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明日やろうはバカヤロウ~肘骨折日記01

左肘、骨折しました。本日4日目。
だいぶ落ち着いたので、今日から骨折日記なるものを書いてみようかと。
どこまで書けるかわかりませんが(利き手とは言え、片手で入力するの案外しんどい。スマホは画面小さくて長文書けないBBA)、まず声を大にして言いたい。

一人暮らしは腕骨折したらダメ、絶対!!

実は一昨年の晩秋に左膝にヒビ入れちゃって、最初に1ヶ月はひとりで四苦八苦したんですよ。しんどーーーーって毎日思ってたけど、比べ物にならない。片腕封印されるより全然マシだった。膝曲げられないけど、両手は使えるから、できないことはほぼなかった。うちの車がMT車なので運転できなかったことくらい。料理洗濯はできたし、掃除は立ってできることならできたし、ごみ捨てだって楽勝だった。仕事は、最初の2ヶ月は打合せくらいだったのでまあなんとかなり、その後は現場に出たら支障あったけど……。ギプスは取れてたけど、上手に動けなかったから。座ってる分には無問題。手が自由だったもん。

過去の振り返りはこれくらいにして、ひとり暮らしで片腕封印されたら何が困るか、何があったらいいか、記録します。

まずは、骨折の経緯

端的に言うと、階段から落ちました。
出勤しようと団地の共用階段を降りてるときに、多分、パンツの裾がスニーカーに絡んで明日がロックされて、落ちる選択をした、と。
とっさに、手すりを掴んで留まろうかと思いました。まって、手すり掴んだまま落下に逆らえなかったら? 上腕を螺旋骨折する可能性大。それは避けたい。現状、転落の放物線に乗ってるとしか思えんくない??――で、そのまま落ちたわけです。PCは入ってるけど、大きめのリュックを抱えてたから胴体は守れる。壁に頭をぶつけないように首曲げとけ。体勢的に左の脛と前腕が犠牲になるけど、関節でなければ、最悪折れてもマシなのでは――

一瞬の間にこれだけ考えて、落ちたんです。考えたんですが。
ま、読みが甘かったですね。落ちた直後、しばらく動けなかったので、前腕か脛、もしくは両方が重症かも→痛いけど歩いて響くとこがないから脛は酷い打撲だな→てことは、腕か。で、一旦家に戻って、脛と腕に保冷剤を当てて、歩いて行ける総合病院に電話して、診てもらうことになりました。負傷時にお世話になっている整形外科クリニックも地元にあるのですが、この日は運悪く休診日でした。
で、診察してもらって、レントゲンだけではわからず、MRIまでやってわかったのが――肘骨折。しかも悪化したら(これ以上砕けたら)手術コースだって。マジかー。
前回の骨折後に受検して、骨密度が低いって知ってたよ。骨折に気をつけろって、主治医・MU先生に言われてたよ……でも、肘も守ったつもりだったのに。及ばず……。
時間が経つにつれて、肘の上まで痛みが出てきて、動かし方によって肘に激痛が走ったから薄々は察してた。時々ねじれるような感覚が走って痙攣したのはなんだったんだろう? 訊く余裕なかったな。
それと、血管が収縮する感覚もあった。あれは出血の影響? それとも炎症対応で組織液も集合したからか?

痛みは強まるものの、少しずつ冷静になっていくものですね。直後は客観視できていても、やっぱり穏やかじゃない。検査の順番を待ちながら、「ロンT、着替えとけばよかったかな。腕痛くて脱ぐの大変じゃん」だの、「職場に経過報告しなきゃ(直後に行けない旨連絡済み)」だの、ボーッとしながらも波のように考えが浮かびます。
そうそう。レントゲンで映らない骨折を幽霊骨折って言うんですって。オカルティックなんとか。って、ググったら、幽霊骨折は通称っぽい? 正確には不顕性骨折なんですね。もしくはオカルト骨折。診てくださったMT先生は「幽霊骨折はオレが見つける!」をキャッチコピーにしてほしいくらい、幽霊骨折診断に力を入れている方。腕の痛がり様で骨折を疑い、しっかり検査してくださって、特定できました。
でもね、先生。私、見えない骨折のこと、知ってた。膝の骨折の時が当にそれで。最初にかかった都内有名整形外科病院ではレントゲンに何も映らず、結果、立てないくらい痛いのに映ってないから骨に異常なしと診断されました。が、痛みが一向に引かないので、主治医のMU先生に再度診ていただいて縦に走るヒビが発見されたという経験をしていましたので。
レントゲンだけで骨折が見つからない理由はいくつかあるみたいですね。骨が折れても出血するので、その量が多すぎて隠されたとか、角度によって映りにくいところが折れてたとか。それを特定するには、患者さんの痛がり方とか、脚なら歩けないとか、現れてる症状から複合的に判断していくのが、整形外科先生の腕に見せ所なんですね。そういう意味で、飛び込みにも関わらず、MT先生に出会えたのはラッキーでした。
主治医先生が休診だったのも結果オーライ。MU先生は開業医で、CT検査までしかできません。MRIが必要なときは、隣市にあるMRI専門病院に行くことになるので、総合病院でがっつり検査できたこともよかった。総合病院のMT先生、常駐の先生じゃなかったんですよ。診断が出て、打ち明けられました。次に診てもらえるのが2週間先ということで、主治医先生のところに転院させてもらうことになりました。これもワタシ的にはいい流れ!

よかった探し?

私、四緑木星なんですね。なので八方塞がりの年回り。さらに、お正月のおみくじが、いいことないない尽くしの凶だったし、今年は基本底辺なのだ、と。ということは、良くないことが起きてもしょうがないし、「この程度でよかったじゃん」とポジティブに捉えて乗り切っていこう! と思っておりまして。だから、ことごとくラッキーな方に転じていると受け止められたと言いますか。
懸念もあるけれど、現状ならギプス固定で行けるというのも、最悪よりはマシですもの。この程度で済んでよかった。
診察後にもおまけのいいこともありました。この病院では送迎バスがあるのですが、なんと、歩いて5分以内の我が家まで送ってくださったのです! 17時を過ぎていてほとんど患者さんがいない時間帯だったことが大きいでしょうけれど、配車担当の方が、腕を吊り足を引きずっているのを見て声をかけてくださいました。これも本当にありがたかった。地獄に仏と言うけれど、この日は仏様が辻ごとにいて救われたと言っても過言ではない――

いいこともたくさんありました。が、私は自分に言いたい。

明日やろうはバカヤロウ

「明日やればいいか」で先延ばしにしていたことがいくつかあったんです。母の誕生日プレゼントを縫うとか、トイレ掃除とか、些細だけどチリツモになりがちなことがいくつか。その大半は片手ではどうにもならなかったり、やれても時間がかかりすぎることばかり。さっさとやっとけよ、思い立った時にさあ。もしかして……今回のことは、なにかとついつい先延ばしにしがちな私にお灸をすえる的骨折なの……? 痛い目見ないとわからないようだな、的な?
いい年して何言ってんだって話ですが、病院の待合室に座っていて浮かんできたのがこれでした。
――老い先短いんだから、生き急ぐ勢いで物事やってけよ、思い立ったが吉日を胸に刻めよ、日々励めよ――

はい。胸に刻みます。

って、ここまでで充分長いな……
次回「人間ってすごい」に続く!

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