紗雪 5/10
これは僕の初エッセイです。
拙い文章ではございますが、完結まで毎日1章ごとに内容を公開させていただきますのでよかったら最後までお付き合いください。
また、最終日にはそれまでの内容を全てまとめて公開をさせていただきますので、全部まとめて読みたいという方は最終日までもうしばらくお待ちください。
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【ガンガラーの滝】
そんな旅の目的を持った僕らが、今回まず最初に向かったのが沖縄でも有名な観光スポットである『ガンガラーの滝』
那覇空港から車で約30分くらいのところにあるんだけど、ツアーに参加しないと回ることができないので、事前に予約していた。
ツアーで巡るコースは大体約1キロ。
途中に巨大なガジュマルの木があったり、昔の住民が信仰してきた鍾乳石や、古代人が住んでいたとされる住居跡などを回ることができて、普通に観光として回るだけでもすごく楽しいんだけど、谷の奥の方に行くと、女性の洞窟と男性の洞窟の名前がついた所がある。
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「さっきのガジュマルの木すごかったね!」
「ねっ!もうあれだけで十分パワーもらえそうだったよ」
「それでは皆さんここで一旦止まってくださーい!!」
ガイドさんが立ち止まり、ツアー参加者を集めた。
「ここにあるのがイナグ洞です!」
ガイドさんの指差す先には、『母神』と書かれた今にも折れてしまいそうな標が立っていて、その横には地面に大きな穴が開いている。
「このイナグ洞は、地面に対して垂直に続いている洞窟になります」
「イナグ洞の中に入ることは出来ないのですが、洞窟の中には、乳房のかたちをした鍾乳石がいくつもぶらさがっています」
「中には臀部のかたちをした鍾乳石もあり、自然に出来た鍾乳洞の形がまるで女性の身体の一部のようだということで、イナグ洞という名前がつけられています」
「こちらは、縁結びや安産のご利益があると言われており、今でも多くの方に信仰されています」
僕たちはそんなガイドさんの説明を聞きながら、地面に対して垂直に空いたその洞穴を覗き込んだ。
一通り、ツアー参加者全員が見終わるのを待って、ガイドさんが歩き始めた。
イナグ洞から50mほど歩いたところで、またガイドさんが立ち止まり、全体に向かって声をかけた。
「こちらがイキガ洞です」
イキガ洞はイナグ洞とは違って、横に延びた洞窟だ。
僕たちがこのツアーに参加した1番の目的はこの“イキガ洞“にあった。
「皆さんもうすでにお分かりだと思いますが、イキガというのは沖縄の方言で”男“という意味になります」
「この洞窟がなぜイキガ洞と呼ばれているかは、洞窟の奥まで行けばお分かりになると思います」
「ただ、この洞窟の中は真っ暗になっているので、ここから先はこちらを持ってお進みください」
そう言うと、ガイドさんは僕たちに手持ちランプを渡した。
洞窟に入ると、中には自然の力によって作り上げられた様々な鍾乳石がある。
奥に進むにつれ、道幅は少しづつ狭くなり、ランプの灯りだけが頼りの暗闇になっていった。
入り口から50mほど進んだところでイキガ洞という名前の由来にもなった御神体にたどり着いた。
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「これって、、、」
「うん、これは説明がなくても分かるね笑」
目の前には、とても大きな鍾乳石が天井から下に向かってできている。
そして、その鍾乳石の形がどう見ても、男性のシンボルを思わせる形なのだ。
「この御神体がパワースポットなんだね」
「これに触れて拝むと子宝に恵まれるらしいよ」
「確かにすごいパワーがありそう…」
そう言いながら僕たちは御神体に触れて、子宝に恵まれるよう願った。
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