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2030暮らしのイメージ

未来の社会に興味をもってほしい

「未来の社会に興味をもってほしい」と伝える講師、佐々木博氏。
佐々木先生の講義に参加。
佐々木先生は、NHK教育テレビにてIT番組を12年歴任。
自身の子どもが難病児であり、現在は奈良にて子育てに専念。テクノロジーを活用して、子どもたちの未来に希望を、人々の暮らしを良くすることを目指した株式会社創庵の代表取締役。

なぜ、千年も建物が残るのか

奈良県には、現存する木造建築物の中では世界最古の法隆寺がある。
607年に建築され、築1300年以上といわれているが、なぜ法隆寺は今もなお残っているのか。
答えは正直なところ、私は分からない。分からないが、分からないなりに考えてみた。私の考えは、後世にこの建物を残したい。今まで先代が残してきたものを自分たちも繋いでいきたいという想いがあったからなのではと思う。
建物以外でも今日まで残ってきたものは私が知らないだけでたくさんある。それらはすべて人々の強い想いで残っていると私は思う。

100年後はどうなっている?

「100年後はどうなっていると思いますか?」と佐々木先生は高梁川志塾の受講者に問う。受講者の一人は、「人が争わない平和な世界。誰もが幸せになれる社会になっていたらいい。」と、言っていた。本当に戦争を含め人が争わない社会になったらどれだけ幸せか。良い答えだなと思った。
佐々木先生の分野である、テクノロジーのあるべき姿は、
「多くの人を幸せに暮らせるためのもの」だそう。
テクノロジーがさらに発達して、本当にどんな人でも幸せになれたら最高の世界だと私は思う。

過去の人が想像する未来の社会

上の記事は100年前のフランス人が100年後(未来)を想像した絵である。
この記事から見て分かるように、100年前のフランス人が想像する100年後の世界は今とずいぶんかけ離れている。当時の人が想像している以上に科学が発展したおかげで、人々の暮らしが格段に豊かになった。
暮らしが豊かになったのは、テクノロジーが発展したからである。
きっと、今後さらに技術が発展し、人々の暮らしを豊かにすると思う。

テクノロジーが発展することによって

よくAIやIOTなど技術が発展すると、現在私たちが行っている仕事が奪われると報道されているが、ある意味正解であるそう。
仕事というのを考え直さなければならない時期に来ている。

上の記事はエストニアの電子政府について。
エストニアは、ロシアとラトビアに接するヨーロッパの一国。リトアニアとラトビアとともにバルト三国と呼ばれている。人口は約130万人で、日本でいう青森県と同じ程度の人口の国。面積は九州と同じくらいと、人口や面積は大きくない小国でありながら、電子政府が世界中から注目されている。
行政サービスのほぼ99%は電子化されており、オンラインで手続きが完結する。つまり、日本でいうところの役所での手続きがオンライン上、すべてできるということである。もちろん、役所の窓口はいらない。でも、電子化で仕事が奪われた人はいるのではと思う人もいるだろう。エストニアでは、失業対策もしているそう。失業支援をしているので、働く場所には困ることはほぼない。

SDGsとデジタル

SDGsと言う言葉を最近よく耳にする。SDGsとは、2015年の国連総会、国連加盟の193カ国すべてが賛同した国際目標である。日本語では、「持続可能な開発目標」と訳されている。17の目標と169のターゲットを示しており、「だれ一人取り残されない」という理念のもと、地球全体で未来の形に向け取り組んでいるもの。一方、テクノロジーは人の生活を良くすることを目指している。SDGsに似通った部分はある。
従来の分断から孤立の問題を解決すべく、デジタルを活用し、共創の社会を作れるのではと佐々木先生は言っていた。正直、何ができるかは分からないので、ゆっくり考えたいとは思う。

私たちにできること

「インタネーットには、国境がない。」

と、佐々木先生は言っていた。
「国境がないから、管理されることもない。中心は皆。緩やかにつながっているのがインターネット。つまり、自由。」とも言っていた。
今こうして書いている記事も、世界のどんな人でも見ることができると思うと、インターネットって本当に国境がないと、改めて感じる。

「怖がることなく自分の想いを伝えてほしい。」

正直、インターネットは、だれが見ているか分からないので怖い。
日本でTwitterなどで炎上している話題を聞くと、恐ろしいと感じてしまう。
だが、「失敗しても良いから、自分の想いを伝えることが大事」だそう。
それぞれの、個人の想いを伝えることで社会は良くなると言っていた。
想いがなければ、実現はできない。
ちょっとした想いを伝えることで、誰かが幸せになるのかもしれない。
大変勉強になった佐々木先生の講義でした。

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