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ねんねの話 −夜編−

もうすぐ3ヶ月になる息子は生後3週間から一人部屋のベッドに一人で寝ている。
夫の母国フランスでは普通のことで、早い段階で子供を一人で寝かせる家庭が多い。
義姉の子育てを間近で見ていた私は小さいうちからひとりぼっちで寝かせることが当たり前なのかと思っていた。
しかし、私たちの住むスペインをはじめ、日本の友達に聞くとみんな添い寝をしている家庭が多いよう。

どちらが正しいということはないのでパートナーと話し合って添い寝をするか別々の部屋で寝るかを決めればいいと思う。
私の場合は、隣に息子が寝ていると安眠できないので一人で寝てもらうことにした。
とは言っても生後3週間になるまでは1時間半〜3時間に1回の授乳だったので、
「起きて隣の部屋まで行き授乳をしてベッドに戻す」
という作業をすることが億劫過ぎて同じベッドで寝ていた。

ベッドデビュー
はじめてベッドで寝かせようとした生後3週間の頃は人肌恋しいのか泣き止まず、ぐずることも増えた。
そこでベッドを買ってからはじめの10日間は昼寝だけベッドでさせるようにしてみた。
はじめは30分、いつもならもっと長く寝てくれるのにすぐ起きる。
でも根気よく続けてみると、1時間、2時間と寝れる時間が増えていった。
今では寝かしつけの必要すら殆どなくなった。

無知の私たち夫婦が息子を寝かせる中で学んだことをシェア!

『一人ねんねが確立するまでの学び』

・とにかく無理はさせない!
早い段階でベッドに慣れさせるべき。と散々義母に言われた出産当初。
ベッドに置くと泣き叫んでいたけれど15ー20分ほど放っておけば泣き止むと言われ、ネットでもそのような記事を見つけたので実践。
しかし、、、15分ギャン泣きさせても全く泣き止まないしむしろブチギレモード。だんだん可哀想になってくるほど大きな声で泣くのでその手法はやめた。

・できたらいいね。スタンスでいる
全くベッドで寝たがらない日だってもちろんあるし、寝るまでぐずってぐずってずっと抱っこしていないとどうにもならない日もある。
そんな時は、今日はご機嫌斜めなのね〜と親が先に気持ちを切り替えることに専念。
毎日じゃなくてもベッドで寝れたらラッキーだね、くらい軽く考えることに。
別に頑張らなくてはいけないことではないし、赤ちゃんの性格もあるのだから
「できたらいいね」くらいの軽い気持ちでいることが精神的にも楽。

・ルティーンを決める
日中は予定もろもろでなかなか予定が立てにくいけれど夜の大体のルティーンは決めてあげる。

ーうちの場合ー
20:30-21:00の間:授乳タイム
21:30頃:お風呂で遊ぶ
22:00までにお風呂から出てパジャマを着せる。部屋を暗めにしてもう一度授乳して22:30にはベッドに寝かせる。

これをほぼ毎日行なっている。
(来客がある時はお風呂に入れないこともあるし時間が大幅にずれることもある)

お風呂は大体15分。
私か夫が一緒に入る時もあればスイマーバを使って一人で遊ばせることもある。
湯船にお湯を浅くためて仰向けにし、一人で遊ばせることもある。(この方法がうちの息子は大好きで手足をバタバタさせて楽しそうに遊ぶ)
息子は水中分娩で生まれたからなのか水が大好きで、お風呂から出すとまだ遊んでいたいと怒るように泣くことが多い。
疲れ切っている時や、温度がちょうどよく体がポカポカしている時は泣かない。


・部屋をなるべく暗くする
光に敏感なので、授乳の時から少し部屋を暗くする。
ベッドがある部屋は真っ暗にする。
お風呂後の2回目授乳では寝落ちする時もあれば、お目目ぱっちりで全然寝る気配がない時もあるけれど暗い部屋のベッドにおけば大体寝てくれる。


・臨機応変に対応する
起きていても寝る時間になったら「おやすみ、また明日ね〜」と言って、とりあえずベッドに置く。
ぐずり始めて寝ない時は自分たちのベッドに連れてきて寝かせてからベッドに連れて行ったり、そのまま朝まで一緒に寝たり、赤ちゃんではなく自分の都合に合わせて対応する。


・長時間寝れたら褒めちぎる
5時間、6時間と寝てくれる時間が増えるたびにとりあえず褒める。
最近は10時間寝てくれるようになり、起きても泣かずに部屋で待っていることが多い。
そんな時は「おはよう」と迎えに行ってから「よくできたね〜、たくさん寝てお利口だったね〜」と褒めちぎるようにしている。


はじめは30分もいられなかったベッドで気がつけば朝まで一度も起きずに寝てくれる今日この頃。
私たち夫婦も安眠ができて機嫌がいいし、息子も朝は割とすっきりとした表情で日中ぐずることはほとんどない。

これからもゆるく、無理せず私たちのペース、息子のペースでセルフねんねを続けていければと思う。


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