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【イベントメモ】gumi国光さん @Skyland Ventures

パラダイムシフト

・「技術が変わる時」・「規制が変わる時」
の2つの時にパラダイムシフトが起こる。規制は政治などの外的要因がどうしても絡むので、特に技術に関して注力しており「テクノロジーファースト」で進めるのが良い

Webの変遷 (デバイス)/(データ)/(処理解析)

Web 1.0:パソコン / ウェブサイト / サーバー
Web2.0:スマホ /  ソーシャルウェブ /  クラウド 
Web3.0:AR・VR / ブロックチェーン・IoT / AI  
     (デバイス)/(データ)/(処理解析)

Web2.0の振り返り

・スマホファーストが成功した。
メルカリがCtoCのフリマサイトを作る際は、当時のYahooで行われていたオークションスタイルを採用しなかった。それは、スマホユーザーはパソコンのように座って時間を費やすことよりも、片手間に行う時間の方が多いから。
・テクノロジーの最初はC向け
一般消費者の方がテクノロジーの理解が早いから。かつ、ゲームかコミュニケーションで勝負したところが勝っている。GAFA等。
現行のBtoB Saasは先行商社の届かないニッチな領域で、且つテクノジーではなく営業がものを言う
・ネットワークの外部性
ネットワークの外部性が効く+規模が大きくなるほど利益が上がる(売り上げと利益が比例しないところ)サービスが勝ってきた

Web 3.0の時代で必要な要素

・ゲームで攻める
初期のAWSのユーザーは9割ゲームだった。でも、ゲームのユーザーは技術の理解がありバグがあっても応援してくれる。そのため、テクノロジーを磨く観点でゲームの有用。
・Web2.0時代のビック企業をWeb3.0のテクノロジーで置き換える
メルカリがWeb2.0テクノロジーのスマホで、Web1.0のヤフオクを超えたように、Web2.0をWeb3.0のテクノロジーで置き換えることに大きな可能性がある。

Web3.0 AR・VR

・ARはまだまだこれから

Facebookは2022年くらいになると開発者キッドを出す。Facebookはスマホを持ってないので、ARに注力しててスマホを使わない形で新しいものを出したい。
逆に、Appleはスマホベースで、スマホの動力源を使ったARの開発を行う。ただ、バッデリーの開発は時間がかかるのでARグラスはまだまだ先になりそう。
・スマホの次のインターフェースは何か?

現在、デバイスへのインプットはテキストベースが多いが、これからのインプットは音声になる。(Alexa、Google Homeなどのように )そして、その際のアウトプットは1件になる。(テキストと違い音声で何個もリコメンドされても待てない)
スマホ時代のビッグ企業をXRで置き換える。
・VRの汎用性

VRはゲームだけでなく他の色々な立場に使える。教育、観光、購買体験など。そのVRの汎用性を考える必要がある。
・AR(スマホ)VR(テレビ)の置き換え

ARはスマホの、VRはスマホの置き換えになる。その世の中でどれだけ可処分時間をどれだけ長くするかが大事になる。

Web3.0 ブロックチェーン

・ブロックチェーンとインターネットは似ている

今のブロックチェーンは1997年のインターネットと似てる部分が多い。ただ、一番最初のユースケースがビットコインだったから辛い。先端テクノロジーは、ゲーム、コミュニケーションがやりやすい
・改竄できないではなくコピーできないのが重要

今までの音楽とかゲームはコピー可能で価値が下がり続けていた。けど、Bitcoinはデジタルだけどコピーできないから価値がある。
・デジタルの供給量を制限できる、かつ権利を証明できる
・デジタルのみで完結する
・デジタルデータにコンテクストを付けれる

・トークンエコノミー

トークンのインセンティブで消費者の行動を促す。スタートアップの株とストックオプションで共同体になる感覚と似ている。例えば、 Linuxの初期開発者はインターネット業界に莫大な貢献をしたけど億万長者になってない。だけど、Bitcoinの初期開発者は億万長者になっている。
同様のことが様々なサービスで起こる。
→ 今までは運営に文句言ってたけど、ユーザーもトークンという資産を持ってるから必死になる
→ ファンとユーザーが運命共同体になって頑張る
→ 新しいインセンティブになる
・XRとAIはGAFAにExitだったけどブロックチェーンはGAFAを超える

今のプラットフォームはトラストの担保をしてるだけ。
インターネットは売りたい人と買いたい人の中抜きを行なっていただけ。
その中抜きの最終形態がプラットフォームマー。
プラットフォームマーはトラストの担保してるだけでそこはブロックチェーンで変えられる。
・データを出すインセンティブを明確にする

今の時代は承認欲求でデータを出さなくなった。
ユーザーがデータを出すインセンティブを明確にする。

Web 3.0 AI

・AIはコモディティー

将来クラウドに違いはなくクラウドで何をやるか大事になる。 AIも同じで大企業が開発してくれてるので、それらをどう使うかが大事。
特に、DeepLearnigは特定の領域が進化してる。画像認識や翻訳など、それを使って何やるか
・AR上のデータで何ができるかを考える

デバイスがAR・VRに変わるので今まで取れなかった部分、つまり日常の全てのデータが取れるようになる。
例えば、会議の時に誰にあったか、いつあったかとかわかる。
AR + AIのティンダーみたいなのも可能になる(街中ですれ違う人の有無を判断して顔の画像を集めてレコメンとしてくれる、相手のテンションがわかる、課金して口説き方をリコメンドする)

その他

・全てのペイはAPI解放する

キャッシュレスは来るのでそれベースで考える。
頻度が重要(あいかさとかもその時に流行る)
時間貸し、少額決済が簡単になる(花火大会をなくすくらいなら一人から百円とる)
渋谷のゴミ問題もハロウィン参加者が少額決済できるようになれば解決に近ずく。


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