こんな夜更けにバナナかよを見て久しぶりにあいつに会いたくなったんだ。
こんな夜更けにバナナかよを観てきました。
実は原作をまだ読んだことないんですが、内容はある程度知っていました。
映画を観て、尚思ったことは自分と重なるなーということ。
私が学生だった頃、2004年当時支援費制度は始まっていたものの、まだまだ障害のある方がヘルパーを利用し地域で生活していくことは当たり前とは言えない状況でした。
私が通っていた学校ではボランティアとしてある脳性マヒの方を支えていました。
先輩から後輩へ代々ボランティアを引き継ぎ、当時私もビラを作って配ったりしていました。
まさに鹿野さんと一緒ですね。
脳性マヒの方の名前は出せないので「あいつ」と呼びます。
私は高校生の時にオープンキャンパスで知り合った先輩に入学後「あいつ」の元へ連れて行かれました。
「あいつ」はちょうど入浴中で別の介助者が入浴介助をしていて、介助者の方がひとりで「あいつ」を抱えているもんだから当時の私は非常にビックリしたことを覚えています。
鹿野さんと同じように「あいつ」はボランティアのシフト表を作っていたのですが、あだ名をつけるのが好きで、シフト表にはあだ名で書いてありました。
私のあだ名は最初「キュン」と呼ばれていましたが後に「ヘンタイ」になりますw
完全にむっつりスケベの素が出ていましたねw
「あいつ」とはよくパチンコやスロットに行ったし、飲みに行ったり、徹夜で麻雀したり、カラオケ行ったり、花火大会に行ったり、色々無茶なこともした。
花火大会に行ったときのことは前ブログにも書きました。
「あいつ」は私の人生においてすごく大きな影響力を持っていて、出会わなければ今の自分はなかったと思える。
本当に大切な人。
鹿野さんと一緒で何度も倒れて病院に運ばれて、その度にかけつけてるけど、不死身であるかのように元気になり、家に帰っている。
いつまでも元気でいてほしいと思う。
でも人間はいつか死ぬんだよな。
だから久しぶりに「あいつ」に会いたくなったんだ。
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