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汗のにおいがする

 日向坂46は知っていますか?もちろん知ってるよって人もいるだろうし、全然知らないよって人もいるだろう。たぶん名前は聞いたことがあるくらいの人が多いのではないだろか。先日、8月7日に彼女らのドキュメンタリー映画が公開された。タイトルは「3年目のデビュー」 といい、彼女たちのアイドル人生が凝縮された、とても感動的な映画になっている。この前僕はこの映画を見てきたのだが、とにかく彼女たちの歩んできた歴史が鮮明に描かれていた。この映画の感想を書いていこうと思う。

 この映画では所々でメンバーの卒業について語られている。それぞれのメンバーが様々な感情を抱えながらも、自分の決断で卒業をしていった。ここで注目したいのは残されたメンバーが最後は笑顔で、卒後するメンバーを送り出していることだ。長濱ねるさん、柿崎芽実さん、井口眞緒さん、それぞれにさまざまなドラマがあって、アイドルの映画だったらそこのシーンはカットしても良いのではないかというところもあった。しかしあえてそのシーンを流すことで僕たちが普段見ているアイドルの表の部分だけではなく、裏の部分を知ることができる。すると、僕たちファンはより一層グループのことが好きになる。

 このグループはもともと一人の少女から物語はスタートしている。長濱ねるさんだ。欅坂46の妹分のようなそんな存在としてスタートしたけやき坂46が日向坂46の前進になっていてる。けやき坂46のころはなかなか人気も出ず、イベントなどの集客を見ても、欅坂46に比べると圧倒的な差があった。しかし誰一人腐ることなく必死で活動を続けてきた。僕はその要因としてメンバー同士の中の良さと絆の強さがもたらすことであろうと考えている。そしてそれはキャプテンである佐々木久美さんの力が大きいのだろうと思う。日向坂46を一言で表す言葉として「ハッピーオーラ」とおいうものがる。それはけやき坂46のころからの言葉で、ファン発祥の言葉であるが、それを生み出しているのが佐々木久美さんだと思っている。この人のキャプテンシーというのは素晴らしくて、とにかく周りへの気遣いがすごい。そして時には厳しい面を見せつつも、それはグループのことを真剣に考えているからこそのことだと思う。そんなシーンが映画にも描かれているのでぜひ見てほしい。

 今回のタイトルに汗のにおいがすると書いたがそれは彼女たちの必死にもがきながら、時には涙も流したり、悔しい思いもしたりしながら、それでも自分たちの実力で日向坂46としてデビューを果たしたり、TV番組を勝ち取ったりしている姿を見ていると、彼女たちの等身大の青春感を感じられのでこのタイトルにした。

 なかなか伝えきれない部分もあるが、この映画は日向坂46のファン、アイドルのファンだけでなく、今までアイドルというものに触れてこなかった人たちにこそ見てほしい映画である。たぶんこの映画のどこかの部分には多くの人が共感をすることができるだろう。この映画を見て僕は誰かを応援することが大好きなんだあということが分かった。今はまだけやき坂46という一つの章が終わったに過ぎない。まだまだ彼女たちの挑戦は続いていく。日向坂46の曲の中に約束の卵という曲がある。この曲はいつもライブの最後にうたわれる曲であるが、ではこの卵は何なのか?それはBIG EGG、つまり東京ドームのことである。現在12月に彼女たちの初の東京ドーム公演が予定されている。この東京ドーム公演はまだ観客を入れて行われるのか、そもそも公演自体があるのかわからないが、とにかく今はそこに向けて日向坂46がさらに大きな存在になることが必須なのである。そして東京ドームでまたあの美しい汗を流せることを楽しみにしている。

ここまで読んで下さりありがとうございます。誤字脱字があったら申し訳ございません。


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