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言葉と山と映画が好きです。 普段はヨガをお伝えしたり、ヨガインストラクターを輩出してお…

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言葉と山と映画が好きです。 普段はヨガをお伝えしたり、ヨガインストラクターを輩出しております。 自分で自分をほっこりさせてあげられる術を沢山持っていたいと思います。 それが本であり映画であり自然でありヨガだったりします。

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美術の物語

美術の正史で、20世紀後半の視覚文化の基礎になったとも言える、 E.Hゴンブリッチの『美術の物語』 この本を今日はご紹介したいと思います。 その前に思い出話を少しだけ。 私が最初に好きになった画家はモネでした。モネの絵が好きになり、モネに関する書物を読むうちにモネの思考や人生が好きになりました。 モネは物体と水流との間に水というフィルターをいかに張るかを研究し続けていた画家なのではないでしょう。 そしてそのレイヤーを更に研究し続けてきたのが、ドイツの画家であるリヒターなの

    • 気持ちのいいお産

      私はいつか出産できるのなら助産院でと胸に決めていました。 助産院とは、助産師のみで運営されている場所で、医師が行う医療行為の一切をできません。例えば陣痛促進剤の使用や会陰切開、麻酔分娩などがそれにあたります。なので"自力で産むこと"をそばでサポートし見守ってもらう出産と言えるでしょう。出産の形としてまだまだ全体の1%ほどの助産院での出産。そうした出産を通してしか知れないこと、受け取れないことがあるのではないかと考えながら、半ば自分への挑戦でもありました。 そこで見つけた素晴

      • 自分を縛る不自由を脱ぎ捨てる方法

        それは、自分の物の見方を変えてゆくということ。 心の底から感じる豊かさとは。 自分本来の夢や願いはなんでしょう。 もし仮に、本来あるべき本当の自分に戻れたとしましょう。 とても心地よく、常に優しさで溢れているかもしれない。 ですが、 目の前の世界は何も変わらずそのままそこになります。 そう何も世界は変わらないのです。 変わるのは、 自分の世界に対する見方だけ。 普段世界をどう見ているのでしょうか? これは正しい、これは正しくない これは善い、これは悪い これは好き

        • 日常に瞑想を

          瞑想を学びながら日常に活かすことで、 まずは自分の心の器が広く大きくなり自由になってゆきます。 そして、その先に周りとの調和が生まれてゆくことがとても心地よいのです。 最初私たちは、瞑想を始めたり学びを深めたいと感じるとき、 自分の中に問題を抱えていたり、自分の心を持て余していたり、仕事の質を上げたい、であったり、少なからず自分に矢印が向いていることが多いのではないでしょうか。 それでいいと思うのです。 瞑想を深めると言うことは、 自分の本当の幸せに気づくことであり、 自

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        美術の物語

          ヤン・シュヴァンクマイエルの映画

          チェコを代表するアニメーション作家ヤンシュヴァンクマイエルについて書きたいと思います。 最後のシュルレアリストと呼ばれることもあるくらいの方。 実にシュールで少しグロテスクな作品が多いのです。 作品制作もとても面白く、実写もアニメにおいてもCGは使用せず、全てストップモーションで作品を作っています。 実写とアニメーションの間。 その作品の中でもおすすめな2つを挙げさせていただきます。 1つ目は前回の記事でも取り上げました、 『サヴァイヴィングライフー夢は第二の人生ー』

          ヤン・シュヴァンクマイエルの映画

          「根っこ」があれば、何があっても大丈夫。

          人間の根っことは何でしょうか。 仕事でもお金でも人間関係でもありません。 いのちのつながりへの気づきと、感謝の気持ち。 そこに安らいでいれば、何があっても大丈夫です。 人間の根っことは、「こころ」のこと。 それも何かを感じる「心」ではなく、 何を思って生きようとしているか、という「意(こころ)」のことです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 94歳の鞍馬寺貫主である信樂香仁さん「すべておまかせ」という本からの一節です。 とても素敵な言葉

          「根っこ」があれば、何があっても大丈夫。

          世界はただそこにあるだけ

          これなしでは、いられない。と、物事や人の良い面ばかりみて執着しすぎてしまったり、 これがあっては、いられない。 と、物事や人の嫌な部分しか見えず嫌がって嫌悪してしまったり、 大切なのは、そうした感情は 凄く凄く自然なことで、 小さくも大きくも 毎日起きている波だということ。 そんなときは、それらの感情を否定するでも閉め出すでもなく。 じっくり向き合い、 必要以上に欲張らないで 必要以上に嫌がらない方が 自分が楽ちんだということに気付くこと。 というより 自分の楽ち

          世界はただそこにあるだけ

          夢と現実や時間感覚に関する映画

          いつも決まって出発地点は、昔数年通っていた仙台の小学校からだ。その風景に放り込まれた瞬間私は飛べることを確信する。校舎から校門へと続く低い四段程の階段を降りながら、だんだんと身体を前のめりに倒してゆき、地面ギリギリのところでスーッと身体が地面と並行に浮くのを感じる。そこからだんだんとスピードを上げて校門を出て、一気に宙まで上がるのである。空を縦横無尽にくるくる回ったり、平泳する様に寝そべってみたり。時折本当に高くまで行き過ぎて初めて怖さを感じると同時にそれが夢であることも分か

          夢と現実や時間感覚に関する映画

          愛するということ

          今では私のバイブルのように大切な本のご紹介をしてみます。 ドイツの社会心理学者のエーリッヒフロムの『愛するということ』 その中の大好きな言葉で、 『愛においては、二人が一人になり、 しかも二人であり続けるというパラドックスが起きる』 というものがあります。 1人きりでいられるということは、人を愛する為の必要条件である。 (ステータスや金銭、世間体的にも) あなたが必要だから、あなたを愛する。 そうではなく、シンプルに、 あなたを愛しているから、あなたが必要。と言い続

          愛するということ