地域の人とお昼ご飯を一緒に作った話

「まず、なにから作る〜」

「人参はどうすった？千切りか？みじん切りか？」

「フライパンどこさあらず？」

「油は？粉は？計らずか？あい〜めんどくシェこと…！」

「これさっと貸してけれ〜！」

「このあっとこれどうすった？」

「まず、ここさキレイにするか！」

「皿っこ、どれさ盛らず？」

…

みんなで作るごはんって、こんな感じ。

各々のやることもやって相手のことも気をつかう。

しかも調理をしながら、「最近どうだ？あまり歩かなくなったな？」と

日常会話をはさむ。作りながら洗い物もする。足りないものは他から借りる。

わからないことは聞く。手と口が同じに動く。

気づけば、料理ができている。ごはんがとっても美味しい理由はここにある。