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2020年12月の記事一覧
〘新話de神話〙異聞でも何でもないやつ7
無理やり年内に、しかも神話部の企画のまとめ前に終わらせた『異聞・阿修羅王』でしたが、もう、妄想炸裂で大満足でござりまする_(_^_)_
だが、しかし──。
9ヶ月も書いてたとか……(←しかーも! 部長に言われて初めて気づいた)
序1・2話
本編32話
結1〜7+終
うん、全42話www
安定の長さw 妄想だけでここまでデタラメ書くかww まあ、いつものことです
〘異聞・阿修羅王/終序〙邂逅
※結7の続きです。
新たな季節のおとずれ。
花咲き乱れ、鳥がさえずる須彌山の春。須彌山の季節は、そのまま人界に反映される。
「おい、お前」
塀の隙間から邸内を覗いていた大柄な少年は、背後から突然かけられた声にびくりと反応した。
「そこで何をしている」
恐る恐る振り返り、少年の驚きはさらに強まることになった。
立っていたのは、少女と見紛う華奢な姿の少年。歳の頃は同じ
〘異聞・阿修羅王/結7〙弥勒の覚醒め
須彌山を包む光が
仄かになる頃
世界では日と月が
それぞれの場所で
姿を現すだろう
弥勒(みろく)の覚醒(めざ)めと共に
*
廊下の片隅で倒れていた乾闥婆(けんだっぱ)は、遠くの爆音で意識を取り戻した。
(……む……気を失っていたか。あれから如何ほど経っておる……?)
力を入れると、動けるようにはなっている。
「……くっ……」
とは言え、まだ身体の半分以上が目覚め
祝☆note神話部一周年記念座談会
※)ひどい出来とは言え、完全にすーさんに感化されてマスw
悠凜「あ、あ、あ~……本日は晴天なり! テステス! チェック・ワン・ツー! はい、マイクOKです!」
?1「……あいつ、何でマイクテスト全部言った?」
?2「さあ? 本人に訊いてみたらどうだ?」
?1「……いや、いい」
悠凜「さて、では、そろそろ始めますかね……本番、行きマース!」
■□▪▫■□▫(開幕)▪■□▪▫■□
〘異聞・阿修羅王/結6〙阿修羅と雅楽
もはや、何度目かわからぬほど繰り返された刃(やいば)の交わり。
だが、それは物理的な押し引きとは明らかに異なっていた。その場を支配していたのは、闘うことを主とした摩伽(まか)と須羅(しゅり)──二人が内に秘めた力の凌ぎ合いである。
「舎脂(しゃし)をここに連れて来るがいい……あれに須彌山(しゅみせん)の最期を見届けさせよ……!」
半眼とは言え、額の第三の眼(まなこ)が開いた
〘異聞・阿修羅王/結5〙よみがえる記憶
弥勒(みろく)の覚醒(めざ)め──遥か数億、数十億年過去に『入眠』した弥勒が、ついに覚醒めの時を迎えようとしている──その事実の意味するところを、本当に識っているのは須羅(しゅり)だけ、と言って良かった。
ただ、摩伽(まか)にとっては、到底、納得が行くものではない。
忉利天(とうりてん)を、須彌山(しゅみせん)を、統べる身でありながら、己は蚊帳の外にいたのだから、それも無理か
〘異聞・阿修羅王/結4〙刻限
須羅(しゅり)と剣を交えながらも、摩伽(まか)の脳裏からは須羅の言葉が離れなかった。だが、攻撃の速さはさらに増しており、思考に集中する暇(いとま)がない。
(おれが須彌山(しゅみせん)を……何故(なにゆえ)だ……! いや、おれに須彌山を破壊させんと、謀っているに違いない……!)
皮膚すれすれを過る風圧。
日輪刀からは灼熱を、月光刀からは凍気を感じ、触れれば切れるだけで済まな