才能は全員に必ずあるが、自分が望んだ才能が自分にあるわけではない

エクストリーム起業に必要な才能、というと、正直「どんなビジネスを立ち上げるか」によって千差万別すぎてなんともいえません。

いえませんが、才能については個人的にひとつの考察があります。

まず、才能がない人は一人もいないということです。それとその才能は自分が望んだものではない可能性が大いにあるということです。

ピアノのコンクールで賞をとりまくるとか、数ヶ国語ぺらぺらだとか、パッと見てわかるような才能というのは実は少ないです。やたらと値切り交渉がうまいとかクレームを見事に電話一本で鎮めてしまうとかという部分的な才能や、オフィスの備品管理が完璧で足りないものがなく必要なものが絶妙なタイミングで届けられる発注をつかんでいるというのも、些細なこととして評価されにくいのですが実に大きな才能です。でもなかなか人目につきにくいし、それが才能だなんて思うこともないでしょう。
でもそれらはれっきとした才能です。欲しいと思っても手に入らない才能です。

あるいは、自分どころか周りの人も気付けない才能というのもあると思うのです。
たとえばちょっと治安の悪い地域にあるコンビニでレジ担当の子がニコニコ笑っていることで、その地域の犯罪率を極端に下げているという事だってありえると思うのです。
でも、なかなか証明しにくい事です。
発作的に傷害罪を起こしてしまうような精神状態にあった人が、タバコを買うときにレジでなんとなく笑顔を見ていたら落ち着いたとか、ないとはいえない。そして結果的にその地域の犯罪率がぐっと下がったなんてことも、可能性は十分にある。でもそれが「レジの子の突出した才能」だとは誰もわからない。

つまり、才能とは自分でも気付けないし周りの人だって気付けない可能性があるということです。才能がないなんて思っている人も、実はものすごい才能があるのかもしれない。

エクストリーム起業では、そういう可能性を残さず拾っていきます。だって、持てる資産は大変に少ないのですから、今ある能力のほかに何か自分にものすごい才能があったら儲けものじゃないですか。(そして、いろいろやっていくと、どうでもいいとおもっていたことがものすごい役立つ才能だったと気付く事がままあります)

才能がないといってあきらめ気分になっている人は、「自分が欲しい才能が自分にあるわけではない」という悲しい現実を受け入れる勇気と同時に「誰も気付けない才能が自分にはある」と思うようになるといい。

そして、その見えない才能の存在は、あなた以外の人も全員が持っているのです。「使えない」と思っていた人が、もしかしたらそれをあなたのエクストリーム起業に役立ててくれるかもしれません。

だから、絶対に誰も「使えない」なんて言って切り捨てないこと。
もちろん自分の才能についても、切り捨てないこと。
たとえ気づけなかったとしても、切り捨ててはいけないのです。

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つよく生きていきたい。