってあるし、
まあこれで妥協するか今日は!
と購入し何の期待もせず食べ始めるわけです。

まず、
無駄に小さいおかずが多いな…
米もなんで無駄に2種類とかあんの…?
とか思いながら食べ進めていくのですが、
段々と気づいてきます。
品目の多いことの素晴らしさ、
一つの弁当で色んな味を感じれる楽しさ、
ひとつひとつが小さいからこその丁度良さ。
そして満腹感ならぬ満足感…ぐぬぬ。
大人がこういったものを好んで選んでいた理由
がわかってきます。
そういうことか…と。

そしてまた別のタイミング、
ツアー中のどこぞのサービスエリアにて
"五目そば"を発見します。
幕の内事変後の私は、
これは…!と思いトライしてみることにしました。
そして食べてみると幕の内同様、
様々な具材の塩梅やあんかけの優しさ、
そして食後の満足感に小さな感動を覚えました。
そういうことだったのか…と。

それからはもう無作為に、
見つけると"あんかけ"の優しさを求めにいく、
私の中の"あんかけ期"がはじまり現在へと繋がっていくわけであります。

とにかく今は
冷蔵庫の中にもやししかない状況でも、
もやしだけのあんかけを豆腐にのせて晩酌、
みたいな日々を送っております。
もはや具材の品目とかよりも、
あんかけの優しさに包まれにいってるようなものですね。

大人はあんかけが好き
当時は理解出来なかったけど
御多分に洩れず、
自分もそうなっていくのですね。
人生っておもしろい。


そんなことを思いながら
今夜は皿うどんでもアテに晩酌しようかな、
と思います。
それでは、また。

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