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お正月のペンギン、後日談

先日の投稿にて、過去を遡りペンギンについて調べるといった内容のものをあげました。(その話)

特にその後の追加ではありませんが、調べている最中や、やり終えた後でも自分の中にひっかかるものがあり、それがわかったので折角なので報告をと。

『過去を遡り、ペンギンについて調べる』

まさにこのまんまの短編小説があったのです。

ひっかかり解消。

その作品は川端裕人さんの書かれたこちら↓

この、星と半月の海に収録されている

“みっともないけど本物のペンギン”

がその話です。

ざっくり紹介
主人公はひょんなことからペンギンについて手がかりを元に情報を探していくのですが、そのペンギンというのが実はペンギンであってペンギンでない、だけどまさにペンギンであったということ話。

なんのこっちゃ。
と思われるかもしれませんが、ペンギンスキーな方にはこの説明で、あるいは表紙で伝わるのではないかと思います。

収録されている短編は以下の通り

『みっともないけど本物のペンギン』
『星と半月の海』
『ティラノサウルスの名前』
『世界樹の上から』
『パンダが街にやってくる』
『墓の中に生きている』

それぞれは独立したストーリーですが、ほんのちょこっと他で出てきた人が登場したりして、ニャっとしたりすることも。

こうやってタイトル見ると、主役となる動物が分かる話と分からない話が交互にありますね。

なにぶん少し昔の本なので、店頭にはなかったりするのですが、今年の目標を読書だと誓われた方がみえましたら、そのうちの一冊に加えてみてはどうでしょうか。

川端さんは作品経歴が多岐にわたる人でフィクション作品、ノンフィクション作品さまざまですが、

・捕鯨について
・動物園の飼育環境について
・ペンギンと日本人の関わりについて

などと、生物関係の人かなぁと思いきや

・PTA問題について
・疫学やタバコについて
・サッカー、ブラインドサッカーについて

などと扱うテーマが広くて驚かされます。

ひょんなことから自分もペンギンについてを調べましたが、ちょっとだけ話の主人公になった気分でした。

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