朗読bar

朗読barというのは、

 劇団突劇金魚のアトリエで行われている朗読のイベントです。

 アトリエがあるからこそ、だと思いますが、

 朗読のイベントをなんと週に二回、どころかそれ以上の回数やったりしています。まあアトリエといっても、普通の家の二階です。外から見ても、看板以外は普通の民家と代わりありません。靴を脱いで廊下を歩き狭い傾いた階段を上がっていきます。階段の上のドアを開けると、そこに変な空間が形成されています。この異空間感はなかなかすごい。押入れを開けたら宇宙がある、みたいな感じです。

 五人くらいが、ひとり十五分ほど朗読をします。
演者には、小劇場の役者が多いです。まあ私もその枠ですね。
朗読というと普通は作品とか作者の側面からのアプローチが
ほとんどですが、これは朗読者側からのアプローチという感じです。
落語とか講談みたいな、話芸の一種としての朗読の捉え方だと思います。

 前から出たいなと思っていたのですが、出演者の一般公募も始めたのでさっそく応募して稽古に参加しました。一回稽古に参加する、というのがその条件なのです。稽古というか、「手見せ」みたいな感じですね。

 ひとりの持ち時間が十五分くらいなので、
基本的には、【ほぼ百字小説】の朗読をやっていこうと思います。

 toi books の朗読会と並行して、
こちらもひとつの自分の表現の拠点として
定期的にやっていけたらいいなと思ってます。

 朗読barの名前の通り、お酒を飲みながら聴くことができます。
お酒の代金は料金に含まれていて、飲み放題です。まあ缶ビールとか
缶チューハイとかですが。
終わったらそのまま飲み会みたいになって、そこらに胡坐をかいて
演者もいっしょに飲んだりします。
そして、この突劇金魚のアトリエというのが、かなりの異空間です。
これを体験するだけでもけっこう価値があると思いますよ。

ちなみに、

このアトリエに行ったときに書いた【ほぼ百字小説】が、これ。

【ほぼ百字小説】(1688) 古い民家の二階に作られた空間。青い光とごぼごぼごぼという音に満たされているから、きっと水の底なのだろう。できれば沈んだままでいたいのだが、急な階段を降りる必要がある。まあ水底にトイレは作れないからな。

朗読bar

http://kinnngyo.com/lp/bar/

toi books

https://mailtotoibooks.wixsite.com/toibooks/event-fair


北野予約フォームは、こちら。

https://www.quartet-online.net/ticket/bar?m=0nhgadg

こちらから予約していただけると北野勇作が呼んだお客さん、ということになって北野勇作の顔が立ちます。

 ということで、いちど聴きにきてください。よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?