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CL東京2025 大空洞ミライドン

こんにちは。普段はTwitterでたまにゆっくり茶番劇の切り抜きを投稿し、たまにポケカの戦績やデッキを投稿している白崎裕也です。今回は、このCL東京2025で使用した大空洞ミライドンの構築や、当日の戦績について書きました。まずは、デッキレシピからです。

白崎裕也が使用した大空洞ミライドン

正直、諸説あると思います。
「なんでハイパーボール2枚なの?」
「イキリンコもテツノカイナも1枚だけ?」
「なんでモルペコなんか入れてんの?」
「なんでカシオペア型じゃなくてペパー型?」
疑問、もっともです。
でもまずは、左上から順に採用カードについて触れていきます。

一緒に、夢を見てくれてありがとう

ミライドンex 2枚

まあ、2枚入れておけばサイド落ちせず安定します。
一時3枚入れてましたが枠の都合上、そして3枚目はあまり使わない、ということで抜きました。必要不可欠なサポートポケモンかつ準メインアタッカーとしては妥当な採用枚数。ほとんどの構築が2枚だと思います。

虎は空を得て火力の鬼と化す

ライコウV 2枚

このデッキのメインアタッカーであり、VSTARパワーを発動できるポケモン。2枚で問題ないでしょう。ほぼ全ての対面でこいつが活躍します。

「圧倒」

テツノカイナex 1枚

このデッキのメインアタッカー。最強の小粒狩り性能。圧倒的な突破力。じゃあなんで1枚採用なの?と思われるかもしれませんが、テツノカイナは必須ではない対面が存在するからです。しかも結構ある。例えるなら、タケルライコ。「かがやくゲッコウガを狩れるじゃないか」という方もいるかもですが、テツノカイナに4エネ加速してかがやくゲッコウガをボスで呼び出して倒すくらいなら、ベンチを並べてライトニングロンドでタケルライコやオーガポンを倒す方が圧倒的に楽です。文字通り省エネですし。トドロクツキやレジドラゴなど、アグロ寄りのデッキが相手のときはだいたいそうです。そのため、使えたら強いけどミライドンやライコウほどの汎用性はない、最悪ヒスイのヘビーボールでサーチすればいいと考えて1枚採用に落ち着きました。

「ワタシはなんのために生まれてきたのだ
誰が生めと願った」

ミュウツーex 1枚

逃げエネ2は重いけど、ラティアスのおかげで楽になった。HP230だし置物としては優秀。そう思っていた束の間、CL東京で発表されたピカチュウex。ミュウツーの事実上の解雇通知です。ミュウツー、短い間だったけどありがとう。君のことは忘れないよ。

ミュウツーの完全上位互換。
カースドボムに弱いものの、ミライドン相手でこいつにカースドボムが使われることはないでしょう
使ってくれたらむしろ儲けもの
さあ アゲてくぜ 100万ボルト

ライチュウV 1枚

最強のフィニッシャーです。主にテツノイバラ対面、カビゴン対面、大空洞がトラッシュされて場にエネが残っていた場合や2進化デッキ相手の場合のフィニッシャーとして活躍します。

エネ加速にデッキ圧縮、いざという時の壁役
縁の下の力持ち

モルペコ 1枚

今回のCL東京のMVPかもしれないポケモンが、モルペコです。基本的に全ての対面において活躍します。特にカビゴン、テツノイバラ対面では無類の強さを発揮します。絶対に採用をおすすめします。

疾きこと風の如く・・・

イキリンコex 1枚

ミライドンの初手、引けば嬉しいカードランキングの上位です。じゃあなんで2枚入れないの?という疑問ですが、必須ではないからです。正直、イキリテイクを使わなくても要求を満たせるときは満たせます。ならばわざわざイキリンコでベンチの枠を一つ埋める必要はないと考えています。ただ、これはペパー型だからこその話であり、カシオペア型なら話はまた変わってきます。カシオペア型は1ターン目が勝負。1ターン目で走り切るために、イキリテイクはなるべくリソースを切らずに使いたい。ならばこいつのためにヒスイのヘビーボールをサーチする手間が惜しい。だから2枚採用は必須となります。ですが、ペパー型は1ターン目に1体しかポケモンが育たなくとも、あるいはベンチ展開が不十分でも、バトル場のポケモンが倒されて手札干渉された後に立て直せる盤面さえ作っておけばいくらでも巻き返せます。また、その盤面が作れなくともペパーが4枚入っているためペパーと手元にあるグッズで十分巻き返しを測れます(ただしアンフェアスタンプが入ってることが想定されるデッキの場合は全力で初手にキチキギスかミュウを置きにいく。それでもイキリテイクせずともそれが成し遂げられる可能性はけっこう高い)。だからこそ、ペパー型のイキリンコはできれば2枚欲しいけど枠が足りないなら1枚でも大丈夫だと考えています。

ドロー、壁役、ツキカモフラージュ
キミがいてくれて本当によかった

かがやくゲッコウガ 1枚

ゲッコウガ、カシオペア型だと不採用のことが多いです。実際、俺もカシオペア型なら採用してなかったと思います。なぜならカシオペア型の場合、カシオペアを撃って一気に手札を増やすために手札は少ない方がよく、少しづつ手札を増やすかくしふだとの相性が悪いからです。ですが、ペパー型だと話は変わってきます。こいつのおかげでボールを引きこみ展開できた、こいつがペパーを引いてきてくれた。練習で何度もこれを経験しました。なにより、山札を圧縮して、いざボスを引きに行く、そうなった場合、こいつがいるのといないのとでは雲泥の差。そして、トドロクツキやタケルライコ相手に後1で殴れなかった。トドロクツキに後攻取られた。こういう場合にこいつを出しておけば、とられるサイドは1枚で済みます。特にツキ対面の場合、こいつとモルペコやテツノツツミなどを出しておけば、相手はサイドを1枚しか取れず、だいたい待ってくれるか非ルールのトドロクツキで殴ってきてくれます。つまり、1ターン猶予ができるわけです。さらに、かがやくゲッコウガでスタートした場合、「ミライドンにかがやくゲッコウガが採用されてるかは限らないけどトドロクツキにはほとんど入ってる。こいつ後攻取ったしトドロクツキか?」と考えてタケルライコやレジドラゴの場合ベンチを埋めてくれたり、サーナイトの場合手札にネストボールやポフィンが1枚しかなかった場合、枠を惜しんでクレッフィを出さずラルトスしか出さないということも十分に考えられます。ここにライコやドラゴにはベンチを展開してライトニングロンドを、サナにはぶん回してごっつぁんプリファイをお見舞いします。つまり、カモフラージュの役割を果たしてくれることもあるわけです。実際、DAY2最後にゲッコウガスタートで対戦したタケルライコはベンチを3体展開してくれたため、ベンチフル展開ライトニングロンドを後1でお見舞いできました。

圧倒的な汎用性と対カビゴン性能
まさにオールマイティ

ミュウex 1枚

逃げエネ0、ドロー。これで十分。

強い。でも高い。
早く再録して〜

キチキギスex 1枚

めっちゃ強い。圧倒的な対アンフェアスタンプ性能。こいつとミュウと森の封印石持ちがベンチにいれば、アンフェアスタンプやツツジを喰らっても事故らずに済みます。

新たなる革命児

ラティアスex 1枚

逃げ0は神!!と言いたいところですが、こいつを過信しすぎると痛い目を見ます。一度、緊急ボードを抜きいれかえカート1枚のみの入れ替え札で回してみました。びっくりするくらい後1ごっつぁんが撃てません。ラティアスはペパーで持ってこれないからです。ミライドンでベンチを展開してエレキジェネレーターでエネ加速、そしてごっつぁん。この一連の動きの中でラティアスを出す暇はどこにもありません。ですが、緊急ボードならばペパーで持ってくる余裕があります。ダブルターボをサーチするために使う森の封印石はペパー→シークレットボックスと緊急ボード→シークレットボックスでエレキジェネレーターと緊急ボードと大空洞と場合によるサポートサーチ、この流れでサーチが可能となります。そして手札に森の封印石などがあれば余裕ができたどうぐの枠を勇気のおまもりに割き、バーニングダークやかえんばくで一撃で倒されないように調整が可能です。じゃあラティアスはどこで置くのか。それはライトニングロンドに伴うベンチ展開の際についでが多いですが、もっとも有効なのはやはりテツノカイナスタートやガチグマスタートの場合です。ちなみにイキリンコがサイド落ちし、なおかつカイナ、ガチグマ、ミュウツースタートの場合は割り切りました。もうどうしようもないです。まあ、これもボール系とペパーが手札にあり、ペパー→ヘビーボール→イキリテイクでジェネレーターとボールを引けば解決します(まあ無理)。

さあ、選べ

テツノツツミ 1枚

圧倒的な2-2-2性能。夜のタンカでこいつを2回起動できた試合は全て勝ってます。

最強のフィニッシャー

言わずもがな、最強のフィニッシャーです。
素で260、かえんばく耐え
おまもり込み310、サイド2枚時のバーニングダーク耐え。美しい。

VSカビゴン?いや、それだけじゃない

メテノ 1枚

CLの数日前にカビゴン対面の戦い方を大学の先輩に教わり、これを実践しようと前日に急遽カードショップで探して購入。ハイパーボールの枠を1枚削ってデッキにぶち込みました。大正解でした。まず、トーナメントに上がって1回戦、隣が両方カビゴンです。全く怖くありませんでした。「俺メテオとミュウいるし」「むしろそろそろカビゴン来てもいいのにな」そんなことを呑気に考えるほど、気持ちに余裕ができてました。こうしたメンタル面の安定剤、となりましたが、採用理由はこれだけではありません。トドロクツキ対面において、トドロクツキexのくるいえぐるの返しを非ルールでできるのは偉すぎます。さらに、トドロクツキに後攻取られたときやタケルライコに後1で殴れなかったときにこいつを出すことで2-2-2を防げます。逃げエネ2という問題はラティアスで解決されます。こういった汎用性の高さ故に採用を決めましたが、CLでは予想外の方向で活躍してくれました。

エレキジェネレーター4枚の説明はカットします。

みんなデッキに入れてるの、だいたいこっちの絵柄

ネストボール 4枚

ネストボールを3枚にしてハイパーボールを3枚にするか迷いましたが、4-2で落ち着きました。その理由は、リスタートで引くためにトラッシュする方がお得なケースよりも、手札にトラッシュできないカードがある、シークレットボックスでトラッシュする分と含めて手札が足りない、というケースの方が多かったからです。よって、ハイパーボールは他の枠の都合上(メテノ)2枚採用となりました。ハイパーボールの説明はカットします。

サイド落ちして困る1枚採用のポケモンが多すぎるからね。安定の1枚採用です。

いれかえカート 1枚

ラティアスが登場しても安定の1枚採用。ファントムダイブの打点ずらし、フォトンブラスター連打、カビゴン対面など、あらゆる場面で大活躍。

つりざおとの択。自分で回して好きな方を選ぶべし。

夜のタンカ 1枚

すごいつりざおか、夜のタンカか。この1枚の枠はこの択になります。夜のタンカの強い点は、ポケモンもエネも即座に、ポケモンの場合ボールを介さずにサーチできる点。これが真価を発揮するのは、やはりテツノツツミ。ハイパーブロアーを撃つハードルがこいつのおかげで相当下がる。一度トラッシュしたりハイパーブロアーを使ったとしても、夜のタンカならつりざおと違いボールを介さずに手札に戻せるので、ボールの採用枚数が比較的少ないこのデッキにはうってつけ。ただ、すごいつりざおはエネルギーを山に戻せるので後半のエレキジェネレーターのヒット率を大幅に上げられ、2進化相手のダイナミックスパークなどの要求値が大幅に下がります。こちらもまた強い。これは自分で回して、強いと思った方を採用するべきです。

ペパー 4枚

ペパー型である以上、当然の4枚採用。
なぜペパー型を選んだのかは、後に説明します。

博士の研究 1枚

山札掘れるし事故回避できたし入れとけば1回は活躍してくれる、安定の1枚。正直採用は諸説あり。
ボスの指令は省略します。

基本雷エネルギー 15枚

1枚をハイパーボール3枚目やサンダーに割くか迷いましたが、練習で15枚が一番安定したのを信じて妥協せず15枚ぶち込みました。これが合っていたのかはわかりません。

レギュ落ちすることを忘れそうになるカードランキング
個人的に1位

ダブルターボエネルギー 1枚

素引きしたいから2枚欲しいけど1枚に妥協。
結果的にめっちゃ大事なところで素引きできたし無問題(?)!ただ、これを2枚にして雷エネ14枚も全然アリだと思います。そこは自分で回して調整するべきです。
次に、対戦結果と過程を説明します。
DAY1
タケルライコ 4-6❌
(エレキジェネレーター3枚サイド落ち)
オーガポンバレット 6-2⭕️
リザドラパ 6-2⭕️
リザ 6-4⭕️
サナ 6-2⭕️
古代バレット 6-2⭕️
リザ(相手めっちゃ事故ってた) 6-0⭕️
DAY2
赤ロスト 6-3⭕️
(ツイートでは6-4になっていました。ツイートの方がミスです。申し訳ありません)
トドロクツキ 6-2⭕️
(エレキジェネレーター3枚サイド落ち)
リザードン 6-0⭕️
テツノイバラ 2-6❌
ソウブレイズ 4-6❌
テラパゴス 3-6❌
ロスギラ 0-6(大事故)❌
タケルライコ 6-2⭕️

DAY1
1戦目 VSタケルライコ
こっちがミライドンと知るやいなや、オーガポンにすぐにおまもりを貼り、ゲッコウガとおまもりオーガポン以外一切のポケモンを出さず、さらにバトル場のライコにまでおまもりを貼られました。完全にVSミライドンの戦い方を熟知したプレイング。おまけにエレキジェネレーター3枚サイド落ち。運、プレイングともに惨敗でした。
2戦目 VSオーガポンバレット
エレキジェネレーターは0ヒットか1ヒットのみでしたが、環境外かつ低HPだったのでデッキパワーの差で押し切って勝利しました。
3戦目 VSリザドラパ
後1エレキジェネレーター2ヒットからのおまもりを貼りごっつぁん。相手はエンテイ前で返してきましたが次のジェネレーターが当たらずライコウが起動できず、アームプレスで返す結果に。ですが、なんとかピジョットを潰し、ダメージを与えたエンテイにライトニングロンド。ペースの差で勝てました。
4戦目 VSリザードン
お互い、全力で回りました。
相手はヒトカゲスタート、ネスト、ポフィンでヒトカゲ、ポッポ、ロトムのベンチを完成させ、こっちは後1おまもりプリファイ。しかもダブルターボ素引き。ですが、相手はピジョットとリザを立てつつまけんきハチマキかえんばくでテツノカイナを破壊。そこからこっちはベンチにミュウとキチキギスを置きつつシークレットボックスを駆使してベンチ8匹展開からのボスで封印石をつけたまままだアルケミーを使っていないロトムを撃破。さらに、封印石ライコウを2体立て、エレキジェネレーター2連続2ヒットでミライドンに3エネ加速することに成功します。相手は負け筋になったピジョットをフトゥー博士で回収しリザを前面に押し立てバーニングダーク。場のエネは3枚。ここからライチュウを出し、手札をフルに使って山札を圧縮し、モルペコのおやつさがし、からの渾身のエレキジェネレーター。結果は2ヒット。手張り込み6エネダイナミックスパークを眼前のリザードンに叩き込み粉砕。凄まじい激闘でした。
5戦目 VSサーナイト
こっちはモルペコスタート、相手はクレセリアスタート。先1の相手はネストボールしか引けず、それでクレッフィをバトル場に出してきました。ただ、こっちはエレキジェネレーター、ハイパーボール、ペパーがあったのでハイパーボールでテツノカイナを出してペパーでジェネレーターと緊急ボードをサーチしてジェネレーターを2回使用。両方1ヒットだったものの、手張りアームプレスでクレッフィを粉砕。ここからごっつぁん2回でサイドを4枚もぎとり、蓄積されたアドレナブレインのダメージ込みでサーナイトにテツノカイナが倒されたものの、テツノツツミのハイパーブロアーでベンチの非ルールを引きずり出してライトニングロンド。圧勝でした。
6戦目 VSトドロクツキex
正直あまり覚えてないです。
ただ、こちらはミュウツースタートで攻撃できず、相手もあだうちやばねでミュウツーを倒せずといった形でお互い回り切れていなかったけど、途中から着実にエレキジェネレーターでエネを貯めていったこっちがモモワロウex、トドロクツキexを倒し、さらに非ルールのトドロクツキにメテノで40ダメージ与えることで、元々モモワロウexの毒のダメージで負傷していたトドロクツキ、システムポケモンのかがやくゲッコウガ含め、バトル場のポケモン全てをテツノカイナのごっつぁん圏内に入れることに成功。相手はライコウを倒して大空洞を剥がしてきたものの、ボスの指令→ごっつぁんプリファイで勝利しました。ただ、試合中にカードの反りを指摘されジャッジを呼ばれました。ジャッジ曰く、確かに反っているものの誤差の範囲内であり恣意性はないとのことでトラブルにはなりませんでしたが、予選が終わったらスリーブを変えようと思い、7戦終了後にスリーブを換装しました。
7戦目 VSリザードン
惨劇でした。
こちらも後1で攻撃できず終わったと思ったものの、相手はバトル場にヨマワル、ベンチにヒトカゲ2体のまま全く動けません。後2、ライトニングロンドでヨマワル撃破。先3、ベンチのヒトカゲがリザードに進化。後3、ベンチのリザードをボスで呼び出しライトニングロンドで撃破。先4、相手は「投了します」と言わんばかりにフトゥー博士でバトル場のヒトカゲを回収。相手の場からポケモンはいなくなりこちらの勝利となりました。相手の手札、酷いものでした。ですがこれと同じ惨劇が2日目の自分に降りかかります。

DAY2
1戦目 VS赤ロスト
ライコウスタート。後1、後々のベンチ展開を考えてタンデムユニットでテツノカイナとモルペコを展開。そこからおやつさがしを使い二度のエレキジェネレーター!だが、ここで異変が起こります。
…….2回撃って、1ヒット?

やむを得ず、ミライドンを持ってくるのにハイパーボールでトラッシュした雷エネルギーをモルペコのワザで加速。モルペコはおとぼけスピットで倒され、2ターン目にしてごっつぁんプリファイ。
冷や汗ダラダラでした。相手も毎ターンアクロマを使い着実にロストを貯めていきます。ただ、勇気のおまもりを貼ったのでミラージュゲート、手張り、かえんばくで倒されはしないだろうと思っていたら、マシマシラのサイコトリップを喰らいました。これで残りHP220。いれかえカートで回復してもピッタリ250。冷や汗がさらに加速します。ビクビクハラハラしながら、ツツジを撃たれた後にカイナが倒されてもいいように大空洞でベンチを展開。ラティアス、ミュウ、キチキギスを置いていれかえカート、逃げ、手張り。さらにエレキジェネレーターでライコウに1枚貼ってごっつぁんプリファイ。残りサイド2枚。相手もすぐにかえんばく。これで2-3。ただ、こっちはガチグマを出してガチグマに手張りで番を返しました。ライコウで殴ったらどうせまた殴り返される。ならば1ターン待つべきである。幸い相手はいれかえ札を相当数使用あるいはロストしているため攻撃はできないだろうと読みました。これがビンゴ!相手はツツジを撃つもターンエンド。そこからこちらは手張りブラッドムーン。ですが、相手は最後の切り札としてテツノイバラを出してきました。ここでペパー!!持ってくるのは夜のタンカと緊急ボード。緊急ボードをガチグマに貼り逃してライコウを前に出し手張り。そして夜のタンカでトラッシュした(どこでトラッシュしたか忘れました申し訳ありません)テツノツツミを召喚!ハイパーブロアーで裏の非ルールを獲って勝利!!
DAY2一番の名勝負でした。
2戦目 VSトドロクツキex
隣にとーしんさんがおられる中緊張の中迎えたツキ対面。たしかライコウスタート。相手もイキリテイクを使ったわりには微妙なスタート。ですが相手はハバタクカミスタート。しかもブーストエナジーをつけられてテツノカイナで倒せなくなりました。こちらは再び後1で何もできず。ですがハバタクカミをハイパーブロアーでどかしてしゅんそくとスターアルケミーを使用。ここで山を初めて見て気づいたのが……..
エレキジェネレーター3枚サイド落ち
またか……と心でドチャクソため息。
多分漏れてたと思います。
エレキジェネレーター1ヒットと手張り、さらにおまもりをミライドンに貼り、カラミティストームで倒されず、倒されてもすぐにメテノで取れるようにしました。ですが、相手はこのターンも動けずハイパーブロアーで出したモモワロウexを下げることしかできませんでした。すかさずボスでモモワロウ二度目の召喚!さらにネストボールでラティアスを出してライコウを逃して手張り、そしてフォトンブラスター!相手は後ろのキチキギスをカラミティストームで倒すもこちらは二度目のボスでイキリンコを呼びいれかえカート→フォトンブラスター!相手は非ルールトドロクツキであだうちやばね。さらに再びボスの指令でモモワロウを呼び出しライトニングロンド!終了!倒した時にサイドからエレキジェネレーター回収してそれをライコウに使えてよかったです!

3戦目

VSリザードン
種切れ勝ち。リザードンに3戦3勝、昨日から9連勝して完全にハイになってました。

9連勝中の俺これ

ですが、ここから地獄が始まります。

4戦目 VSテツノイバラ
そろそろコントロール系が来るかと覚悟してた頃にテツノイバラ。ここは一撃での決着を狙いペパーで緊急ボードとエレキジェネレーターをサーチ。ハイパーボールでライチュウをサーチし、ここで魂のエレキジェネレーター!ですが…..手札に元々あったジェネレーターとともに2度使用するも。両方一度しかつかず、場にモルペコもいないため、ライチュウで上技を撃つことに。
なんとか一体倒せるも、時すでに遅し。
頼みの綱だったライチュウは夜のタンカで一度回収するものの2回きぜつして完全に再起不能となり投了するしかありませんでした……

5戦目 VSソウブレイズ
横には幼い頃から憧れただんのうらさん。
頑張って勝つぞー!と気合いを入れ直しました。
後1、ハイパーブロアーでカルボウとイキリンコの択を迫り勇気のおまもりを貼りアームプレスでイキリンコを撃破。そこからボスで裏を呼ばれて4-4。こちらは裏を呼びごっつぁんプリファイ。その次に相手はしんえんほむらでワンパン。メテノで40ダメージ与えて残りHP230にし、ガチグマ一撃圏内に持ち込んだもののボスでガチグマ呼ばれてしんえんほむら。トナメ出場の夢が潰えました。

6戦目 VSテラパゴス
完全に頭もデッキも回ってませんでした。
後1でひろってつけるでテツノカイナに加速、相手はヨノワールを完成させユニオンビートでモルペコを撃破。ふわふわした頭で「なんでカースドボム前に撃たなかったんだー?」って思ってました。ここからアームプレスを前に撃ち、大間抜けにもヨノワールがいるのにごっつぁんプリファイでサイドを3枚取ってしまいました。完全に頭が沸いてました。当然カースドボム→ブライア→ユニオンビートでサイド5枚取りされて死亡。普段ならすぐにブライアと気づけたし、テラパゴスデッキは弟の好きなデッキで何度も見てきたはずなのに気付けず、自分の集中力不足を痛感しました。

もうこの時点で涙目だったかも



7戦目 VSロスギラ
事故&プレミで完全に失速したところ、このCL最大の大事故が襲いかかってきました。最初の手札が、これです。

死亡

無理です。
どのデッキ相手でもこれは、無理です。
相手がルギアでもパルキアでも負けてました。
引いても引いてもエネしかこないしボールもペパーもまるで来ない。一応モルペコとライコウは来たのでおやつさがしの圧縮としゅんそくのドローはできましたが、それでもハイパーボールを引けたのは4ターン目。このターンでベンチを7体並べて場を作りましたが、既にサイドは2-6。ライコウもラティアスもやられ、完全に終わりました。目の前が真っ暗になりました。

ガチでこんな顔してた

8戦目 VSタケルライコ
泣いても笑ってもこれが最後。こちらゲッコウガスタート。ゲッコウガの説明同様、相手はベンチを3体出してくれました。「もしミライドンでも倒せないだろ」くらいは思ってたのかもしれません。ですが、今回はタンデムユニット、イキリテイク、エレキジェネレーター、ラティアス出しで一気に展開。後1ベンチ8匹ライトニングロンドを決め、相手は2ターン目も殴れずかがやくゲッコウガが前のまま番終了。こちらは容赦なくボスでオーガポンを倒し、相手はここでベンチを4匹展開。さらにポケモンキャッチャーでミュウツーを呼び出して撃破。ですが既にミライドンにエネルギーがついており、夜のタンカでミュウを出し、ミュウ、ライコウ、ゲッコウガ、キチキギスで全力でドローしてボスを引き当てて相手ベンチのキチキギスを粉砕。この瞬間、CL大阪の優先権獲得が確定しました。

次に、主な主要デッキへの戦い方や有利不利を話します。

VSタケルライコ   互角、もしくは微不利
メインアタッカーはライコウV。ベンチ8匹並べてライトニングロンドでの撃破を真っ先に狙います。ですがミライドンデッキだとわかればまず間違いなくベンチを出してくれません(一番辛いのはかがやくゲッコウガとタケルライコしか出されないこと。最高打点220しか出ないしハイパーブロアーでゲッコウガを呼ぶこともできない。手札にボールを残しててもミライドンなら手札干渉はほぼ飛んでこない。ライコ使いの方はこれを参考にしてください)。そのため、できればかがやくゲッコウガやミュウex(ミュウで後攻はほぼミライドンかも……)などミライドンデッキと特定しづらいポケモンでスタートできるのが好ましいです。最悪なのは勇気のおまもりをベンチのオーガポンとバトル場のタケルライコに貼られてベンチ3になることです。基本的にこの対面は先に相手のルール持ちを倒した方の勝ちなので、ライコにおまもりがついたら即座にライチュウを使って後1ダイナミックスパーク300ダメージプランに移行します。ここでエレキジェネレーターを3枚使ってでも(4枚は次のターンに続かないからだめ)、なんとしてでも眼前のおまもりライコを粉砕します。最高確率は相当低いですが、これが一番の勝ち筋です。DAY1の1戦目ではお守りライコ、お守りオーガポン、エレキジェネレーター3枚サイド落ちで1ターン目にしてほぼ負けが確定しました。逆に、先に倒してしまえばこっちのものです。相手はこっちを倒すためにベンチを展開する必要がある。でも展開したルール持ち全てにお守りをつけることは不可能。なぜならデッキの枠的におまもりは2枚までしか入れられないから。あとは2-2-2を通すだけの簡単なお仕事です。

VSリザードン 不利
なんか勝てたけど、やっぱり不利です。
VSリザードンにおける1ターン目のこちらの要求は、おまもりカイナを作りドローソースとなるポケモンを最低1体は置きごっつぁんプリファイをすること。あるいはキチキギス、ミュウ、かがやくゲッコウガなどドローソースを磐石にしつつカイナを作りごっつぁんプリファイをすること。ごっつぁんは最低条件。要求がクソ高いです。そうしないとアンフェアスタンプ→バーニングダークで詰むからです。おまもりカイナを突破するにはまけんきかえんばくかカースドボムバーニングダークになります。まけんきかえんばくの場合は厳しいですが、カースドボムの場合はこちらもサイドを1枚取れるので相手のベンチポケモンをハイパーブロアーで倒し(最近のリザの構築はヒトカゲが少ないから2ターン目だとベンチにいても片方リザに参加するとして1体、さらにピジョットとロトムがいると思われる)て2-4か1-4、そして再びハイパーブロアーを使うかボスの指令というプランになります。つまり、カイナにおまもりをつけてごっつぁんするのはほぼ必須条件。それが無理なら、カイナが倒されても攻勢を崩されないほどのベンチのドロー体勢を整える必要があります。いずれにしても非常に要求が高いため、圧倒的に不利。踏めば7割以上敗色濃厚でしょう。

VSドラパルト 微有利
今までは有利でしたが、ポケモンリーグ本部の台頭に伴い明確に有利とは言い難くなっています。ですが今回のCLでルギアが準優勝し、他にも多くのルギア使いがDAY2に進出し好成績を収めたため、スタジアムの主流はシンオウ神殿に戻るでしょう。その場合は有利です。一気に後1ごっつぁんを決めていきましょう。ただし、ダイナミックスパークはなかなか決まりません。ごっつぁん→ごっつぁん→ピジョット取り、あるいは先2まけんきファントムダイブしてきた場合ごっつぁん→ライトニングロンド(ピジョ撃破)→ライトニングロンド(ロトム撃破。崩スタの採用率はそこまで高くない)のプランを目指していきましょう。
VSルギア 有利
欲をかかないようにしましょう。
普通にやったらまず勝てます。
後1ごっつぁんは狙わず(ダブルターボとエレキジェネレーターとペパーとネストボールが手札にあるとかなら話は別)、後1からライトニングロンドを間断なく撃ち続けられる体制を整えましょう。これだけでルギアは詰みます。
VSパルキア 有利
基本はルギアと同じです。
ただ、相手のバトル場ヨマワル、ベンチパルキア・ヨマワルの場合は後1ボスパルキアライトニングロンドかバトル場にごっつぁんプリファイを当てていく必要があります。
VSサーナイト (微)有利
クレッフィが少々大変ですが、今回の俺のCLのようにテツノカイナを無理矢理立てて突破するのが一番です。あとはライコウあたりを後続で用意しつつ相撲を繰り広げましょう。
VSレジドラゴ 微有利
厄介なのはジャミングタワーとかがやくリザードン。ジャミングタワーはシークレットボックスで完封、かがやくリザードンは後ろのルール持ちを潰して対処するのが一番です。なんやかんや流れで押し切れる場合が多いです。
VS ソウブレイズ (微)不利
こっちは火力足りないのに相手は一撃で倒してきます。相手はベンチを出す必要がないのでライトニングロンドの火力も出ません。後1プリファイにかかってます。
VSトドロクツキex (微)有利
最悪後攻取られても非ルール統一盤面作って時間を稼げるし、メテノが入ってるのでくるいえぐるの返しも容易。練習・本番同様一度も負けたことがありません。
VS古代バレット 互角
正直、相手次第です。
こっちがコンスタントに殴り続けて相手が止まるか遅れれば勝ち、遅れずについてきて順当に火力を上げられたら負けです。一応リモートの練習ではほとんど負けたことはないですが、上手い古代はほんとに上手いので増えてきたら警戒しましょう。
VSゲッコウガex 超不利
1エネ340かつ確定サーチ。
対ミライドンに破格の性能です。
しかもぶんしんれんだでモルペコとバトル場のポケモンを同時に倒して3枚取りしてきます。カースドボムのゲッコウガ取りを含めたら4枚取りです。
さすがに勝てる気がしません。
今回のCL、当たらなくてよかったです。
VSテツノイバラ 不利
勝ち筋は初手でライチュウに4エネ加速してダイナミックスパークを撃ち込む。これだけです。サンダー採用の場合、3枚加速に変わり楽になります。
VSディアルガ (微)有利
とりあえず後1からフォトンブラスターを撃ち込みます。次にベンチ8匹ライトニングロンド。もういっちょライトニングロンド。これでおわりです。
VSブリジュラス 超不利
今日当たりたくないデッキランキング、堂々のNO1です。リザやゲッコウガはまだ勝ち筋がありましたが、ブリジュラスはほんとにないです。進化前がHP130でごっつぁんで倒せない、進化後は300でダイナミックスパークでしか倒せない。しかもダメージは220でお守りついてないアタッカーを全て一撃。全てにおいて相性最悪です。2度と会わないでほしいです
VSカビゴンLO 微有利
大学の先輩から、対カビゴンにおけるミライドンの戦い方を学びました。まずミライドンを出してタンデムユニット。ミュウツーとライチュウを出します。ミュウツーを出すのは普通のベンチ枠では足らないからです。そしてイキリンコを出しイキリテイク。ゼロの大空洞を展開し、ミュウ、ラティアス、メテノを出します。ここにサンダーが入ればほぼ勝ち確ですがこの構築では不採用です。そのためその枠に俺はモルペコを置いてます。通常は目の前のカビゴンをメテノのワザで倒します。相手はカウンターキャッチャーでミュウツーあたりが呼び出されます。ここで重要になるのがモルペコです。モルペコのおやつさがしでエネルギーや対戦で重要になるカード以外(いれかえ札、エネを回収できる夜のタンカ、ボスや山札引ける博士など以外)をトラッシュしていきます。こうすることで、ミュウツーやモルペコなどが呼び出されてもすぐに雷エネルギーを手札に引き込み、じゅうりょくタックルで攻撃できます。これで重要なのは、エレキジェネレーターでエネをつけすぎないことです。メテノの特性は手札からエネをつけたときしか発動せず、通常の対戦と異なりエネを手札に引き込む必要があります。つまり、エレキジェネレーターでポンポンエネを加速していたらエネが山札から足りなくなります。そのため、エレキジェネレーターでつけるエネルギーは基本2枚。闘オーガポンやおまもりロトムを倒すためにライチュウに2枚だけ貼っておくのが最も有効なわけです。相手はおまもりカビゴンボタンループに持ち込もうとするわけですが、この状況になると雷エネルギーとボタンの1-1交換となります。ともだちてちょうがあるとはいえ、エネとボタンではデッキに入る絶対数が違いすぎます。いずれボタンは枯渇し、押し切ることができます。その流れの間に裏のロトムVあたりを倒し(通常はフォトンブラスター、おまもりついてたら4エネダイナミックスパーク)、ボタンループを途切れさせられたら最高です。このデッキの弱点であるヒーローマントミミッキュについてですが、前半ならばゲノムハックで十分です。2~3ターン目はそくせきじゅうでんで山札が圧縮されていないため、HP170ならばゲノムハック3回撃っている間にボタンで回収されることは少なく、されたとしても次のボタンは続きません。遠慮なくゲノムハックで殴り続けましょう(ただしミストエネルギー貼られたら完全にサンダー以外の突破口がなくなる)。最後に闘オーガポンが出てきても安心です。これまでの一連の攻防において、必ずメテノにエネルギーが蓄積します。これをダイナミックスパークでぶつけてやればイチコロです。そのため、カビゴン対面は序盤にどんどん倒してサイドを取り切ることが可能です。ただ、序盤にもたついててそくせきじゅうでんでどんどん山札を掘られたらいくらメテノが入っていても負ける恐れがあることを念頭に置いておきましょう。

最後に、なぜペパー型にしたのかを話します。
慣れていなかったから、中盤以降の安定感が足りないと感じたから、主にこの2つです。
カシオペア型の魅力は圧倒的な後1の爆発力と、封印石を使わずにダブルターボを直接サーチできる点です。封印石→シークレットボックス→カシオペア→エレキジェネレーター+ダブルターボ→イキリテイク→エレキジェネレーターなどの流れで一気に後1でカイナやそれ以外のポケモンにもエネを加速して盤面を形成していきます。めっちゃ強いです。ただ、手札干渉→崩スタなどにめっちゃ弱いです。なにせこのデッキ、カシオペアはたいてい2枚採用です。なぜならこれ以上あってかさばっても邪魔になるだけだし、ネオラントや封印石→シークレットボックスでサーチしてくるのが前提になってます。2ターン目以降、ガチで引けません。エレキジェネレーターも1ターン目につけきれなければ2ターン目以降も失速したままです。つまり、遅れを取り返すことが困難なわけです。その点、ペパーならば4枚採用、使用に条件もないため手札干渉を喰らっても普通に引いてきて使えます。そして、自分が長い間ペパー型を使ってきてそれに慣れていたからというのもあります。CLの数日前にいきなり型を変えて上手く使いこなせるほど自分は器用な人間ではありません。カシオペア型か、ペパー型か、好みは人によって分かれますが、結局両方強いです。ならば、自分の得意な方を使うのが一番強いと思います。

おわりに

中学時代、高すぎてポケカから離れて約3年、戻ってきた時に初めて使い始めたのがレジエレキ型のミライドンでした。そのミライドンでDAY1を突破でき、優先権もゲットできて本当によかった。ミライドンを信じて突っ走って本当によかったと断言できます。トナメには行けませんでしたが(もうちょいルギアやレジドラゴに当たってもよかったのに)、デッキ選択に後悔はありません。ミライドン、ありがとう!!



  


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