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ラーメン屋さんと比較する。

夜余裕があったり必要にせまられたり気がむいたときだけ、パソコンからGoogleカレンダーを見て、「この日が危険だ」とか「この日もうちょっとなんとかなりそう」とか「ここミスってるから確認入れよう」とか、人員配置を考えたり、先の予定を見据えて明日こうしようああしよう、いついつまでにこれしよう、とミッションを作ったり、そういうことをしてる時間がけっこう至福です。

(毎度昔話になって恐縮ですが)個人事業でひとりでやってるときは夜な夜な、メールやメッセンジャーやDMやLINEや電話やショートメールにくる撮影のご依頼の全てを紙に書き出し、希望日と自分の予定をにらめっこしてあーあーうーうーして、そこからようやく返信して、また翌日以降にあれこれあれこれ。

このへんがほんとーーーに限界きてたので、その面だけでも法人化して仲間づくりができたのは吉でした。大吉です。自分がカレンダーを至福として見れるのは、仲間のおかげで環境が整ったからです。

あるときふと思ったのが、例えばラーメン屋さんだったら注文を受けるホールの人がいて、その人が配膳もレジもしてくれる。席数に応じてホールのアルバイトさんも増える。

お客さんの注文を正確に厨房に通し、答えられない場合は”聞いてきます”と店長に確認する。気の利いた笑顔や愛想が大事。

作るもののバリエーションや工程が多いほど厨房の人も多く、営業開始のずいぶん前から仕込みをするし、掃除もする。新メニューも考えなくちゃ。経理もしなくちゃいけないよ。


ひとりでやってると「全部自分でしなきゃいけない」という意識になり、結果すべてを消耗していくし、もひとつ「自分でできるボリュームしかやらない」では仕事のスケールアップはまずできない(才能ある人は少量の仕事から結果を出すんだろう)。お声をいただいてもそれに応えるキャパを作ることができない。

自分のやってることをラーメン屋さんや飲食店さんと比べてみて、「だよな、そうだよな、ひとりではムリだよな」って、励ましつつもふんぎりがつかない日々を長く送りました。

逆に、ビジネス感覚があって「組織化、システム化することでここが改善されてこう収益が上がる」と算段できるような男ならそういう進み方がすぐにできたんだろうけど、愛する写真を仕事にして、そういうドライな考えは持てなかった。

何事も「実践して痛感して反省して改善する」がモットー(今きめた)なので、予想や想像で物事を進めることができません。なので全てが遅くて時間はかかるし失敗の連続なんだけど、その失敗がいかに価値のあるものか。

それを証明するために、来年くらいから結果を出すゾーンに入っていきます。ようやく。早くしなさい。

それでは、最近まったりいい感じなのでおやすみなさい。


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