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高校の時の彼女の

校門の隣で待つ彼女は
僕の青春を彩った一人だ
部活が終わるのが遅い僕を
一人、ポツンと待っている
校舎の窓から見える彼女はとても愛おしく
ずっと見ていられた。
セミの鳴いていた暑い日も
大きなマフラーを巻いていた寒い日も
もう隣にいない君へ
元気に頑張っているといいな
今はもう互いに錆びついた記憶だろうから
ありがとうね
とだけ、言っておきます。

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高校の時の記憶は大学と違ってまた別のところにしまってあって、他の記憶とは思い出し方が違う気がする。
何があったとかは覚えているがその記憶のほとんどに思い出す工程で、キラキラしたエフェクトの様なものも一緒についてくる。
今のところ高校の記憶だけです。
その中でも当時いた彼女のことは一つ一つより鮮明にキラキラがついていて、自分の中でかなり美化されています。
当時は「こんな経験をしよう!」と思ってやっていたわけではないですが、間違いなく高校生の僕は目の前の何かに必死に取り組んでいた青年でした
今からでもこんな経験が新しく積めるようになったらいいなぁと思った今日でした。
(おしまい)

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