私の外側にいる私と

小さい頃から私の中の外から客観視しているもう一人の自分がいる。そいつは私が何かやりたいこととか将来の夢とか人生の進路をみつけたりする度にいちいち重箱の隅をつつくように否定してくる。いつかどこかでみた【愚痴垢の人格】のようなものだと思う。そして彼女が客観視して来る時は必ず私の心が弱っている時だ。

彼女の名前はきっと、タマキ。タマキは私の父親が付けようと思った名前。名字と合わせたら変わった名前になってしまうからという理由だけ存在することが出来なかった。生きたかったんだろう。よく「受精レースで負けたほかの精子に申し訳ないの?」みたいな煽り文句がネットでは散見されるが名付けに選ばれなかった他の名前もゴミみたいな人生に怒っているのかもしれない。だから、しょうもないゴミみたいな人生を歩んでいるユキがムカついてムカついて仕方ないんだろう。不思議なことにどうやら彼女は自分が存在していたら私なんかと違って要領よく生きられたと思っているいるようだ。同じ親から同じように同じ環境で育てられるのにどこからそんな自信が来るのかと思う。
これ以上なにか思う度に葛藤したり怒られたくないからいい加減諦めてほっといて欲しいものだ。

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