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MVPになったら話したかったこと。


MVPになったら話したかった事。

皆さんこんにちは、noteではお久しぶりです。魚谷侑未です。
本当はどこかに登壇したきっかけて話したかったのですが、Mリーグの全試合が終わったタイミングだとまた話したい事が変わってるかもしれないのでnoteに書かせて頂きます。

Mリーグレギュラーシーズンが終わり、セガサミーフェニックスは首位通過・個人としてはMVP・最高打点賞を頂くことが出来ました!
チームメイトの近藤誠一プロは、ラス回避率一位。という事で、チームで個人賞独占する事が出来ました。

これはとても光栄な事であり、本当に嬉しいです。
ここまで応援して下さった皆様、ありがとうございました。

MVPの事。

今シーズンでは、終盤に役満を二回アガるなど幸運な出来事もたくさんありました。
恵まれる展開も多く、ツキもあったと思います。
それでも、こうして結果としてMVPを獲得出来た事はとても誇らしく有り難い事です。
昨シーズンの開幕前に「麻雀に性差がない事を証明します」なんて偉そうに言ったものの、成績は奮わず、チームも予選敗退。
応援してくれていたたくさんの方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
負けてから1年間、自分なりに照準を定めて、ベストなバランスを探して模索してきました。
それと同時に、去年抱えていたプレッシャーを捨て「自分の麻雀を精一杯打とう」と今シーズンは自分の麻雀を貫いてきました。
結果が出たのはたまたまかもしれませんが、やっと周りの皆さんに少しだけ恩返しが出来たような気がします。

今回の結果を受けたからと言って、自分が麻雀が強いという証明にはなっていないかもしれません。それだけたくさんの運があったと思います。
しかし、この結果から私の伝えたいことがあります。「麻雀は男女関係なく、また年齢も関係なく活躍の場が持てる」というです。
これを、少しでも多くの方に伝えられたらいいなと思います。
これから麻雀を真剣に始めたいけど悩んでいる人へ。そんなメッセージを送りたいです。

監督・チームメイトの支え

私が94400点のトップを引いた日、チームメイトの近藤誠一プロが今期初のラスを引いてしまいました。

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その時点で私は個人順位は2位、近藤さんは3位でした。
この時、私がチーム内で一番MVPが見える位置ではあるとは言え、確定したわけではありません。
正直、ここまでトントン拍子で来すぎていたので、これ以上加点していく自信はありませんでした。
これからのチームの方針を決める時
「私はチームにMVPを持ち帰りたいです。誠一さんと二人でMVPを目指したいです」
と、伝えました。近藤さんもMVPという名誉ある賞が欲しくないわけありません。

しかし、監督と近藤さんの話し合いの結果、近藤さんはラス回避率の賞を確実に取る。MVPは私がフェニックスに持ち帰る。という戦略を取ることになりました。
近藤さんが、私に全てを託してくれたんだと思いました。
「魚谷、あとは任せたからな」と、近藤さんの信頼してくれている気持ちを感じました。

「私は絶対にMVPをチームに持ち帰らなきゃダメだ。誠一さんの想いも背負ったんだ」
そう強く思いました。


最終日

レギュラーシーズン最終日、個人1位で迎えましたが、対戦相手はドリブンズ。現在2位の村上さんもいます。ポイント差はトップ一回でひっくり返ります。
この日、出場するかどうかは監督と話し合って決めました。
一戦目、村上さんがトップなら最終戦トップ条件で私が出場。それ以外はチームメイトに託そうと。

結果は、茅森さん・和久津さんで村上さんを抑え込んでくれました。
最終日はチームメイトを信じ、チームメイトのおかげで取れたMVPです。

和久津さんは、レギュラーシーズン最終戦というたくさんの人の想いを背負った対局で辛かったと思います。
「おめでとう、ありがとう」と言って、泣いてる和久津さんと抱き合いました。

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セミファイナル・ファイナルに向けて

ここまで応援して下さった皆様、並びにいつも支えて下さるチーム関係者の皆様のおかげで、セミファイナルも素晴らしい舞台で戦わせて頂けます。
私がMVPになれたのは私一人の力ではありません。チームメイト・チーム関係者の皆様が支えてくれて、監督が私を信じて起用し続けてくれたからです。

皆さんへの恩返しは「チーム優勝」という結果でお返ししたいと強く思っています。
この後も、私に出来ることを精一杯全力で、そして観てる皆様に楽しんで貰えるよう、麻雀プロとして戦い続けたいと思います。


長い文章となりましたが、ここまで読んで下さった皆様本当にありがとうございました!!

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