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だから私は法学部に入った

 ツイッターでもnoteでも法律のことにはあまり触れないようにしていた。それは、私にとって法律は、仕事や職業、あるいは大学と密接に結びついていて、休みの日に仕事の話をしたくもされたくもなかったりするのと似ていた。自分が好きな本や珈琲の話をするわけではないから、なんだかこそばゆく感じられて、そのことに触れるのが憚られていた。

 結論。私が法学部に入ったのは、たまたま法学部に合格したからだ。それ以上でもそれ以下でもない。でも、私はたとえ法学部に入っていなかったとしても、法曹をめざしていたと思う。文学部に入っていれば研究者をめざしていたかもしれないけれど、それでも司法試験や法曹をめざしてみたいという気持ちはあったように思う。

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