家事・育児はママがやるのが当たり前?それは違うと思うのでちょっとストライキ起こしてみた、というお話。

新型コロナウイルスで外出自粛が続き、SNSでは家事育児仕事に必死なお母さんたちの叫びが響き渡っている昨今。

「ちょっと待て。お父さんは何してるん?」

私がフォローしているのが「ママ垢」が多いということもあり、お母さんの叫びはお腹いっぱいになってるけど、お父さんのつぶやきは聞こえてこない。
それどころか、こんなツイートがまわってきてビックリしすぎた。

分からなくもない。仕事に専念したいのは分からなくもないけど、それって「世の奥様方」に向けて発信しなくてもよくない?
共働き世帯が圧倒的に多い今、家事育児を分担して仕事時間をやりくりするのは当たり前じゃないの?

なんてモヤモヤしながら、「家事育児の分担、我が家の場合」を思い出してみたので・・・よろしければお付き合いください。

目次
1 登場人物紹介
2 「うち、共働きですけど」
3 休日限定ストライキ、やってみた
4 そんなこんなで、今の我が家

登場人物紹介

ワタシ:家事戦闘能力 10くらい。(満点は想像にお任せします)
晩ゴハン後の食器洗い/机拭き/お風呂洗いを3兄弟で毎日ジャンケンで担当を決める家庭で育つ。(一番人気は机拭き)
実家暮らし歴=年齢の状態で結婚。
一番嫌いな家事は、料理。
親から言われた衝撃の一言は「(ワタシ作のゴハンを食べて)あんた・・・人生の食事の回数は限られてるねんで」

ダンナ:家事戦闘能力 5くらい。
実家の家事はほぼお母さん担当。ゴハン食べた後はのんびり。

「うち、共働きですけど」

母親が家事育児のほとんどを担う、という純日本式スタイルの家で育ったワタシ。結婚後「家事、頑張らないと!」ってな感じで頑張りました。

お弁当作って、仕事行って、買い物行って、ゴハン作って、洗い物して、洗濯して・・・。こんなもんかと思っていましたが、ふつふつと湧き上がる想いが。

「なんで、ゴハン食べた後もワタシが全部片づけしないといけないんだ?」

「仕事して疲れているのはワタシも同じですけど?」

「うち、共働きですけど?」(家事を一人でするのはおかしくない?)

ということで、ある日その想いをぶつけてみました。
ワタシも疲れてるんだと。

そうして分かったことは、お互いが「それまでの当たり前」で過ごしていたこと。
「家事はしてもらって当たり前」「家事は女性がして当たり前」
それはもう、お互いが、悪気なく。

私は家事仕事をまわすことで必死で「家事をシェアする」という考えがなく、ダンナは家事をしないといけないという概念がなかった(意地悪ではなく)。

なので、まずは洗い物をやってほしいことを伝えてみました。
ワタシが洗いものをするときは、洗濯物をたたんでほしいと伝えてみました。
そうすることで、少しずつ家事をシェアすることに成功!
家事はシェアするもの、という我が家の「当たり前」を少しずつ構築していきました。

休日限定ストライキ、やってみた

そんな感じで家事シェアができてきたころ、ワタシの妊娠が発覚。その後、産休育休を経て仕事復帰し、バタバタの日々がやってきました。

育休中もこれまで同様家事をしてくれていたダンナ。すごい!感謝!
でも、ワタシが仕事復帰し、休日が別々になったときに徐々に違和感を感じるようになりました。

ちなみに、当時の我が家のタスク。(ダンナ休日編)

ワタシ:
朝・・・子どもを起こす、ゴハン食べさせる、着替えさせる、歯磨きする、保育園の送り
そのあと、仕事
夜・・・保育園に迎え、買い物行く、ゴハン作る、食べさせる、お風呂入れる、寝かしつける
ダンナ:
朝・・・趣味を楽しむ
昼・・・趣味を楽しむ
夜・・・ゴハン後の片づけ、洗濯

・・・いやいや、休みを満喫しすぎじゃないですか?
育児の比率、おかしくないですか?

しばらく(1年くらいだったような)続けてみたんですが、ある日プツンときまして。

土日のお弁当作りをやめてみました。
休日限定ストライキ、発動!!!

我が家はお小遣い制、お昼ゴハン代は渡していません。
しばらくして「お昼ゴハン代ほしい(小遣い減った)」と言ってきたダンナ。
(たぶん、最初はワタシが寝坊しただけ的な感じだったんだろうなと思います。)

「いや、ワタシも休みの日は休もうと思って。お昼ゴハンはカップラーメンとか常備してあるから、適当に持っていってくれたらいいよ。作り置きのおかずもあるし」

と、ワタシ。

なんとなく「ヤバい」という空気を察知したダンナ。

そこから、少しずつ気持ちを伝えていきました。(遅いな!)

「休日でも保育園の”送り””迎え”せめてどちらかは行ってほしい」
「朝は自分の準備も大変なので、子どもの準備を手伝ってほしい」
「休日は、リビングだけでも掃除機をかけていってほしい」
「できればトイレ掃除もしてもらえたら助かる」

本来ならストライキを起こす前に伝えるべきことだったと思うのですが、自分の気持ちを伝えるのが苦手な私はまず行動から入ってしまう・・・という、やっかいな性格の持ち主で。(笑)

でも、だからこそダンナに「やらないとヤバい」と思ってもらえたのかなと。(前向き)

ただ、これもお互いの「当たり前」について話し合いができていなかったなと反省しています。
休日は休みたいという当たり前の感情、家事育児は休めないという当たり前の日常、

そして・・・

我が家には家事育児を担う人は2人しかいない、という当たり前の事実。

どちらかがやっていなければ、もう片方の負担が大きくなる。

そんな当たり前がシェアできていなかったな、と。

そんなこんなで、今の我が家

日常タスク

ワタシ:
朝・・・弁当作る、子どもの朝ゴハン準備する、保育園送る
夜・・・保育園迎え、ゴハン作る(作りながらできる範囲で洗いもの)、ゴハン食べさせる、お風呂入れる、寝かしつける、起きてたら洗濯
ダンナ:
朝・・・子どもを着替えさせる、歯磨き(仕上げ磨き)、熱測る、連絡帳書く
夜・・・ゴハン後の片づけ、洗濯、気合があれば洗濯ものをたたむ

休日タスク

ワタシ(休日は土日):弁当作る、子ども対応全般、掃除、買い出し
ダンナ(休日は平日):保育園準備、保育園迎え(ワタシが寝坊したら送りも担当)、リビング掃除、気が向いたらトイレ掃除(最近は気が向かない)ゴハン後の片づけ、洗濯、気合があれば洗濯ものをたたむ

たぶん、いや絶対、お互い思うところはあるとは思うのですが・・・こんな感じで落ち着いてます。(名前のないタスクが他にもたくさんありますが)

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社会全体でこれまでの「当たり前」にほころびが出てきている今。
誰かに負担が集中しすぎている家庭にとっては、改革のチャンスではないでしょうか。

改革の方法が分からない、家族が話し合いに応じてくれない、そんな方は「休日限定ストライキ」がオススメ。(笑)

あえてポイントを出すとすれば・・・パートナーにだけダメージが伝わるストライキを実行すること。
結果が出ればそれでよし、出なかったらもう1つタスクを増やしてみる。
あくまでも、子どもには支障が出ないように。

実施した方、ぜひ結果を教えてくださーい!


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