『玉と石の神話21』
「近く、御子たちに御目文字する機会があろう。さすれば、恐らくお前とトパーズならわかる。私が感じたことが…」
琥珀が片眉を顰めた。金剛の言葉に不吉な含みを感じたのだ。
「…なれば、その時を待つとしよう」
それでも、金剛を問い詰める事なく、更けゆく夜を見つめた。
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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