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【Koshi Inaba LIVE 2024 ~enIV~】6/30 有明アリーナ公演 レポート

どうもyuzuramenです。

またまた前の話ですが、初めて稲葉ソロライブに行って参りましたので長々と雑多な感想を綴っていきたいと思います。どうか付き合っていただきたく。

勿論100%ネタバレの内容なので行ってない人は自衛してください。

ネタバレ↓


会場について

敷地内のグッズ売り場

有明アリーナは初来訪です。位置がかなり分かり易く周辺の豊洲にもららぽーとがあったりと割と便利だと感じました。会場付近にトイレが少ないのが欠点ですかね。
2019年に竣工したこともありかなり綺麗に整備されています(周りはほぼ空き地)。落ち着いた木目調の雰囲気で、会場マニアとしてはお気に入りの一つとなりそうです。

落ち着いた雰囲気のコンコース

この日はまず10時辺りからグッズ列に並び、Tシャツとタオルを購入した後無事にガチャでアクスタも入手。その後はららぽーと内のスタバでひたすら暇潰し。今回は訳あって母親も一緒だったのでそんなに退屈しませんでした。
(このライブのために稲葉ソロ全曲事前に網羅してくれたんですよ。多大なるリスペクトを持っていて素晴らしい(誰様だよ))

僕の汚い指は見過ごしてください

そしてこの会場限定でTCKコラボの馬の像が置いてありました。この付近で永遠にStarchaserが流れてたのでライブ前で若干ノイローゼ気味に。

それなりにカッコいい

席やその他諸々


悪くない

僕自身初のアリーナなので安全策で行こうとS席に申し込んだ訳ですが、図の通りアリーナ後方の左側でした。
今回のツアーの席割りに関してはSSとSの区分について色々と批判が巻き起こっていますが、実際僕の位置の数列前ですらSSエリアだった訳で、「ちょっと「会場の環境の差です」で言い逃れできないレベルだよね」とは思いましたが別に僕の位置がとんでもなく貧乏くじだった訳でもないので怒りはしません。
皆さんご存知の通り今回は二方向に細いセンターステージが設けられていますが、僕の視界からは丁度左のステージがくっきりと見えたので、稲葉が来た時にしっかりとアコギを弾く姿が目に焼き付けられて幸運でした。

ステージの形は今回だいぶ変化球で来ましたね。Brotherhood以来となる双方向のセンターステージと、初となるメインステージの地面スクリーン(?)導入と仕掛けを従来に比べて加えて来ました。中央のメインスクリーンが4段構成になっているのも、後の曲の演出も手伝ってとても効果的に見えました。(画像が載せられない… 終演後はOKにしてくれ)

音響は前年に行ったB'zと同じで超爆音ですね。翌週のミスチルと比べても脳天ブチ抜かれ体揺さぶられるくらい音が直で伝わりました。とても良き。ただ正直途中のDURANのソロとかキンキンし過ぎて聴こえ辛かったけども…

開演前のBGMですが、いつも以上に渋めの60s~80s辺りの洋楽のチョイス。例を挙げると↓
・Thank You / Led Zeppelin
・Town Called Malice / The Jam
・Spanish Bombs / The Clash
・How Deep Is Your Love / Bee Gees
・Summer Breeze / Seals & Crofts

僕が知ってるものは少なかったです。

全体的な感想

さて、早速今回のライブに点数を付けていきましょう。辛口なつもりでも何でも無いのでサラッと言いますと「40点」です。

はっきり伝えると、過去一で意外性の無い、平坦なセトリでした。

B'zと何が違うのか知りませんが、毎回稲葉ソロのセットリストはかなり考え抜かれててレア曲も多いんですよ。どのツアーでも初披露曲が2~4曲はある感じです。なのに今回は今までの定番曲を殆ど全て突っ込み、尚且つ最近映像化した過去曲も入れるという訳の分からないコンセプトの上構成し、結局「この曲演ってくれた! この上ないほど嬉しい!!」という曲は来ないまま2時間半が過ぎていましたね。翌週のミスチルと比較すると笑っちゃうくらい霞む内容でした。別に怒りたい訳では無いんですよ? 本当に感想が湧かない虚無でした。

直前にen-Zeppという、今までのキャリアを総括する、5枚のアルバム毎に分けたレア度の高いセトリを展開していたにも関わらず、それらを全て無視し既視感のある曲だけを選ぶ稲葉の意思にはやはり今の今まで納得がいくことはありませんでした。

「只者」の収録曲については文句無しです。殆ど欠かさず演奏してくれたし(この間大変な日替わり事件が起きましたが…)、「ブラックホール」「空夢」などは原曲の良さを更に昇華した素晴らしいアレンジで披露され感無量でした。ここは良かった。

あと一つ良い所を挙げると、Shaneのドラムはやはり良いです。生で初めて聴きましたが、やはり実家のような安心感に浸れるんですよね。ただ原曲を大事にしながらも所々「Okay」等でリズムパターンを大幅に変則的にしたり「CHAIN」で割と斬新なビートのソロを務めたりと、攻めるところは攻める見どころたっぷりなパフォーマンスを目の当たりにしました。別にこれからずっと続けろとは言いませんがもう一度B'z関連のライブに戻って来てくれてありがとうと感謝を伝えたくなりましたね。

セットリスト

1. NOW
2. マイミライ
3. BANTAM
4. くちびる
5. GO
6. 孤独のススメ
7. ブラックホール
8. Chateau Blanc
9. シャッター
10. VIVA!
11. あの命この命
12. 空夢
13. oh my love
14. Stray Hearts
15. Seno de Revolution
16. CHAIN
17. 羽
18. YELLOW
19. Starchaser
EN1. 気分はI am All Yours
EN2. 遠くまで
EN3. Okay

1曲ごとの感想

1) NOW

暗転後はすぐに本曲のイントロ(5倍くらい長くしたもの)が流れ、割と普通に5人登場しました。サビでは初っ端から炎が噴き上がる派手な演出で、アウトロも追加され稲葉がスキャットを飛ばしまくり、ライブが始まった感覚に無事浸れました。開始前は絶対1曲目はブラックホールで来ると確信していたので、まさかの始まりでここは素直に驚きましたよ。
稲葉は金色のジャケットを羽織り現れましたがこの曲の後すぐに脱ぐ。

2) マイミライ

感覚的にはen-ball以来の演奏なのでそこそこ嬉しかったです。「どういうこっちゃ!」など合いの手もしっかり歌い一気に盛り上がる。イントロのDURANとの掛け合いは最近走りがちでしたが今回は原曲通りしっかりリズムを刻む冷静な感じと取りました。
これと次曲は銀色のシャツを上に着ていました。

3) BANTAM

大好きな曲ですが、en3.5と変わらないので特に書きたいことがありません。徳永さんのベースも目立ってましたが前回のベースソロの方が格好良かたな。
覚えているといえば、若干サビのメロディで声が掠れてたので「今日の稲葉そこまで上調子じゃ無いな」と思ってたことくらいですかね。

MC

黒Tシャツに早くも脱皮。「今日は最後まで宜しく」的ないつものMC。

4) くちびる

徳永さんのベースとサムのキーボードが交わるセッションからこの曲へ。結構好きなのでかなり真剣に聴きました。間奏のShaneのドラムも変拍子を活かし独特なリズムを叩いていて痺れましたね。
ただ他の会場で僕の大大好きな「arizona」を演奏した公演があるのを見て発狂しそうになりました… STARSといい日替わりのセンスちょっと最近おかしいですよ。

5) GO

アレンジはenIIIと大きく変わりませんが、何とここで稲葉がテレキャスターを手にしました。ライブで持つのは多分初めてと思われます。見たところ1965年もののCustom Shopかと(確証は全くもって無い)。
ただ別に大好きな曲でも無いのでそれ以外気にするところが見つからず、演奏中は稲葉のギターの音に全集中して聴いていました(ただストロークだけなので全然聴こえず…)

6) 孤独のススメ

このライブ最大の収穫がこちらです。Singing Birdでも1、2位を争うほど僕の中で好物で、en-ballの盛り上がりが凄まじかったので煽りで演奏してほしいランキング上位に挙がっていたところ、まさかこんな序盤にブチかまして頂きました。この曲ばかりは文句の付け所がございません。徳永さんのベースイントロ鳴った瞬間鳥肌立ちました。
そしてこの曲はこの公演以降演奏されていない!! この特別感といったら最高ですよ。

MC

「只者」について何か言ってた気がしますが覚える気も無いので飛ばします。

7) ブラックホール

事前の1曲目予想がここに。この曲も悪い所が無いですね! 「只者」で演奏して欲しい曲個人的1位だったんですが、予想通りアウトロが5倍くらい引き伸ばされていて稲葉がシャウト連発していて、これぞ望んだ形での最高のライブアレンジでした。毎回やってくれて構わない。

8) Chateau Blanc

Shaneのドラムイントロと共に始まるこの曲ですが、別に好きな箇所が無いので盛り上がるポイントも見つからずただ立ち尽くして聴いていました。
Kアリーナ辺りから本人出演のMVがスクリーンに出始めたらしいですが、この公演ではただの白を基調とした映像でした(何だったっけ?)

9) シャッター

特別好きでも無いですがこの曲は稲葉ソロらしからぬ独特な温かみが魅力ですよね。本ライブでもそれが遺憾なく発揮されていました。アウトロで稲葉が着替えのため掃けます。
ただここも惜しい所なのが、日替わりがこれまた僕の只者のイチ押し曲である「我が魂の羅針」だったんですよね… うぅぅなんてことをするんだ稲葉はそんなに俺のことが嫌いか。

着替えた衣装ですが、タンクトップの上に茶色のYシャツを重ねていた気がします。

10) VIVA!

曲の前に稲葉が左側、DURAN・徳永さんが右側のセンターステージに移動し、アウトロのコール&レスポンスを復習してからイントロに突入しました。これはアコギ混じりのアメリカンな疾走感がかなり自分のツボにハマった曲なので、予想の範疇ですが聴けて嬉しかったです。
この時から「空夢」まで稲葉が抱えていたアコギはGibsonのJ-45と思われます。

11) あの命この命

??????
正直この選曲が一番意味不明です。en3.5はまだ許せましたよ。タイミングもそうですし、初披露&バンドアレンジと中々レアな演奏だったのでね。しかし続けて2回目は一体誰が望んでいるというのでしょうか。バイアスかかってたかもしれないけど周りの客も途中で飽きていたように見えます。もう二度と演らんでええ。
しかもまた許せないのが先ほど申した有り得ない日替わりですよ。何で大阪だけ「ジミーの朝」で札幌だけ「cocoa」なのだ!!(怒) いや前者はまだいいけどアルバム曲である後者を固定にしないのは本当に理解不能。
稲葉様、これは新手のイジメか何かですか。あなた「満月よ照らせ」とか「希望の歌」とかでイジメ反対してませんでしたっけ忘れましたか。

12) 空夢

ここでメインステージに戻ります。そしてこれがまた良い!! 前曲で散々溜まったストレスを一気に浄化してくださる素晴らしいバラードです。稲葉の高音が売りの曲ですがしっかり美しく伸びていました。アコギ持ちも尚よし。
背後がディズニーシーのソアリンみたいな空の旅の映像(伝わる?)で、曲と完璧にマッチした最高のスクリーン演出でした。本ライブ2番目に感動したパフォーマンス。

13) oh my love

またこの曲かよもう何ツアー連続だよいい加減にしてくれよ。

14) Stray Hearts

サポメンによるダークなセッションが2分ほど続き、タンクトップに透けた網のような謎な服を纏った稲葉が再登場しこの曲に突入。何故かバンドサウンドが原曲より5倍増しくらい音圧上げられてて、哀愁ミドルテンポロックというよりただのハードロックと化していたのが意外にも好印象でした。ライブ化けしてたと思います。

MC

メンバー紹介。何話してたかはどうでも良過ぎて記憶飛びました。Shaneへの歓声はやはり大きい。

15) Seno de Revolution

enIIIと同じノリです。なので語ることもありません。

16) CHAIN

事前にen-Zeppのセトリは6日目以外全部チェック済みだったので、この辺の流れはもう読めてたんですよね。「もう盛り上げコーナーかこのままサプライズ枠無しか…」とぼんやり考えていました。
この曲もお腹いっぱいですが、スクリーンでメンバー5人の顔のパーツがバラバラにされて組み合わされる謎の面白演出が行われてて結構笑えました。コンセプトは不明。

17) 羽

スクリーンに巨大な羽が映し出されてました。それ以外は普通。CDTVとかの1番アコギアレンジで演ってくれた方がまだ可愛がりようがあった。

18) YELLOW

まぁ来るよねという感じ。僕の位置からステージに目をやるとShaneが真っ先に目に入るので自然と集中しますが、「もうこのツアーを後に見ることは無いな」と途中で悟ってこの辺の盛り上げコーナーはほぼShaneだけ見つめてました。見惚れる。

19) Starchaser

入場前に会場エリアで100回は聴いたこの曲が本編ラストで登場。只者のタイアップ枠ではちょっと好きなのでやっと来たかと安堵する感じで音に浸りました。ラストサビの合いの手もしっかり歌って本編終了。他が空虚だけども。

アンコール

稲葉がツアーTシャツ3種類を継ぎ接ぎしたシャツを着てました。(STARSのアレみたいな)

20) 気分はI am All Yours

本編の時点で只者の収録曲は割と出揃っていたのでcocoaと共にこの曲は出ず終いか?と心配していたらあっさりこの位置で出してきたのでひとまず安心。「抱擁」「朦朧」「膨張」が馬鹿デカくスクリーンに映し出されるなど割とリラックスした雰囲気で進み、それなりに楽しめました。最後のピークがここでしたね。

21) 遠くまで

意外性のかけらも無いけどアウトロの叫びくらいはちゃんと聴いたよ。

22) Okay

ぶっちゃけ前曲の大サビ辺りから「次この曲で終わりかぁ早いな〜」とか思っていたので予想通り来てからはもう完全に終焉モードでした。

ここで少し収穫なんですが、終演後に久々に未発表曲が流れていました。サビで連呼してるので恐らく「Beautiful Soldier」というタイトルでしょう。曲のテイストは赤い糸の結界師バージョンを少しだけ明るくして装飾を加えた感じ。好きかは分からない。

まとめ

この感想の薄さはミスチルの記事と見比べていただければ分かると思われます。半分の6000字くらいしか書いてません。そのくらいマジで感想が湧かないライブでした。去年のSTARSスタジアムの方が10倍興奮しましたよ。
このライブの後は「まぁこれは元から軽いジャブで来週のミスチルが本番だな」と切り替えたのが功を奏し、次週のmiss you arenaをより存分に楽しむことが出来ました。
お願いだ稲葉、2016年の姿を取り戻してくれ。あとen-Zeppの「灼熱の人」「炎」音源だけでも早く聴かせろ。

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