地中海の食事をするとうつ病のリスクが低くなる研究の話
⇩参考文献
①前書き
皆さんは、どんな食事をとっていますか？
毎日、ちゃんと体にいい食事をとっていますか？
（なんかお母さんが言う言葉ですね）
体に悪い食べ物としては超加工食品や
精製されたお米、パンなど体に悪い食べ物はいっぱいありますが
体にいい食べ物も山ほどあり、どれを食べたらいいのか迷いますよね。
今回は、実は地中海の食事が体に良く、メンタルの不調も改善してくれるかもしれないという研究について紹介したいと思います。
②地中海の食事とはどんな食事なのか？
地中海の食事は、イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理のことで、以下のような共通の特性があります。
①果物や野菜を豊富に使用する。
②乳製品や肉よりも魚を多く使う。
③オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う。
④食事と一緒に適量の赤ワインを飲む
つまり、穀物や野菜が多く、魚がメインの料理です。
これらの食べ物には多くのポリフェノールやオメガ３と呼ばれる良質な脂肪酸が含まれており、健康にいいとされています。
③地中海の食事をするとうつ病になりにくいという研究
2013年に行われた研究でうつ病になっていない65歳以上のアメリカ人6158人とランダムに選ばれた65歳以上のアメリカ人9614人を対象に約7年間地中海ベースの食事をとってもらい、定期的にうつ病の症状があるのかどうかを調査することで、地中海の食事をすることでうつ病の症状がどれくらい改善されるのかを比較しました。
この研究の結果、うつ病の症状がなかったアメリカ人と比較して
うつ病のリスクがなんと年間で98.6％も低くなるといった結果が出ました。
つまり、地中海の食べ物は健康だけでなく、うつ病に対しても
効果があるということです。
④最後に
日本の食事は元々、穀物や魚が多く健康にいい食生活をしていました。
だから、昔の日本人でうつ病になることはあまりありませんでした。
しかし、第2次世界大戦後、様々な国の料理が日本に入ってきて
ハンバーガーやフライドチキン、菓子パンなど
おいしくて体に悪い食べ物を私たちは食べるようになりました。
その結果、日本のうつ病になる人の数は年々増加しています。
皆さんもぜひ魚や野菜、穀物などの穀物などの料理をメインにして
健康にいい食事をとりましょう。
⇩今回紹介した内容は以下の本に書かれており、科学的に根拠のある
情報が乗っていますので、より詳しい内容はこちらの本を参考にしてください
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