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高校の進路説明会のお仕事に同行させてもらった1日の話

10/23、高校の進路説明会のお仕事に同行させてもらう機会をもらった。

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朝6時に起き、7時前に家を出て8時には今日一緒に行く人たちと主催の会社(企業見学にも行ったところ)の前で合流した。

教育メンバーは、前のイベントゲストに誘ってくれたりと沢山お世話になってる花見さんと、就活してるときに会って一緒に考えてくれたキャリアコンサルタントのまほさん、そして初めましてのキャリアコンサルタントの竹田さん。

沢山話しながら3時間ちょっとくらい花見さんの運転で兵庫の出石に。
途中、パーキングエリアで食べさしてもらった踊りたこ焼きが美味しかった。


まほさんは進路説明会の最初に高1のみんなが集まる前で話すので、ワークシートを作ってきていて、見せてもらった。

すごく懐かしくて、こういうの自分も前の高校でやったなあと、そして当たり前なんだけどこういう風に頑張って作ってドキドキしている人がいるんだなと、そんなワークシートを高校に通っていたときにはもらう側だったのにそれをまた高校生のうちに見れて、そしてこうやって生徒と先生じゃない立場で見れてることがすごく感慨深かった。

そんなことを考えながら車の外の風景はどんどん変わって、山や田んぼ、川、昔の家が多くなってきた。もっと小さい頃、家族で出かけた日のことを思い出す。そんな懐かしい景色を、いまお父さんが運転しない車に乗って、新しいスーツを着ている自分にすごく幸せを感じた。いろんなことが、あったなあ

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花見さんは仕事で何年も今日いく会社に行っているので、その高校の近所のオススメ蕎麦屋さんに連れて行ってもらった。

昭和っぽいお店で、おばあさんとおじいさんがいて、メニューが和紙ですごくかっこよかった。蕎麦はやっぱり美味しかった。

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そこで私は他の3人の大人の人が教えてくれたことを、昨日の帰り道にもまた考えてしまい、いまも思い出すくらい深く残る話だった。


「進学も就職もしなくてもいいけど、リスクになることはちゃんと知っててね、でも、自分がなんでその選択にしたのかが言えるならいい。

そのとき「なんとなく」でもこの先意味を見つけて。

そして、何か成果を残せば、塗り替えられるから。17歳の今はゆうを測れるものが学校とかしかないけど、それ以外ができればそこを見てもらえる」


「明るいゆうの雰囲気は天性のものだし、何か紹介したいと思わせられるものゆうのことを知ってるからで、好きだから
パッと浮かんで消されないように、人を大切にして」

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どうにか、強く生きてやろう。自分の選択だけにはプライドがある。「曖昧」「なんとかなる」は大好きな言葉だけど、高校をやめたりN高に行ったり、大学に行かなかったり就職を辞めたり。それは直感もあるけど、悩んでそれなりに覚悟して決めた。いつかは、ちゃんと自分のことを自分の言葉で説明できるように。

それは、就職しないにしろ、アーティストを目指す上でも自己表現する上で、自分を自分の言葉で表現したい。そして、感覚の部分を、言葉じゃない何かで表現したい。今挑戦している世界一周コンテストでも、その見えない感覚を表現したいと言った。


それからまた車に乗り、出石高校についた。

高校の周りには山と川と神社。こんな場所での高校生活だったなら、自分はどんなことを感じる人間だったんだろうか。全く違う悩みを持つだろうか。

蛍を見ながら自転車を漕いで家に帰る夜があったなら、どんな友達がいたんだろう。

耳を澄ませば川のせせらぎが聞こえるなら、朝の散歩ではイヤホンなんてしてないんだろうか。

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車から降りると、飛行機雲が見えた。思わず幸せを感じた。

朝から沢山の景色を見れて、何回も幸せだと感動する瞬間があって、やっぱり幸せは、懐かしいから出てくる感情だと確信した。


自分の高校以外の高校に入る機会なんてなかったからすごく新鮮だった。いつもと変わらずここで授業を受ける高校生が、自分だったなら。。

休み時間に友達とトイレで会う毎日をここで過ごしたなら。まだ4時間目終わらない〜とだるくなる12時を自分と同じようにここの高校生も感じてるんだろうな。

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一日中こんなことを本当にずっと、考えていた。


進路説明会のために机を合わせたり◯◯大学とか書いてる紙を貼ったり準備をした。

授業が終わり、教室から出てきた高校生にこんにちはーなんて言いながら、自分は誰やねんと突っ込みたくなった。


講師控え室に行くとまほさんがいた。まほさんは

「遅刻したらダメな理由」と「勉強したほうがいい理由」を私に聞いた。

ううっどっちも胸がいてぇ!なんて思いながら答え、それから少し自分でも考えた。この話はまたしようと思う。


進路説明会が始まる5時間目になった。

まほさんは前で話し始めた。後ろで聞きながら、また懐かしさに浸っていた。

先生に紙をくれと言われ、何か書いてるのを見て、自分も同じように書こうと席に座った。

まほさんの話を聞きながら思ったことを書いた。

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進路説明会の時や、先生の道徳の授業、たまにくる講演者、そんな話を高校の時、話し方とか、どうやったらもっと聞きたくなるやろうとか、うまい先生の授業がなんでうまいかとか、もっと考えてたらもっと学校は面白かったのかもななんて考えた。

環境が変わったからこそ考えられることもあるんだろうか。



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それからみんな別々に希望した大学や専門の話を聞きに行った。

車の中で自分が聞きたいこんなん!!って言ってたら好きなの聞いてきていいよって言ってくれて、私はデザインとファッションの分野の専門学校を2コマに分けて聞きにいった。

いきなり私が教室に入ってきてへこへこ椅子持ってきて生徒の隣に同じように座ってふむふむし出すわけだから、生徒も先生も「お前もきくん?!」みたいな顔してた。

「デザインは、お客さんの要望に合わせたものを作る、自分の好きなものを作るのはアーティストだから違う」って言ってて、あぁやっぱり自分は人のためにの部分を思わないから、アーティストがいいなあと思った。

途中までしか聞けなかったけど、また次の時間、また話を聞きにいけたので、ファッションの専門学校の話を聞きにいった。

意味わからんくらい面白くて、今までファッションには目を向けていなかったのですごい発見した気分だった。

話にひきこまれて、自分の目がキラキラしているのを鏡も見てないのにわかった。


「ファッションデザイナー(造る方)は、空想世界を広げて現実に持ってきて戦うようなもの」

っていう表現がすごく好きだった。空想世界、、か。めちゃくちゃいいな。


その方が最後に言った、高校生のうちにしていて欲しいこと。きっとこの言葉は自分は忘れないと思う

「勉強よりも、たくさん刺激を受けて、たくさんの感動した瞬間を経験してください


そして、その感動したものを何か、形にしてください


振り返れるような、日記でも、写真でも。」


感動する瞬間をたくさん。そんな人生が自分は何よりも尊いなあと思う。

そのあと時間が終わって生徒が帰ったあと、「話すのすごくうまいですね!!」なんて言って、一緒に控室まで帰った。

生徒と同じように学校の資料までもらっちゃった。笑

その専門学校の中で一番偉い人だったらしい・素敵な人がすごい人になるんだな、こう思える瞬間を大人になってもどんだけ理不尽なことがあっても、そんな素敵な人を見続けられるように生きたい。


高校辞めちゃっても、こうやって進路説明会に行って話を同じように聞けるのって仕事関係なしにすっごいありがたかった。

一年越しの進路説明会でめちゃくちゃファッションに興味出たし。嬉しいなあ


そのまま片付けをした。先生と会う度、誰も私が高校生であることを知らず、普通に一社会人だと思って見ている。

だから、年に甘えることができない。仕事になると、年なんて関係ない。

スーツを着ることによって、いきなり大人になった気がして、歩きずらかった。

やっぱりまだ、大人になりたくないなあ・

高校生だから仕方ないって、言ってほしいなあ…頑張ってるんやからいいやん!!って、まだ、成果よりも努力をも認めてもらたいなあ

誰もが、必死に大人との狭間で闘ってきたんだろう。


控え室で、大学や専門の先生が高校の先生の前に並んで、資料を渡す会をしていた。これも自分にとっては衝撃的だった。

みんな資料を渡しながら、今日の進路説明会の話を先生にしている。

「あまり反応がなかったのでどうにか顔色見ながらちょっとでも反応あればよっしゃー!!って話進めてましたね」「この学校からそちらの専門に進学した◯◯さん、就活とかどんな感じですか、、?」「◯◯さんは今〜で〜」

「本当にこれからもよろしくお願いします」と先生同士が頭を下げる光景を私は衝撃を受けながら眺めていた。



そこから大阪に向けて帰った。

自分なんか準備と片付けちょこっとしただけなのに意味わからんくらい疲れてるのに、車を3時間以上運転して帰る花見さんは、本当にすごい。

みんなこうやって、楽しいの中でも大人として足切りして踏ん張って、頑張るところ頑張ってるんだなあと感動した。

まほさんも、明日もお仕事だって言っていた。頑張る人は、やっぱり素敵だ。

闘う働くマンだな。

自分にはこんなこと、できる日がくるのだろうか。。

いろんな働く人を見て、大変すぎて、自分には、とてもできないなと身を以て思い知った日だった。

ここから先の人生で、今のこの感情を覆すひがきたら、また感動するだろうなあ


帰り道、もっと衝撃だった。


まほさんに、私が今日思ったことの紙を渡して、話したら、まほさんはいっぱい質問して下さった。どんな話がいいのか、こんなのはいいのか?どんな話だったら面白い?

自分よりも10以上下の私に相談するのはきっと気持ちいいことではないはずなのに、真面目に車の中でもメモをとるまほさんが、すごくすごく格好良かった。

できるだけ正直に、応えた。


こんなに必死に頑張れる何かを、私もいつか、見つけられるだろうか。


帰り道、また違う高校に寄った。

そこでは名刺をもらった。高校の先生から名刺をもらうことなんてなかったから、すごい変な感情だった。

生徒の進路について悩む先生と、花見さんが相談みたいなのをしている姿が格好良かった。

名刺、自分も渡したかったなあないけど、、


そのまま家に帰って、倒れるように寝た。

大人って、すごい。

今日は、衝撃と感動だらけで感情が渋滞するほど心が忙しかった

こんな経験をさせてくれた花見さんに本当に感謝です。


そして、ツイッター様様。

こんなに大人と関わるようになったのも、全部ツイッターからだし、ツイッターやブログをちゃんとやるようになったきっかけはTABIPPOの集客だし、本当に何がきっかけになるかわかんないなあ。


高校生のうちに生徒以外の立場から高校にいけて良かった。今日感じた感情たちはきっとこの先も忘れられないだろうなあと思うことばかり、すごい深い1日だった。

ありがとうございます!

花見さん、まほさん、竹田さん、そしてここまで読んでくれた方!!!

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